HiKOKIバッテリーの種類・互換性・選び方

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【2026年版】HiKOKIバッテリーの種類・互換性・選び方を解説_マルチボルト・T-PWR・Bluetooth・18V・14.4V・10.8V・7.2V・3.6V_BSL36A18X,BSL36A18BX,BSL36B18X,BSL36B18BX,BSL3640MVT,BSL3640MVBT,BSL1820M,BSL1840M,BSL1250MT,BSL1250MBT,BCL320,BCL350T

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HiKOKI(ハイコーキ)の電池は、使う本体の電圧ごとに系統があります。2026年10月時点でHiKOKIの電池一覧に単品で載っているのは、マルチボルト(36V/18V)・18V・10.8V・3.6Vの電池で、14.4Vと7.2Vの電池は本体セットに付属しています。なかでもマルチボルトは、1本で36V機にも18V機にも使える電池です。

この記事では、手持ちのHiKOKIの本体にどの電池と充電器が使えるかを確かめ、次に買う電池を決めるための情報を、公式の仕様と互換表(2026年7月現在)をもとにまとめました。写真は手持ちのHiKOKIの電池です。

マキタの電池と、リチウムイオン電池の基本的な扱いは、マキタバッテリーの種類・互換性・選び方で紹介しています。

HiKOKIの10.8V・14.4V・18V・マルチボルトの電池を横に並べた写真

HiKOKIバッテリーのラインナップ(25品番)

単品の電池と、本体セットやスターターキットに付いてくる電池を、電圧ごとに1つの表にまとめました。

品番電圧・容量出力質量Bluetooth標準小売価格
(税別)
買い方
マルチボルト(36V/18V)
BSL36A18X36V 2.5Ah/
18V 5.0Ah
1,080W740g-27,300円単品
BSL36A18BX36V 2.5Ah/
18V 5.0Ah
1,080W740gあり30,100円単品/スターターキットUC18YDML(2XSZ)・UC18YDML(S)(2XSZ)に2個
BSL36B18X36V 4.0Ah/
18V 8.0Ah
1,440W1,020g-31,200円単品
BSL36B18BX36V 4.0Ah/
18V 8.0Ah
1,440W1,020gあり34,200円単品
マルチボルト(T-PWR)
BSL3640MVT36V 4.0Ah/
18V 8.0Ah
2,160W980g-33,000円単品
BSL3640MVBT36V 4.0Ah/
18V 8.0Ah
2,160W980gあり35,900円単品
BSL3650MVT36V 5.0Ah/
18V 10.0Ah
2,160W960g-36,000円2026年秋発売予定
BSL3650MVBT36V 5.0Ah/
18V 10.0Ah
2,160W960gあり39,100円2027年春発売予定
18V
BSL1820M18V 2.0Ah360W380g-15,800円単品/スターターキットUC18YFSL(B)
BSL1840M18V 4.0Ah720W560g-20,000円単品/スターターキットUC18YFSL(L)
BSL181518V 1.5Ah---単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(FDS18DGLなど)
14.4V
BSL146014.4V 6.0Ah---単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(DS14DBSL(2LYPK)など)
BSL143014.4V 3.0Ah---単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(N14DSL)
BSL142014.4V 2.0Ah---単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(FWH14DF・FDS14DFなど)
10.8V(スライド式 BSL12XX)
BSL1250MT
(T-PWR)
10.8V 5.0Ah640W330g-14,800円単品/スターターキットUC18YDML(S)(2J)に2個
BSL1250MBT
(T-PWR)
10.8V 5.0Ah640W330gあり17,000円単品
BSL1240M10.8V 4.0Ah430W--単品の価格の
記載なし
スターターキットUC18YDML(2L)に2個/本体セットに付属(C1205DA(2LSP)など)
BSL1220M10.8V 2.0Ah---単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(WH12DA・DS12DA・FWH12DALなど)
BSL121510.8V 1.5Ah---単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(R12DB)
10.8V(BCL10XX)
BCL1030C10.8V 3.0Ah---10,000円
(本体ページに単品価格あり)
本体セットに付属(DS10DAL(2LMSK)・WH10DCL(LMSK))
BCL101510.8V 1.5Ah---単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(FWH10DCL(LCS))
7.2V
BCL7157.2V 1.5Ah---7,000円
(本体ページに単品価格あり)
本体セットに付属(FWH7DL(LCSK))
3.6V
BCL350T
(T-PWR)
3.6V 5.0Ah180W120g-8,400円単品/WH3DAのセットに付属
BCL3203.6V 2.0Ah72W80g-5,800円単品
EBM3153.6V 1.5Ah72W--単品の価格の
記載なし
本体セットに付属(DB3DL2(2LCSK)・FDB3DL2)

※価格はメーカーの標準小売価格(税別・2026年10月時点)です。販売店での実際の価格とは異なります。
※「本体セットに付属」のかっこ内の本体名は例です。出力・質量の「-」は、公式に記載の無い項目です。Bluetoothの欄は、Bluetooth付きの電池だけを「あり」としています。

25品番のうち、HiKOKIの電池一覧に単品で載っているのは14品番。残りの11品番は本体セットやスターターキットに付いてくる電池で、BCL1030CとBCL715の2品番は、本体のページに単品の価格が載っています。

マルチボルトだけ容量が2つ並んでいるのは、36Vの本体で使うときと18Vの本体で使うときで表示が違うためです。Bluetooth付きの電池は、品番の末尾がBX・MVBT・MBTです。Bluetoothの有無以外は、容量・出力・質量とも末尾がX・MVT・MTの電池と同じ値になります。

BSL1215とBSL1240Mの底面のラベル

手持ちの本体に使える電池(互換性)

本体の電圧使える電池使えない電池
36V
(マルチボルト製品)
マルチボルト(BSL36A18X/BX・BSL36B18X/BX)、T-PWRのマルチボルト(BSL3640MVT/MVBTなど)※ 18V(BSL18XX)、14.4V(BSL14XX)、マルチボルトより前の36V(BSL3620・BSL3625・BSL3626・BSL3660)
18V製品 18V(BSL18XX)、マルチボルト、T-PWRのマルチボルト※ 14.4V(BSL14XX)※、マルチボルトより前の36V
14.4V製品 14.4V(BSL14XX) 18V、マルチボルト
10.8V製品 スライド式のBSL12XX(BSL1250MT/MBT※・BSL1240M・BSL1220M・BSL1215)。BCL10XXの機種はBCL1030C・BCL1015 この表では特定できない(本体ページの「使用可能蓄電池」に載っている電池を使う)
7.2V製品 BCL715 この表では特定できない(ほかの電圧の電池との互換の記載なし)
3.6V製品 BCL350T・BCL320・EBM315のうち、本体ページに載っている電池(WH3DAはBCL350Tだけ) WH3DAにはBCL320・EBM315が使えない。ほかの本体は本体ページで確かめる

※一部の製品に例外があります。

36V・18V・14.4Vは公式の互換表(2026年7月現在)、10.8V・7.2V・3.6Vは本体ページの「使用可能蓄電池」の記載によるもので、※の例外はこのあと電圧ごとに挙げていきます。

36V(マルチボルト)製品:使えるのはマルチボルトの電池だけ

36V(マルチボルト)製品に使えるのは、T-PWRを含むマルチボルトの電池だけで、18V(BSL18XX)と14.4V(BSL14XX)の電池は使えません。マルチボルトより前の36V電池(BSL3620・BSL3625・BSL3626・BSL3660)も、マルチボルトの36V製品には使えない電池です。

うちでレビューしている36V機では、インパクトドライバのWH36DD、ドライバドリルのDS36DC、ジグソーのCJ36DA、クリーナのR36DBがこの扱いになります。

互換表には、「新マルチボルトバッテリー対応表示あれば使用可」という印(◆)の付いた製品もあり、印があるのは主にBSL36B18X/BX・BSL3640MVT/MVBTの列です。対応しているかどうかは、付属のケースや梱包箱に「新マルチボルトバッテリー対応」のラベルが貼られているか、本体に印刷された製番の後に「X」があるかで見分けられます。

T-PWRのマルチボルトは、36V製品の中にも使えない機種があり、その一覧はT-PWRの節にまとめました。

18V製品:18Vとマルチボルトの電池が使える(一部の製品を除く)

18V製品には、18Vの電池(BSL18XX)と、T-PWRを含むマルチボルトの電池が使えます。WH18DC(インパクトドライバ)、DS18DC(ドライバドリル)、CJ18DA(ジグソー)、R18DC(クリーナ)などがこの扱いです。

例外になる18V製品は、互換表に製品名で載っています。

  • BSL1840Mが使えない:UR18DSDL・AW18DBL
  • BSL36B18X/BX・BSL3640MVT/MVBTが使えない:UF18DSAL・UR18DSDL・AW18DBL(UR18DSDLは、BSL36A18X/BXも◆の印)
  • T-PWRのマルチボルトが使えない:WHP18DA・G18DSL2・CL18DSLなど(全部の一覧はT-PWRの節)
  • ◆の印がある(BSL36B18X/BX・BSL3640MVT/MVBTの列):UB18DA・UB18DB・US18DA(見分け方は36V製品と同じ)

14.4Vの電池(BSL14XX)は、18V製品には原則使えません。ただし互換表では、CB18DBL(S)・UL18DBA/DC/DD/DE・UF18DA・UF18DSAL・UF18DSDL・UB18DG・UB18DH・UB18DE・UB18DF・UB18DGL・UB18DJL・UB18DA・UR18DA・UR18DSDL・US18DA・UP18DA・BSL18UA・RB18DC/(BCL)・C1805DB・CN18DSL・CE18DSL・CL18DSALの18V製品に、14.4Vの電池も使える印(●)が付いています。

18V 2.0AhのBSL1820Mを真横から見たところ

14.4V製品:使えるのは14.4Vの電池だけ

14.4V製品に使えるのは14.4Vの電池(BSL14XX)だけで、18Vとマルチボルトの電池は使えません。2026年10月時点のHiKOKIの電池一覧には、14.4Vの電池が単品として載っていません。BSL1460(6.0Ah)・BSL1430(3.0Ah)・BSL1420(2.0Ah)は、DS14DBSL(2LYPK)・N14DSL・FWH14DFなどの本体セットに付いてくる電池です。

充電は、充電器の節の表に載せたマルチボルト・18V用の9機種のどれでもできます。うちでレビューした14.4V機は、DS14DBSL(ドライバドリル)とFWH14DF(インパクトドライバ)です。

14.4V 2.0Ah(白帯)と6.0Ahの電池を真横から見たところ

10.8V製品:スライド式のBSL12XXと、別系統のBCL10XX

10.8Vの電池には、公式が「スライド式」と呼ぶBSL12XXシリーズ(BSL1250MT/MBT・BSL1240M・BSL1220M・BSL1215)と、別の充電器で充電するBCL10XX(BCL1030C・BCL1015)の2つの系統があります。

BSL12XXのうち、電池一覧に単品で載っているのはT-PWRのBSL1250MT/MBT。本体ごとに使える電池は、本体ページの「使用可能蓄電池」で確かめます。なお、BSL1250MT/MBTはG1210DA・FG1210DAには使えません。FDS12DAL・DS12DA(ドライバドリル)、WH12DA(インパクトドライバ)、CV12DB(マルチツール)は、BSL12XXの電池を使う機種です。

BCL1030CはDS10DAL・WH10DCL、BCL1015はFWH10DCLのセットに付く電池です。BSL12XXとBCL10XXを付け替えられるかどうかの公式な記載は見当たらないため、同じ10.8Vでも、本体ページの「使用可能蓄電池」に載っている品番から選びます。

10.8V 1.5Ahと4.0Ahの電池を真横から見たところ

3.6V・7.2V製品:本体ごとに使える電池を確かめる

3.6Vの電池は、単品のBCL350T(T-PWR・5.0Ah)とBCL320(2.0Ah)、本体セットに付くEBM315(1.5Ah)の3品番。ペンインパクトドライバのWH3DAに使えるのはBCL350Tだけで、BCL320とEBM315は使えません。ほかの3.6V製品で使える電池は、本体ページの「使用可能蓄電池」で確かめます。

3.6VのT-PWR電池BCL350T

7.2Vの電池は、インパクトドライバFWH7DL(LCSK)に付くBCL715(1.5Ah)。FWH7DLのページには、BCL715の単品の価格(7,000円)も載っています。ほかの電圧の電池との互換は、公式に記載がありません。

BCL715の端面のラベル

マルチボルト電池の特徴

マルチボルトの電池(Bluetoothなし)を真横から見たところ

1本で36V機にも18V機にも使える

マルチボルトの電池は、36V製品に付けると36V、18V製品に付けると18Vに自動で切り替わります。18Vの電池は36V製品に使えないため、36V機と18V機の両方に付けられるのはマルチボルトの電池だけ。充電も、18Vの電池と同じ充電器(UC18YDMLやUC18YKSLなど)でできます。

HiKOKI以外のメーカーにも、マルチボルトの電池で動く製品があります。「マルチボルトアライアンス」と呼ばれる取り組みで、2022年12月現在、電気チェーンブロックやバッテリ溶接機、消音湿式コアドリルなど16社のパートナー製品が対象です。HiKOKI以外の製品については、各社へお問い合わせください。

18V機しか持っていなくても、電池をマルチボルトにしておけば、あとで36V機を足したときに同じ電池を付けられます。
ode

36V時と18V時で、容量の表示が2つある

BSL36A18Xの容量は「36V時2.5Ah/18V時5.0Ah」、BSL36B18Xは「36V時4.0Ah/18V時8.0Ah」。Ahは容量の単位で、電圧と掛けると、電池にためておける電力量(Wh)の目安になります。BSL36A18Xは36V×2.5Ahでも18V×5.0Ahでも90Whで、18V製品で使っても、ためておける電力量は同じです。

18V製品で使うときは、BSL36A18Xは5.0Ah、BSL36B18Xは8.0Ahの電池になります。18Vの単品の電池はBSL1820M(2.0Ah)とBSL1840M(4.0Ah)の2品番なので、18V機で5.0Ahや8.0Ahの容量がほしい場合は、マルチボルトが候補になります。

BSL36A18Xの底面のラベル

電池の代わりにAC100Vやアダプタで36V機を使う(ET36A・W36-AD)

AC/DCアダプタのET36A(47,400円)は、マルチボルト対応の36V製品をAC100Vのコンセントで動かすためのアダプタで、18V製品には使えません。コードはアダプタからボックスまで5m、ボックスからプラグまで2mで、発電機でも使えます。

ET36Aのページの適応機種に載っているのは、RP3608DA・RP3608DB・CD3605DA・CR36DA・C3605DC・C3606DRA・C3607DRA・CH3656DA・RB36DAと、旧形の機種です。C3606DBやWH36DDのように一覧に無い機種で使えるかどうかは、公式の一覧からは分かりません。ディスクグラインダのG3610DA・G3610DB・G3613DA・G3613DB・G3618DAには、ブレーキの効きが悪くなるため使わないよう案内されています(2020年10月現在)。

バッテリアダプタのW36-AD(5,200円)は、電池の重さを気にせず作業するためのアダプタで、使えるのは36V製品だけ。使えない製品として、丸のこC3606DB、ドライバドリルDS36DC、振動ドライバドリルDV36DC、パイプソーCR36DYA、ディスクグラインダG3610DC/DD・G3613DC/DD・G3615DC、チェンソーCS3630DB・CS3635DB、かくはん機UM36DA、コンクリートバイブレータUV3628DA、鉄筋カットベンダVB3616DA、刈払機CG36DC((D)・(L)を含む)が挙がっています。電池を単独で使うときより高温になるため、温度保護回路が働くことがあります。

電池からスマホなどに給電するUSBアダプタは、マキタ・HiKOKI USBアダプタ全7機種比較とバッテリーでスマホを充電する方法の記事で比べました。

T-PWRの電池:出力が高く、使えない製品がある

T-PWRの10.8V電池BSL1250MT

T-PWR(ティーパワー)は、HiKOKIの高出力の電池です。丸のこで厚い材を切るような負荷の大きい作業では、メーカーの比較値が選ぶ材料になります。ただし、マルチボルトと10.8VのT-PWRには使えない製品の一覧があるため、まずは本体との対応を確かめてください。高出力のもとは「タブレスセル」という技術で、内部抵抗を低くした構造により、電池から工具に送れる電力が増え、過負荷にも強くなります。T-PWRの電池は、マルチボルトのBSL3640MVT/MVBTとBSL3650MVT/MVBT(発売予定)、10.8VのBSL1250MT/MBT、3.6VのBCL350T。

項目 HiKOKI
BSL36B18X
HiKOKI
BSL3640MVT
容量 36V時4.0Ah/
18V時8.0Ah
36V時4.0Ah/
18V時8.0Ah
出力 1,440W 2,160W
寸法
(全長×全幅×全高)
134×83×77mm 134×83×77mm
質量 1,020g 980g
標準小売価格
(税別)
31,200円 33,000円

同じ容量のBSL36B18Xと比べると、BSL3640MVTは寸法が同じで40g軽く、出力は1,440Wから2,160Wへ約1.5倍です。電池単品の価格の差は1,800円。

メーカーの比較では、40Aで連続して放電したときの稼働時間がBSL36B18X/BSL36B18の約2倍。また、36V丸のこC3606DBで米ツガ材(厚さ60mm×長さ300mm)を押付荷重60Nで切ったときの高負荷作業量(木材切断性能)は、BSL36B18BX/BSL36B18の約1.75倍です。高負荷作業量は厚さ60mmの材を丸のこで切る条件の値なので、36Vの丸のこで厚い材を切ることが多い場合に、BSL36B18Xと比べる材料になります。

BSL3640MVTより容量の大きいBSL3650MVT(36V時5.0Ah/18V時10.0Ah)と、Bluetooth付きのBSL3650MVBTは発売予定で、時期はBSL3650MVTが2026年秋、BSL3650MVBTが2027年春です。質量はBSL3640MVTより20g軽い960gで、価格はBSL3650MVTが36,000円(BSL3640MVTより3,000円高い)、BSL3650MVBTが39,100円。メーカーの比較では、出力2,160WはBSL36B18X/BXの1,440Wの約1.5倍、C3606DBでツガ材(厚さ60mm×長さ300mm)を押付荷重60Nで切ったときの高負荷作業量は、BSL36B18X/BXの約2.2倍です。BSL3640MVTの約1.75倍とは比較相手と材の書き方が違うため、単純に比較できない点には注意が必要です。充電時間は、UC18YDML(S)で約50分。

10.8VのBSL1250MT/MBT(5.0Ah・330g)は、出力640Wで、メーカーの比較ではBSL1240M(4.0Ah・430W)の約1.4倍。10.8V丸のこC1205DAで、DIYでよく使う木材のSPF材(厚さ38mm×長さ235mm)を押付荷重20Nで切ったときの作業量は、BSL1240Mの約2倍です。容量も4.0Ahと5.0Ahで違う電池どうしの比較になります。

3.6VのBCL350T(5.0Ah・120g)は出力180Wで、EBM315(1.5Ah・72W)の約2.5倍。ペンインパクトドライバWH3DAでナゲシビス(φ3.8×長さ22mm)をラワン材に締め付けたときの作業量では、EBM315の約4.6倍になります。WH3DAでEBM315は使えないため、この約4.6倍はメーカーが比較のために設けた条件での値です。なお、BCL350TはWH3DAのセットWH3DA(2JS)に2個付く電池です。

BSL36B18Xにも、UF18DSAL・UR18DSDL・AW18DBLのように使えない18V製品があります。T-PWRのマルチボルトでは、WHP18DA・G18DSL2・CL18DSLのようにBSL36B18Xなら使える製品も、使えない製品に加わります。

⚠️
T-PWRの電池が使えない製品
BSL3640MVT/MVBT・BSL3650MVT/MVBT(電池ページの「ご使用いただけない製品」。BSL3650MVT/MVBTは互換表(2026年7月現在)に列がまだありませんが、電池ページの一覧はBSL3640MVTと同じです)
● 使えない製品:AW18DBL、C18DYBL、C3605DC、C3605DYB、C3605DYC、CL18DSL、G18DSL2、N18DSL、UF18DSAL、UR18DSDL、WHP18DA
● 使えない製品(旧形):C18DBL、C3605DA、C3605DB、C3605DYA、CD18DBL、NP18DSAL、R18DSAL、UB18DEL、UL18DA、UL18DSL、UR18DSML
● 箱やケースに「新マルチボルトバッテリー対応」マークがあれば使える製品:CR36DYA、CS3630DB、CS3635DB、RP3608DA、RP3608DB、UB18DA、UB18DB、UM36DA、US18DA、UV3628DA、VB3616DA

BSL1250MT/MBT
● 使えない製品:G1210DA、FG1210DA

Bluetooth付きの電池(BX・MVBT・MBT):集じん機と無線で連動する

マルチボルトの電池2個を真横から見たところ(左はBluetoothなし、右は青い「Bluetooth」帯付き)

品番の末尾がBX・MVBT・MBTの電池はBluetoothに対応していて、集じん機と組み合わせると「無線連動」が使えます。無線連動は、電動工具のスイッチを入れると集じん機も動き、切ると止まる機能。集じん機とペアリング(登録)したあとは、電動工具側の操作だけで集じん機の運転・停止ができます。

Bluetooth付きの電池は、無線連動に対応した集じん機(RP3608DBなど)と組み合わせて使うための電池です。Bluetoothなしの電池との価格の差は、BSL36A18BXが2,800円、BSL36B18BXが3,000円、BSL3640MVBTが2,900円、BSL1250MBTが2,200円(どれも電池単品どうし)。スターターキットのUC18YDML(2XSZ)・UC18YDML(S)(2XSZ)に入っているBSL36A18BXも、Bluetooth付きの電池です。

別の電動工具に付け替えるときは、電池の連動モードをOFFにしておきます。ONのまま付け替えると、意図せず集じん機と連動することがあるためです。マルチツールのCV18DBLは、ダイヤル1・2では工具の消費電力が小さく、Bluetooth付きの電池でも集じん機と連動できません。10.8Vの丸のこC1205DYAで集じん機と連動させるには、Bluetooth付きのBSL1250MBTが要ります。

無線連動に対応した集じん機を使わない場合は、Bluetoothなしの電池と容量・出力・質量が同じなので、比べる点は価格だけです。

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集じん機を離れた場所に置いていても、工具のスイッチだけで集じん機が動くので、切るたびに集じん機のスイッチまで戻る手間が減ります。

電池に合う充電器:10.8Vの可否と充電時間が違う

2ポート充電器UC18YDMLを斜めから見たところ

同じHiKOKIの電池でも、充電器によって、充電できるかどうかと、満充電までにかかる時間が違います。

充電器ごとの対応と充電時間

マルチボルトのBSL36A18Xと、T-PWRの10.8V電池BSL1250MTを例に、満充電までの時間を並べました。

充電器充電できる電池BSL36A18XBSL1250MT標準小売価格
(税別)
UC18YDML10.8V(BSL12XX)・14.4V・18V・マルチボルト
(2ポート)
約25分記載なし24,500円
UC18YDML(S)10.8V(BSL12XX)・14.4V・18V・マルチボルト
(2ポート)
約25分約25分25,700円
UC18YTSL(S)10.8V(BSL12XX)・14.4V・18V・マルチボルト
(最大4個)
記載なし記載なし35,500円
UC18YTSL14.4V・18V・マルチボルト
(最大4個)
記載なし充電不可35,500円
UC36YSL2マルチボルト・旧36V(BSL36XX)・18V・14.4V約25分充電不可30,200円
UC18YSL3マルチボルト・18V・14.4V約32分充電不可19,600円
UC18YFSLマルチボルト・18V・14.4V約75分充電不可17,000円
UC18YKSLマルチボルト・18V・14.4V約150分充電不可11,600円
UC18DAマルチボルト・18V・14.4V
(USB対応)
約100分充電不可12,000円
UC12SDL10.8V(BSL12XX)充電不可約30分8,900円
UC12SL10.8V(BSL12XX)充電不可約75分8,300円

※時間は各充電器のページの満充電の値(UC18YDML・UC18YDML(S)は通常モード)です。「記載なし」は、その充電器のページの表に品番が無いという意味で、充電できないという意味ではありません。

同じBSL36A18Xでも、満充電までの時間は、UC18YDMLの約25分に対してUC18YKSLでは約150分と、6倍かかります。

UC18YDMLとUC18YDML(S)は、どちらも2ポート(先に挿した電池から順に充電)で、USB端子(type-A 5V/2.1A)と、ファンとブザーを止める静音モードが付きます。静音モードにすると、BSL36A18Xの満充電は約104分です。2台の主な違いは10.8Vを充電するときの最大出力電流で、無印が8.0A、(S)が12.0A。BSL1250MTの充電時間は(S)の仕様表にだけ記載があり、UC12SDLの約30分、UC12SLの約75分に対して約25分です。充電器単品の価格の差は1,200円。

T-PWRのBSL3640MVT/MVBTは充電器のページの表に載っていませんが、電池のページでは、UC36YSL2やUC18YDMLなどを使って約40分と案内されています。

マルチポート充電器のUC18YTSLとUC18YTSL(S)は、最大4個の電池を充電できるタイプで、10.8Vも充電できるのは(S)のほう。充電時間は1個だけを充電したときの値で、複数個なら各電池の時間の合計になります。USB対応充電器のUC18DA(0.18kg)は、10.8Vの電池を充電できません。

⚠️
10.8Vを充電できる充電器は限られます
10.8V(BSL12XX)を充電できるのは、UC12SDL・UC12SL・UC18YDML・UC18YDML(S)・UC18YTSL(S)の5機種です。UC18YTSL(無印)・UC18YFSL・UC18YKSL・UC18YSL3・UC36YSL2・UC18DAは、10.8Vの電池を充電できません。10.8Vとマルチボルト・18Vの電池を1台で充電したい場合は、UC18YDML・UC18YDML(S)・UC18YTSL(S)の3機種が対象です。

電池2本を交互に使うなら、1本を使い切るまでに、もう1本の充電が終わるかどうかが充電器選びの目安になります。
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10.8V用充電器UC12SDLでBSL1250MTを充電している写真

3.6V・7.2V・10.8V(BCL10XX)の充電器

3.6Vの電池は、急速充電器UC3SDL(7,200円・0.3kg)で充電します。対応するのはBCL3XXシリーズとEBM315で、充電時間はBCL350Tが約38分、BCL320が約20分、EBM315が約15分。

3.6V用充電器UC3SDL

7.2VのBCL715はUC7SL(11,600円)で約30分、10.8VのBCL1030CはUC10SL2(13,500円)で約60分、BCL1015はUC10SFLで約40分です。BCL1030C・BCL1015は、UC12SDLなどBSL12XX用の充電器の対応電池には入っていません。

電池と充電器のスターターキット

HiKOKIの電池一覧には、電池を2個まとめた単品のパックはありません。電池と充電器のセットは「スターターキット」として、次の6種類が載っています。

品番電池充電器・ケース標準小売価格
(税別)
UC18YDML(2XSZ)BSL36A18BX×2UC18YDML・
システムケース2
73,300円
UC18YDML(S)(2XSZ)BSL36A18BX×2UC18YDML(S)・
システムケース2
77,000円
UC18YDML(2L)BSL1240M×2UC18YDML・
システムケース2
46,400円
UC18YDML(S)(2J)BSL1250MT×2UC18YDML(S)・
システムケース2
48,700円
UC18YFSL(B)BSL1820M×1UC18YFSL
(ケースなし)
24,900円
UC18YFSL(L)BSL1840M×1UC18YFSL
(ケースなし)
28,500円

BSL36A18BXが2個入るUC18YDML(2XSZ)とUC18YDML(S)(2XSZ)は、充電器が無印か(S)かの違いで、価格の差は3,700円です。BSL36A18BXの充電時間はどちらも約25分なので、違いが出るのは10.8Vの電池を充電するとき(最大出力電流が無印8.0A、(S)12.0A)。

純正以外の電池・傷んだ電池について

HiKOKIが2017年9月のお知らせで呼びかけているのは、HiKOKIの工具と充電器にHiKOKI純正の電池を使うことです。模倣品の電池や、中の部品を交換するリサイクル修理を含めて改造した電池は、けがや故障、発煙・発熱・破裂・発火の原因になり、それによる事故・故障にHiKOKIは責任を負わないとしています。日立工機ブランドの工具と電池も、純正に含まれます。

⛔
水が入った・割れた・変形した電池は使用を停止
2020年4月6日のお知らせでHiKOKIが使用の停止を案内しているのは、雨水などが入った電池や、ケースが割れるなどの大きな傷、熱や摩耗による変形がある電池です。動く状態でも、発煙・発火、感電、けがなどの事故につながるおそれがあるためです。

HiKOKIバッテリーを選ぶときに確認したい3つのポイント

18V機だけで使う場合の、マルチボルトと18V電池の重さと価格

電池18V製品で
使うときの容量
質量標準小売価格
(税別)
BSL1820M2.0Ah380g15,800円
BSL1840M4.0Ah560g20,000円
BSL36A18X5.0Ah740g27,300円
BSL36B18X8.0Ah1,020g31,200円

BSL36A18XとBSL1840Mを比べると、容量はBSL36A18Xが1.0Ah大きく、質量は180g重く、価格は電池単品どうしで7,300円の差があります。電池は工具に付けて持つので、インパクトドライバのように手で持ち替えながら使う工具では、電池の質量がそのまま手に掛かります。

36V機も使う、またはこれから使う予定がある場合は、この重さと価格に加えて、1本を36V機と18V機で共用できるかどうかも比べる点です。電池をマルチボルトにそろえて共用するか、18V機用には軽い18Vの電池を別に持つかで、選ぶ電池が違ってきます。

単品の価格が載っていない電池と、スターターキットの価格

ラインナップの表で「単品の価格の記載なし」とした9品番は、HiKOKIの電池一覧に単品として載っておらず、単品の価格の記載も無い電池です。このうち10.8VのBSL1240Mは、スターターキットUC18YDML(2L)に2個入っています。

スターターキットキットの価格中の電池と充電器を
単品で買った合計
UC18YDML(2XSZ)73,300円84,700円
UC18YDML(S)(2XSZ)77,000円85,900円
UC18YDML(S)(2J)48,700円55,300円
UC18YFSL(B)24,900円32,800円
UC18YFSL(L)28,500円37,000円

※単品の合計は、電池と充電器の標準小売価格(税別)を足した値です。UC18YDMLのキットに付くシステムケース2の分は含みません。UC18YDML(2L)は、BSL1240Mの単品の価格が無いため計算していません。

5種類とも、キットの価格は、中の電池と充電器を単品で買った合計より安い値です。Bluetoothが要らない場合でも、Bluetoothなしの電池BSL36A18X 2個とUC18YDMLを単品で買うと79,100円で、BSL36A18BXが2個入るUC18YDML(2XSZ)の73,300円を上回ります。

すでに充電器を持っていて、電池だけを足す場合は、キットの価格と比べる必要はありません。

古い電池・古い充電器を持っている場合

マルチボルトより前の36V電池(BSL3620・BSL3625・BSL3626・BSL3660)は、マルチボルト対応の36V製品にも、18V製品にも使えません。この記事の表に載せた現行の充電器のうち、旧36V(BSL36XXシリーズ)の電池を充電できるのはUC36YSL2だけです(2026年10月時点)。

互換表で「〇(HiKOKIブランドのみ互換性あり)」の印が付いた製品は、C18DBAL・CN18DSL・CE18DSL・UF18DSDL・UB18DGLの5つ。〇の印は「HiKOKIブランドの電池だけに互換性がある」という意味です。そのため、日立工機ブランドの電池を持っている場合は、この5製品の印を互換表で確かめてください。

3.6VのBCL350Tは、2020年6月までに生産された急速充電器UC3SFLでは充電できません。見分けるのは充電器の背面にある4桁の製造番号で、0623〜2026のものが使えない充電器です。

3.6V用の充電器UC3SFL(ラベルに品番)

旧36Vの電池、日立工機ブランドの電池、UC3SFLのどれも持っていない場合は、この項目は飛ばして構いません。

電動工具なびの見解

マルチボルトの電池(Bluetoothなし)を斜めから見たところ。上面に残量表示

36V機を使っている、またはこれから使う予定があるなら、HiKOKIの電池はマルチボルトが候補になります。18Vの電池は36V機に使えませんが、マルチボルトは1本で36V機にも18V機にも付けられ、18V機では5.0Ah・8.0Ahの電池として使えるのが大きな特徴です。

一方で、通常のマルチボルトや18Vの電池にも使えない製品があり、T-PWRのマルチボルトでは使えない製品が増えます。10.8Vは電池の系統(BSL12XX・BCL10XX)で充電器も違うため、電池を買う前に、手持ちの本体と充電器をこの記事の表と一覧で照らしておきたいところです。

18V機だけを使う場合は、BSL1840Mなどの18Vの電池と比べて、容量・重さ・価格の違いで選んでください。

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