M695Dレビュー記事【動画有り】

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DIY向けインパクト入門機【M695D_マキタ14.4Vインパクト_評価レビュー】

本ページでご紹介するのはマキタ14.4Vインパクトドライバ『M695D』。

マキタDIYモデルのインパクトドライバで最安値機種。

最安値とは言ってもDIY用途としては十分なパワーは当然持ち合わせています。

今回はそんなインパクト入門機としてあり??な『M695D』についてレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪

  • インパクト以外の電動工具は特に集める予定無し
  • DIY用途メイン
  • 長時間使用する頻度はあまりない

別の機種が良さそうな方

  • インパクト以外にも電動工具を集める予定。または既に別の工具を持ってる
    ⇒マキタ18V「TD149D」、マキタ10.8V「TD111D」、HIKOKI18V「FWH18DF」
  • DIYメインだけど連続で長時間使うことがよくある。
    ⇒マキタ14.4VDIYモデル「MTD001D」

M695Dのラインナップ

M695D』はバッテリ容量が違う2種類のセット品をラインナップ。

インパクト本体のみのラインナップはないです。

ode

M695DS:バッテリー1個(1.5Ah)

本体色
バッテリー1.5Ah×1個
充電器付属
収納ケースハードケース
その他付属品No.2(+)ビット

M695DSA:バッテリー1個(2.0Ah)

本体色
バッテリー2.0Ah×1個
充電器付属
収納ケースハードケース
その他付属品No.2(+)ビット

M695Dの価格帯

ラインナップ定価Amazon価格
(2023年9月時点)
M695DS
1.5Ah×1個
21,200円11,600円
M695DSA
2.0Ah×1個
22,200円13,500円
MTD001DSX
1.5Ah×2個
27,000円16,500円
FWH14DF(BG)
2.0Ah×1個
19,600円11,300円

M695DS』の実販売価格は11,000円前後となっており、価格帯としては10.8Vの「TD090D」と並びマキタインパクト最安値。

DIYモデルは本体のみのラインナップがなく、同じバッテリを持っていたとしてもバッテリ付きを購入しないといけないのが難点。

バッテリ込みでは安くはありますが、他の電動工具も集めていくor持ってるという方にはやや不向き。

なお、HiKOKIのFWH14DF(BG):バッテリ1個セットとほぼ同じ価格になってます。

期間限定でセール商品になってることも☆

M695Dの外観とサイズ・重量

外観・基本スペック

今回購入したのは『M695D』。

1.5Ahバッテリが1個付属したセット商品です。

M695DSのセット内容

  • インパクトドライバ本体
  • バッテリ(BL1415G)×1個
  • 充電器(DC18SG)
  • No.2(+)ドライバビット
  • ハードケース

1.5Ahバッテリー取り付け時。

近頃のインパクトと比べるとかなりヘッドが長く、取り回しは微妙そうな第一印象。

バッテリ付きでの重さは1.4kgと近頃のインパクトの中では重たい部類に。

使い勝手はまた後ほど。

各種機能

機能内容
モード設定非対応
ビットワンタッチ取り付け非対応
防水・防塵非対応
Bluetooth通信非対応

DIYモデルかつその中でも入門機に位置付けする本機。流石に、モード設定やら防水機能やらは搭載してないです。

1点、ぽつんとLEDが搭載されているぐらいですね。

他機種との比較

同電圧DIYモデルMTD001Dとの比較

MTD001DM695D
モータブラシモータブラシモータ
最大トルク値145N・m130N・m
最大回転数2,700回転/分2,400回転/分
最大打撃数3,000回/分3,000回/分
モード切替なしなし
その他機能LEDLED

DIYモデルの中でも「MTD001D」が上位機種となっており、トルク値も「MTD001D」の方が高め。

大きな違いとしては2点。

  • ヘッド長が30mm差あり、MTD001Dの方が取り回しが良い
  • 「MTD001D」はセットのバッテリが2個 (『M695D』はセットのバッテリが1個)

セットのバッテリが2個となっているため「MTD001D」の方が実販売価格で5,000円ほど高価

1.5Ahバッテリ1個でもフル充電からならコーススレッド(Φ4.3×65mm)を130本打ち込めるだけの作業量はあるので、DIY使いなら正直バッテリ1個『M695D』でも十分。

あとはヘッド長に関してはDIYなら取り回しはそこまで気にならないでしょうが、狭い所での作業ができないケースを心配するのであれば、少々お財布は痛むが保険をかけて「MTD001D」でもアリかなといった具合です。

HiKOKIのDIYモデルFWH14DFとの比較

FWH14DFM695D
モータブラシモータブラシモータ
最大トルク値160N・m130N・m
最大回転数2,600回転/分2,400回転/分
最大打撃数3,200回/分3,000回/分
モード切替なしなし
その他機能LEDLED

HiKOKIで人気のDIYシリーズ。

その中のインパクト14.4Vである「FWH14DF」と比較してみます。

「MTD001D」との違いで気になったヘッド長は166mm(FWH14DF)と173mm(M695D)でほぼ変わらずなので取り回しは同じ。

機能面でもどちらもモード設定等の上位機能は無く、LEDがついている程度。

最大トルク値は「FWH14DF」の方が高くなっており、負荷がかかる作業でもスムーズに作業ができるのは「FWH14DF」の方ですね。

価格面ではどちらもバッテリ1個付属のセットでAmazon価格で11,600円(M695DS)と11,300円(FWH14DF(BG))でFWH14DFの方がややお買い得。(Amazon価格はころころ変わるのでタイミング次第で逆転していることもあります)

一番の違いはバッテリの汎用性

マキタの場合、14.4VのDIYモデルにしかバッテリーは使い回しできませんが、HiKOKIの場合はプロ用にも装着可能

プロ用との兼用や将来的なプロモデルへの移行を考えている方はHiKOKIを選ぶ方が良いです。

※なお14.4V機種は新機種の発表がほとんどされておらず将来的に無くなっていく雰囲気なので、もしも今から導入していくのであれば18V(HiKOKIのDIYインパクトなら「FWH18DF」「FWH18DA」)とする方が良いです。

実際に使ってみる

コーススレッドやらピアスビスやら試し打ち

実際に使って見た感想としては、やっぱりヘッドが大きいな。ですね。

あくまでも他機種同じ14.4Vの「MTD001D」や「TD138D」と比べたらではありますが、取り回しはいいとは言えない。

ただ、狭い所での作業予定が無いのであればあまり気にする必要はないかなと思います。

M695Dのトルク値

パワーや使用感に関しては、プロモデルの10.8Vに似てるかな。との印象。

カタログ上のトルク値としても130N・mと10.8Vの「TD111D」(135N・m)と同等。

作業効率が良いとは言えないですが、パワーがありすぎて反対に打ち込みすぎたり、カムアウトしたりといった失敗は少なく初心者が扱うには良いですね。

コーススレッド120mmのビス打ち速さ

当ブログでは120mmのコーススレッドのビス打ち速さで各機種を比較。

※木材硬さの違いや、トリガーの引き方の微妙な違い等の条件で誤差は多少あるかと思いますが、参考までに。

120mmのコーススレッドを1本打ち込むのに約5秒。

14.4Vの中では時間がかかってる方ですがそもそもDIYモデル。

作業効率を求める人はそこまでいないでしょうし、効率よりも作業ができるかどうかの方がDIYerとしては重要なので、十分な性能と思いますね。

M695Dのメリット・デメリット

というわけで、情報をまとめると。。。

メリット デメリット

マキタインパクトの最安値部類に入る
バッテリが1個しか付属していないので長時間作業が多い方は充電が面倒
DIY使いには十分な性能を持っている 作業スピードは速くはないので効率を求める方は微妙
    バッテリがプロモデルと兼用できない。

というわけで、冒頭にも記載してましたが、『M695D』をオススメできる人は

こんな方にオススメ♪

  • インパクト以外の電動工具は特に集める予定無し
  • DIY用途メイン
  • 長時間使用する頻度はあまりない

別の機種が良さそうな方

  • インパクト以外にも電動工具を集める予定。または既に別の工具を持ってる
    ⇒マキタ18V「TD149D」、マキタ10.8V「TD111D」、HIKOKI18V「FWH18DF」
  • DIYメインだけど連続で長時間使うことがよくある。
    ⇒マキタ14.4VDIYモデル「MTD001D」

まとめ

M695Dのレビュー記事まとめ

ということで今回は『M695D』をレビューしました。

マキタインパクトが最安値レベル機種になりDIY用途であれば十分な性能。

ただ、やはり一番気になるのはバッテリの汎用性

他に使い回しできるのがドリルドライバと園芸用工具ぐらいのため、それだけあれば十分という方であればM695DでOKと言えますが

他の電動工具も使いたいという方は『M695D』や「MTD001D」のLightバッテリ製品ではなく初めからプロ用で揃えていくことをオススメします。

では。みなさんが自分に合った電動工具に出会えることを願って。

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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