今回ご紹介するのはマキタ製10.8Vジグソー『JV101D』。
65mm(木材)の切断能力を持ちDIY使いとしては十分な性能を持つが、ブレードの取り付けに六角レンチが必要だったり機能は必要最小限。
その分価格が抑えられており、マキタのコードレスジグソーの中では最安値の機種となってます。
今回はそんなDIYer向け?『JV101D』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- マキタ10.8Vスライドバッテリ対応ジグソーを探してる
- ある程度ジグソーの扱いには慣れている
- 機能よりも価格重視
別の機種が良さそうな方
\当ブログの推しジグソーまとめ記事はコチラ/
JV101Dのラインナップ
JV101DZ:本体のみ
本体色 | マキタブルー |
バッテリー | 無し |
充電器 | 無し |
収納ケース | 無し |
付属ブレード | マキタB-10(木工用)×1本 |
その他付属品 | ガイド |
JV101DSH:バッテリ・充電器セット
本体色 | マキタブルー |
バッテリー | BL1015(1.5Ah)×1個 |
充電器 | DC10SA |
収納ケース | プラスチックケース |
付属ブレード | マキタB‐10(木工用)×1本 |
その他付属品 | ガイド |
JV101Dの価格帯
ラインナップ | 定価 | Amazon価格 |
---|---|---|
JV101DZ (本体のみ) | 15,000円 | 11,000円 |
JV101DSH (バッテリセット) | 25,900円 | 20,600円 |
JV100DZ (本体のみ) | 15,600円 | 11,500円 |
JV103DZ (本体のみ) | 23,900円 | 17,200円 |
本体のみの『JV101DZ』だと大体1万円ちょっとで、上位機種の「JV103DZ」(17,200円)と比較すると結構な差額となっている
10.8Vスライドバッテリ用のジグソーとしてはこの2機種になるので既に10.8Vスライドバッテリを持っている方にとっては、『JV101D』が最も安価。
なお、同じ10.8Vではあるものの差込式バッテリ用の「JV100D」とはほぼ価格差は無し。
マキタ・HiKOKIの充電式ジグソーをお探しの方にとっては『JV101D』が最安値になります。※コード式でもいいのならマキタ「M421」やHiKOKI「FCJ65V3」
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JV101Dの基本スペック
外観・基本スペック
今回購入したのは『JV101DZ』。
ジグソー本体のみでバッテリと充電器は別売りです。
『JV101DZ』の中身はコチラ
JV101DZのセット内容
- ジグソー本体
- ブレード:マキタB‐10(木工用)×1本
- 定規ガイド
- 取扱説明書
手持ちのバッテリを取り付け。
バッテリは『JV101DSH』に付属しているバッテリと同じ物「BL1015」(10.8V‐1.5Ah)です。
重さは約1.7kgとなっており、ジグソーとしては一般的な重さ。
搭載機能が少ないので軽くなるのかなと思ってましたが、そうもならないみたい。
で、軽すぎると反対に切断するときの安定度が低くなるので、ある程度の重量は実は必要だったりします。
グリップの形状も握りやすく設計されており、ラバーになっているので滑りにくく、安定して作業が可能です。
DIY向けの安価品だとグリップ素材がプラスチックのままで、滑りやすい上に、さらにおが粉がついてツルツルになんてのもありますからね。。。
あまり目立たないですが、こういうところも大事♪
ブレードの種類・取り付け方法
ブレードはタイプBですが、ワンタッチ取り付けには対応しておらず。。。
ブレードの取り付け・取り外しは六角レンチでグリグリする必要があるため、やや手間ですね。。。
(六角レンチはジグソー本体に付属してます)
ワンタッチに慣れちゃうと、工具使わないといけないの、すごく面倒に感じてしまうんですよね。。。昔はそれが当たり前だったんでしょうが。
騒音値
無負荷時の動作音はだいたい92dBぐらいで、可もなく不可もなくといったところ。
集合住宅や閑静な住宅街で音に関しては周りに結構気を使わないといけないのであれば、夜間の使用は避けた方が良いですね。
また昼間でもあまり音は。。。という方はパワーは劣りますがDCM製の「T‐JS108V」もしくは、スピード調節がダイヤル式で簡単にスピード(&音)を抑えられる「JV103D」を考えてもいいかもしれません。
スピード調整・オービタル・稼動ロック
機能 | 内容 |
---|---|
スピード調整方法 | トリガ |
オービタル機構 | 切+3段階 |
稼動ロック | 無し |
スピード調整方法
ブレードの上下スピードはトリガスイッチの押し込み量で調整することができますが、ジグソー素人にはなかなかこれが難しい。
木材を高速切断するときはMAXスピードでトリガを目いっぱい押し込んでもOKなことが多いですが、軟鋼板やステンレス・アルミなどの金属類を切断するときはややスピードを落としてあげる必要があります。(速すぎるとブレードがすぐにダメになったりします)
ダイヤル式であればメモリを合わせるだけで調整可能なので、予算に余裕があるのであれば10.8Vなら「JV103D」とか、マキタ・コードレスにこだわらなければEARTHMAN「JWS‐100SC」がオススメ♪
オービタル機構
オービタルは材料や用途に合わせ0(切)とⅠ~Ⅲの4段階で設定可能。
オービタル設定 | 用途 |
---|---|
0(切) | 軟鋼板・ステンレス・プラスチックの切断 木材・合板のキレイな切断 |
Ⅰ | 軟鋼板・アルミ・硬質木材の切断 |
Ⅱ | 木材・合板の切断 アルミの高速切断 |
Ⅲ | 木材・合板の高速切断 |
稼動ロック
ロックスイッチ | 不意の起動を防いでくれるスイッチ |
ロックオンスイッチ | スイッチONにてトリガから手を離しても 運転を継続してくれる便利機能 |
ロックスイッチはロック側に押し込んでおくことで、意図せずトリガを操作した場合の起動を防いでくれる安全機能。
上位機種であれば主電源スイッチとなっており、一定時間経過で勝手に電源OFFされるため切り(ロック)忘れの際でも自動でロックが掛かるようになってますが、これは自分でロック側にスイッチを押し込む必要があります。
忘れがちですが安全第一です♪
また、意外や意外、ロックオンスイッチ(運転継続スイッチ)が本機種には搭載されておらず、長い距離の切断などで手が届きにくい場所、左右の手の持ち替えなどでの一時停止するなど、使い勝手はやや減点ですね。
マキタの10.8V「JV100D」と比較してみます。
JV100D | JV101D | |
---|---|---|
電圧 | 10.8V 差込式 | 10.8V スライド式 |
切断能力 | 65mm | 65mm |
ブレード方式 | Bタイプ | Bタイプ |
ブレード取付 | 六角レンチ | 六角レンチ |
主な機能 | 電気ブレーキ | 電気ブレーキ |
1充電作業量 合板(300mm×12mm厚) | 25枚 | 45枚 |
ネット販売価格目安 ※執筆時点 | 11,500円 | 11,000円 |
同じマキタの同じ10.8Vですがバッテリ形状が異なる両者。
切断能力、ブレード方式・取付方法、主な機能は同じで、価格もほとんど差は無し。
大きく違うのは1充電当たりの作業量で、バッテリは「JV100D」(差込式)の方は1.3Ahで『JV101D』の方は1.5Ah、とほとんど変わらないのに作業量は倍近く違う。
おそらく効率の関係だと思いますが、『JV101D』の方が多くの作業をこなす場合には充電時間分も削減できますし、省エネにもつながりますね。
また、もう一つ言及しておきたいのが、それぞれのバッテリの汎用性について。
差込式バッテリを使い回せる工具は全21モデル、スライド式バッテリは全145モデルと圧倒的にスライド式の方が汎用性が高いです。(2024年4月時点)
既に差込式を持ってるとか、差込式でのラインナップで十分との事であれば「JV100D」でもいいと思いますが、これからバッテリも含めて環境構築していく場合は断然『JV101D』をオススメします。
実際に使ってみる
材料 | 厚さ | 速度 |
SPF材 | 1×4材(厚さ19mm ) | (設定なし) |
2×4材(厚さ38mm) | (設定なし) | |
ラワン合板 | 厚さ15mm | (設定なし) |
アルミ板 | 厚さ2mm | (設定なし) |
1×材はもちろん2×材でもスムーズに切断可能なので、コレ1台持っておくだけでDIYの幅も広がりそうです。
また、動画の中には出てきませんが定規セット(ガイド)も標準付属なので、直線切りや円切りにも対応可能♪
気になるのはやはり、スピード調整がトリガ操作なので慣れが必要な点ですね。
プロの方はそんなん関係無いんでしょうね。
切断スピードは18Vなどの上位機種と比べると劣りはしますが、そこまで気になるレベルではないかと思います。※2×4を切断するのに数秒違うぐらい。
ジグソーの使用頻度が半端ないとかであれば、作業効率を求めてマキタ「JV182D」や「JV002G」、HiKOKI「CJ36DA」をオススメします。
JV101Dのメリット・デメリット
というわけで、情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
マキタ充電式ジグソーで最安 | ✕ |
付加機能はほとんどついてない |
〇 | 切断能力:65mmでDIYでよく使う2×材もスムーズに切断可能 | ✕ | ブレードの取付・取外は工具が必要で手間 |
〇 | ラインナップ数の多いスライド式バッテリ機種 | ✕ | スピード調整には慣れが必要 |
というわけで、冒頭にも記載してましたが、『JV101D』をオススメできる人は
こんな方にオススメ♪
- マキタ10.8Vスライドバッテリ対応ジグソーを探してる
- ある程度ジグソーの扱いには慣れている
- 機能よりも価格重視
別の機種が良さそうな方
まとめ
ということで今回は『JV101D』をレビューしました。
DIYerの中でも使用している人が多い10.8Vスライド式の最安ジグソーで、機能は限定的ですがDIYの幅を広げてくれる工具です。
上位機種と比べるといろいろ不足する点はあり、上手に使うには慣れが必要ですが、それも含めてDIYということで。
それでもやっぱり使いやすさ&効率を求めるなら「JV103D」をオススメします。
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