2023年6月にDCMが発売した、18V・165mmの充電式丸のこ「CS-180D」(商品名:DCM 18V充電式丸のこ165mm)。ホームセンターDCMのプライベートブランドのコードレス丸のこです。
本体のみを購入し、騒音を測ったり、DIYでよく使う木材のSPF材(1×4材・2×4材)を直角に切ったりしてみました。同じ18V・165mmのHiKOKI FC1806DAと、マキタの18V機HS475Dとも比べながら紹介します。

CS-180Dのスペック

| 項目 | DCM CS-180D ![]() |
|---|---|
| 電源 | 18V (DCMシリーズ) |
| のこ刃径 | 165mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
52/40mm |
| 質量 (販売店の表記) |
約3.1kg |
| ベース | 鉄 |
| LEDライト | あり |
| 付属ののこ刃 | 木工用 刃数52 |
| 集じん機との接続 | アダプタ付属 |
| 本体のみの価格 (税別) |
8,980円 |
※質量は販売店の表記で、DCMの公式ページには記載がありません。
※価格は税別で、DCMの販売価格(2023年6月の発売時)です。販売店での実際の価格とは異なります。
メリット
- 本体のみ8,980円(税別)
- 45°に傾けても40mm切れるので、2×4材(厚さ38mm)を斜めにも切り落とせる
- 木工用のチップソー(刃数52)と平行定規が付いている
- 集じん機につなぐアダプタが付いている
デメリット
- ベースは鉄板
- バッテリーと充電器は別途用意(使えるのはDCMの18Vバッテリー)
- 90°の切込み深さは52mm
- 騒音の実測値は99dB
CS-180Dの3つの特徴
- 45°に傾けても、2×4材を切り落とせる深さがある
- 集じん機につなぐアダプタが最初から付いている
- 木工用のチップソーと平行定規が付いている
45°に傾けても、2×4材を切り落とせる深さがある

CS-180Dの最大切込み深さは、90°で52mm、45°で40mm。
2×4材の厚さは38mmなので、直角でも45°の斜めでも1回で切り落とせます。125mmの丸のこは45°だと30mmほどまでなので、2×4材を斜めには切り落とせません。

ベースの先端には、0°と45°のときの刃の位置を示す切り欠きと、目盛りが入っています。材料に引いた線にこの切り欠きを合わせて、切り進めます。
集じん機につなぐアダプタが最初から付いている

刃のカバーの後ろ側に、集じん機のホースをつなぐためのアダプタが付いています。接続口の太さは、内径31mm・外径34.5mm。
本体側の集じんアダプタは付属しています。ただ、ホースによっては、さらに接続部品が要ることもあります。

「ジョイントH」と「カフス38」という接続部品を間にはさんで、集じん機のホースをつなぎました。手持ちのホースがそのまま差し込めるとは限らないので、外径34.5mmの口に合うかを先に確かめておくと、部品の買い直しを防げます。

集じん機をつながずに切ると、切りくずはこの口から後ろへ勢いよく飛び出します。室内で切るなら、集じん機につなぐか、後ろに物を置かないようにしておくと片付けが楽です。
木工用のチップソーと平行定規が付いている

箱を開けると、入っていたのは本体・平行定規・取扱説明書の3つ。のこ刃は、木工用のチップソー(外径165mm・厚さ1.6mm・刃数52)が、あらかじめ本体に取り付けられています。
DCMの18Vバッテリーと充電器があれば、刃を買い足さずにそのまま使い始められます。付属の平行定規は、材料の端から同じ幅で細長く切り分けるときに便利です。
取扱説明書の表紙には「DIY用」の表示。
騒音を実測:99dB。マキタHS611Dと同じ
騒音は、騒音計を本体のすぐそばに置き、刃を空回しした状態で測りました。どの機種も同じやり方で測っているので、機種どうしの比較に使えます。
CS-180Dの99dBは、マキタの18V・165mm機HS611Dや、AC100VのM565と同じ値で、これまで測った丸のこの中ではちょうど真ん中あたりです。ただし、これは空回しの比較値で、材料を切っているときの音ではありません。
同じDIY向けのHiKOKI FC6MA3(102dB)や、高儀のDM-100(103dB)よりは小さく、同じDCMの10.8V機T-CS108V(89dB)よりは10dB大きい値でした。
CS-180Dを選ぶときに確認したい3つのポイント
ベースは鉄板

CS-180Dのベースは鉄板です。
ベースは材料に当てて滑らせるため、切る精度の土台になる部分。家具づくりが中心なら、あとの比較で紹介するアルミベースの機種も比較候補です。ただ、このレビューでは切断精度の差までは確かめていません。
寸法や直角をきっちり合わせたい場合は、2×4材や合板でも、気にならないとは言えません。線に沿って切り分けるくらいの使い方なら、気になりにくい点です。
バッテリーと充電器は別途用意(DCMの18V専用)

8,980円は本体だけの価格で、化粧箱にも「バッテリー・充電器別売り」と書かれています。今回は、DCMの18V 1.5Ahバッテリーと充電器を組み合わせて使いました。
使えるのはDCMの18Vシリーズの専用バッテリーだけで、マキタやHiKOKIのバッテリーを持っていてもCS-180Dには使えません。DCMの18V機を1台も持っていない人は、本体とは別にバッテリーと充電器の費用がかかります。
すでにDCMの18V機を持っている人なら、バッテリーと充電器をそのまま使えるので、本体だけで済みます。
90°の切込み深さは52mm
165mmの丸のこでも90°の切込みは機種によって違い、CS-180Dは52mmです。
厚さが52mmを超える材料は、1回では切り落とせません。
直角に切るなら、2×4材や1×4材、厚さ52mm以下の合板は、1回で切り落とせます。
他の丸のこと比較
FC1806DA(HiKOKI 18V):アルミベースのメーカー品を選びたい場合
| 項目 | HiKOKI FC1806DA ![]() |
DCM CS-180D ![]() |
|---|---|---|
| 切込み深さ (90°/45°) |
57/38mm | 52/40mm |
| 質量 | 3.4kg | 約3.1kg (販売店の表記) |
| ベース | アルミ | 鉄 |
| LEDライト | なし | あり |
| 集じん機との接続 | ダクトアダプタ別売 | アダプタ付属 |
| 本体のみの価格 | 27,000円 | 8,980円 |
HiKOKIのDIY向け18V・165mm機です。
質量は、CS-180Dの約3.1kgが販売店の表記で、バッテリー込みかどうかが分かりません。そのため、この表の数字だけでは、どちらが軽いとは言えません。
FC1806DAはアルミのベースで、90°の切込みが5mm深く、HiKOKIの18Vバッテリーで動きます。一方のCS-180Dは45°の切込みが2mm深く、LEDライトと集じん機用のアダプタも付いています。本体のみの価格は、表のうえではおよそ3分の1です(CS-180DはDCMの発売時の販売価格、FC1806DAはHiKOKIの標準小売価格)。
HS474D/HS475D(マキタ 18V・125mm):仕事でも使う場合
| 項目 | マキタ HS474D ![]() |
マキタ HS475D ![]() |
DCM CS-180D ![]() |
|---|---|---|---|
| のこ刃径 | 125mm | 125mm | 165mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
47/30mm | 47/30mm | 52/40mm |
| 質量 | 2.7kg | 2.7kg | 約3.1kg (販売店の表記) |
| ベース | アルミ | アルミ | 鉄 |
| 騒音 (実測) |
─ | 97dB | 99dB |
| 本体のみの価格 | 45,900円 | 47,500円 | 8,980円 |
※HS474D/HS475Dの価格はメーカーの標準小売価格(税別)、CS-180Dの価格はDCMの発売時の販売価格(税別)です。
マキタの18V・125mm機で、刃が小さいぶん、切込みは90°で5mm、45°で10mm浅くなります。
HS474Dの標準小売価格は本体だけで45,900円と、CS-180Dの発売時の販売価格の5倍以上です。CS-180Dの取扱説明書には「DIY用」と表示されていますが、仕事向けに必要な性能をどこまで満たすかは、このレビューでは判断していません。
CS-180Dは165mmで、45°でも2×4材を1回で切れます。対してHS474D/HS475Dは125mmですが、マキタの18Vバッテリーで使え、アルミのベースと「鮫肌」という付属刃があり、刃を左に15°まで傾けることもできます。
電動工具なびの見解

DCMの18Vバッテリーと充電器があり、2×4材や合板を切るDIYが中心なら、CS-180Dは候補になります。これからそろえるなら、バッテリーと充電器を含む購入額で比べてください。
発売時の本体価格は1万円を切りながら、90°で52mm、45°で40mmまで切れるのが、この機種の大きな特徴です。刃や平行定規も付いていて、すぐ使い始められます。
一方、ベースは鉄板で、動かすにはDCMの18Vバッテリーが要ります。寸法をきっちり合わせたい家具づくりが中心の場合や、マキタ・HiKOKIのバッテリーをすでに持っている場合は、FC1806DAやHS474D/HS475Dと、ベースの素材や使えるバッテリーの違いを比べて選んでください。





