2022年に発売された、HiKOKIのDIY向け18V・165mm丸のこ「FC1806DA」。コードレス丸のこの中では、入門機という位置づけです。
本体のみの(NN)を購入して中身を確かめ、木材(SPF材)の1×4材と厚さ38mmの2×4材を直角に切りました。同じHiKOKIの18Vで165mmのプロ機C1806DBとも比べながら紹介します。

FC1806DAのスペック

| 項目 | HiKOKI FC1806DA ![]() |
|---|---|
| 電源 | 18V |
| のこ刃径 | 165mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
57/38mm |
| 逆方向への傾斜 | 非対応 |
| 回転数 | 3,800min⁻¹ |
| 質量 | 3.4kg |
| LEDライト | なし |
| 付属のチップソー | 一般の刃 (刃数24) |
| 集じん | 後方排出 (アダプタは別売) |
| 標準小売価格 (本体・税別) |
27,000円 |
※価格はメーカーの標準小売価格(税別・2026年9月時点)です。販売店での実際の価格とは異なります。
※質量はメーカーの公表値です。電池を含むかどうかなど、測り方が機種によって違う場合があります。
メリット
- 本体のみの(NN)は27,000円
- 本体のみの(NN)にも、チップソー(刃数24)とガイドが付いている
- 90°の切込みが57mmあり、実際にSPFの2×4材を直角に切れた
- 切込み深さを、工具を使わずレバーひとつで調整できる
- 前側にサイドハンドルがあり、両手で押さえて切れる
デメリット
- 質量は3.4kg
- 回転数は3,800min⁻¹の1つだけ
- 集じん機につなぐダクトアダプタ(コードNo.333429)は別途用意
- LEDライトは非搭載で、モーターはブラシレスではない
- 本体のみの(NN)は、電池・充電器・ケースを別途用意
FC1806DAの4つの特徴
- 本体のみの(NN)にも、チップソーとガイドが付いている
- 切込み57mmで、2×4材を直角に切れる
- 切込み深さを、レバーひとつで変えられる
- サイドハンドルで、両手で押さえて切れる
本体のみの(NN)にも、チップソーとガイドが付いている

本体のみの(NN)を開けると、本体と取扱説明書のほかに、袋入りのチップソー(165mm・刃数24)、ガイド、六角棒スパナが入っていました。化粧箱にも「チップソー付」と印刷されています。
手持ちの18Vバッテリーを付ければ、刃を買い足さずにその日から切り始められます。
付属の刃は刃数24の一般の刃です。替えるときは、取扱説明書で適合する165mmのチップソーを確かめてください。
切込み57mmで、2×4材を直角に切れる

切込み深さは、90°で57mm、45°に傾けると38mm。
2×4材の厚さは38mmなので、90°なら19mm余裕があります。実際にSPFの1×4材と2×4材を直角に切り、どちらも最後まで切り落とせました。45°の38mmは2×4材の厚さとちょうど同じで、化粧箱にも「ツーバイ材の45°切断が可能です」と印刷されています。
仕様上、直角切りの最大切込みは57mm。実機で切り落とせたのは厚さ38mmの2×4材で、それより厚い材料は試していません。
切込み深さを、レバーひとつで変えられる

切込み深さは、本体横の「切込み調整ワンタッチレバー」をゆるめて決め、締めて固定します。六角棒スパナなどの工具は要りません。
合板なら浅く、2×4材なら深く。切る材料を替えるたびの合わせ直しも、その場で済ませられます。刃を材料より少しだけ出す深さにしておくと、刃が必要以上に下へ突き出さずに済みます。
サイドハンドルで、両手で押さえて切れる

後ろのメインハンドルとは別に、前側にも握る場所(サイドハンドル)があります。右手でスイッチを握って左手で前を押さえる持ち方です。
3.4kgの本体を両手で支えられるので、ベースを材料に押し付けたまま、まっすぐ送りやすくなります。
FC1806DAを選ぶときに確認したい4つのポイント
質量は3.4kg

FC1806DAの質量は3.4kgです。DIY向けのモデルだから軽い、ということはありません。
持ち上げて運ぶ回数が多いと、公表質量3.4kgは気になるところです。脚立の上や頭より高い位置で切ることが多い人は、この重さを含めて自分に扱えるかを検討してみてください。
材料を作業台に置いて切る間は、重さを材料で受けられます。ただ、持ち上げや置き直しが多い作業では、3.4kgという数字に注意が必要です。
回転数は3,800min⁻¹の1つだけ
FC1806DAには回転数を切り替えるモードが無く、3,800min⁻¹の1つだけです。
回転数は、C1806DBのパワーモードより低い数字です。ただ、切断時間は測っていないので、実際にどれくらい速さが違うかは分かりません。
1日にたくさん切る人は、この数字だけで作業時間の差を決めず、後で紹介するC1806DBの装備や価格も合わせて比べてください。
集じん機につなぐダクトアダプタは別途用意

FC1806DAは切粉を本体の後ろの排出口から外へ出す作りなので、そのままでは切粉が周りに飛びます。

集じん機につなぐには、別売のダクトアダプタ(コードNo.333429)が必要です。
屋外で切粉が飛んでもかまわない場所なら、後方排出のまま使えます。室内や車庫で集じん機につないで使いたいなら、本体と一緒にアダプタも用意しておきましょう。
本体のみの(NN)は、電池・充電器・ケースを別途用意
| 品番 | バッテリー | 充電器 | 標準小売価格(税別) |
|---|---|---|---|
| FC1806DA(BG) | BSL1820M×1 | UC18YKSL | 43,600円 |
| FC1806DA(NN)今回購入 | 別売 | 別売 | 27,000円 |
※どちらもチップソーが付きます。ケースは(BG)に付き、(NN)は別売です。
付属品は両方とも、チップソー(刃数24)・ガイド・六角棒スパナです。
(BG)と(NN)の差は16,600円で、その中身はバッテリー1個・充電器・ケース。本体の性能は同じです。
HiKOKIの18Vバッテリーと充電器がすでに手元にある場合、(NN)に足りないのはケースだけになります。
他の丸のこと比較
C1806DB(HiKOKI 18V):深く・速く切りたい場合
| 項目 | HiKOKI C1806DB ![]() |
HiKOKI FC1806DA ![]() |
|---|---|---|
| 切込み深さ (90°/45°) |
66/46mm | 57/38mm |
| 回転数 | 4,500/2,500min⁻¹ | 3,800min⁻¹ |
| 質量 | 3.2kg | 3.4kg |
| LEDライト | あり | なし |
| 集じん | ダストアダプタ付属 | ダクトアダプタ別売 |
| 本体のみの価格 | 46,700円 | 27,000円 |
同じHiKOKIの18V・165mmで、バッテリーはどちらも同じものが使えます。違うのは、切込みの深さ・回転数・装備と価格です。
C1806DBはパワーモードの回転数が700min⁻¹高く、公表質量で200g軽い機種。パワーとサイレントの2つのモードがあり、LEDライトとダストアダプタも付きます。
直角切りで厚さ57mmを超え、66mmまでの材料を切りたい場合は、C1806DBが候補です。2×4材や57mm以内の合板が中心なら、FC1806DAのほうが、本体のみの価格が19,700円安くなります。
M565(マキタ AC100V):コンセントのそばで切る場合
| 項目 | マキタ M565 ![]() |
HiKOKI FC1806DA ![]() |
|---|---|---|
| 電源 | AC100V (コード式) |
18Vバッテリー |
| 切込み深さ (90°/45°) |
57/38mm | 57/38mm |
| 回転数 | 5,500min⁻¹ | 3,800min⁻¹ |
| 質量 | 3.0kg | 3.4kg |
| 本体のみの価格 | 24,200円 | 27,000円 |
| 電池・充電器付きの価格 | ─ | 43,600円 |
マキタのコード式のDIY丸のこで、切込み深さはFC1806DAとまったく同じ。回転数は1,700min⁻¹高く、チップソーと平行定規も付いています。
標準小売価格の差は、本体どうしで2,800円です。電池・充電器もセットでそろえるなら、FC1806DA(BG)は43,600円で、M565との差は19,400円になります。
主な違いは電源です。M565はコンセントのある場所で使うコード式ですが、FC1806DAはコードを引きにくい庭やベランダでも、バッテリーで切れます。
CS-180D(DCM 18V):とにかく安く済ませたい場合
| 項目 | DCM CS-180D ![]() |
HiKOKI FC1806DA ![]() |
|---|---|---|
| 切込み深さ (90°/45°) |
52/40mm | 57/38mm |
| LEDライト | あり | なし |
| バッテリー | DCMの18V | HiKOKIの18V |
| 本体のみの価格 | 8,980円 (DCM販売価格) |
27,000円 |
ホームセンターDCMのオリジナルの18V・165mm丸のこです。
90°の切込みはFC1806DAより5mm浅い52mmですが、2×4材を直角に切るには足りる深さ。45°では逆にFC1806DAより2mm深い40mmで、LEDライトも付いた仕様です。
CS-180Dの本体はDCM販売価格で8,980円。ただ、HiKOKIの電池は共用できないため、本体価格だけで総額は比べられません。手持ちのHiKOKIの18V電池を使うなら、FC1806DAが候補です。
電動工具なびの見解

HiKOKIの18Vバッテリーをすでに持っていて、2×4材や合板を週末に切るくらいの使い方なら、FC1806DAは候補になります。
プロ機のC1806DBと同じ18V・165mmの丸のこが、本体のみなら27,000円。切込み57mmで2×4材を直角に切れて、本体のみの品番でもチップソーが付いてくるので、手持ちのバッテリーを付ければすぐに使い始められます。
一方、回転数は3,800min⁻¹の1つだけです。直角切りで57mmを超える材料を切る場合や、1日に切る量が多い場合は、C1806DBと比べて、切込み深さ・回転数・価格の違いで選んでください。




