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【マキタ HS301Dレビュー】10.8Vスライド式の85mm丸ノコ|HS300Dとの違いを徹底比較

今回ご紹介するのはマキタ10.8V充電式マルノコ『HS301D』。

刃径85mmという丸ノコ最小クラスの軽量機で、バッテリ込み1.5kg(実測1,696g)。

マキタ10.8Vのスライド式バッテリを採用していて、100機種以上ある10.8Vスライド系工具と共用できる1台です。

マキタ HS301D 本体スタジオショット

回転数は1,500min⁻¹、1充電作業量はSPF1×4で約110本。最大切込深さは25.5mmなので、2×4材の一発切断は不可。用途の見極めは必要です。

今回はそんな『HS301D』を実際に使いながら、兄弟機HS300Dとの違いも含めてレビューしていきます。

📖 この記事でわかること
  • HS301Dのラインナップと価格
  • 基本スペックと各部の特徴
  • 実際に使ってみた使い勝手(重さ・音・切断性能)
  • 兄弟機HS300Dとの違い・他機種との比較
  • メリット・デメリットと購入判定

こんな方にオススメ♪

  • すでにマキタ10.8Vスライド式バッテリ(BL1015/BL1040B等)を持っている方。
  • これから10.8V系で電動工具を揃えていきたいDIY初心者の方。
  • 合板・ベニヤ・1×材中心の軽い木工DIYをしている方。
  • 集合住宅や住宅街で、なるべく静かに作業したい方。

別の機種が良さそうな方

  • 2×4などの構造材を切断したい方。
    ⇒ マキタ18V・125mm「HS474D/HS475D」
  • すでに10.8V差込式バッテリ(BL1013)資産を持っている方。
    ⇒ 兄弟機・マキタ10.8V差込式「HS300D」
  • すでに18Vバッテリを持っている方。
    ⇒ 同電圧の18V系丸ノコ

ラインナップと価格

マキタ HS301DZ 外箱

HS301Dは「本体のみ」と「バッテリ・充電器セット」の2展開。

型番内容定価(税別)実勢価格
HS301DZ 本体のみ(チップソー・取説付) ¥14,200 ¥10,000〜11,000前後
HS301DSH 本体+BL1015×1+DC10SA充電器+チップソー+取説 ¥23,800 ¥17,000〜18,000
HS301DZ セット内容:本体+取説

HS301DZは本体のみ。

すでにマキタ10.8Vスライド式バッテリ(BL1015 or BL1040B)と充電器(DC10SA)を持っているならコレでOKです。

HS301DSH セット内容:本体+BL1015+充電器DC10SA+取説

HS301DSHはバッテリ・充電器込みのフルセット。10.8Vスライド系を初めて導入する方はこちら。

⚠️
HS300Dから乗り換える場合はバッテリも別途必要
HS300DのBL1013(差込式)はHS301Dには物理的に装着できません。スライド式(BL1015/BL1040B)と充電器DC10SAが別途必要になります。
HS301DZの実勢価格は1万円ちょい。10.8Vスライドバッテリ持ってる人なら、85mm丸ノコをサクッと足せる価格ですね♪
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外観とスペック

マキタ HS301D 本体側面

基本スペック

電動機直流マグネットモータ
バッテリBL1015(1.5Ah)/ BL1040B(4.0Ah)
電圧直流10.8V スライド式
回転数1,500 min⁻¹
ノコ刃寸法外径85mm × 内径20mm
最大切込深さ25.5mm(0°)/ 16.5mm(45°)
傾斜切断0°〜45°
本体寸法長さ313mm × 幅170mm × 高さ155mm
質量(バッテリ含む)1.5kg
充電器DC10SA(別売)
1充電作業量SPF 1"×4" 約110本(BL1015使用時)

回転数1,500min⁻¹は85mmクラスとして妥当な数値。刃径が小さい分、切断抵抗も少ないので、合板〜1×材なら十分なスペック

充電器はDC10SA(充電時間22分)。スライド式バッテリ系列の充電器なので、他のマキタ10.8Vスライド工具と共用可能です♪

鉄板ベース

HS301D ベース裏・鉄板素材

HS301Dのベース(材料に接する底板)は鉄板製。同クラスの軽量丸ノコにはアルミベース採用機もあり、アルミの方が平面精度・定規への滑らかさ・防錆性で有利です。

鉄板ベースは価格を抑えやすい反面、長期使用では塗装が剥がれてサビが出ることも。使用後はベース裏の状態を確認しておくと安心です。

精度重視の方にとっては正直マイナスポイントになりえますが、85mm小型機の用途範囲なら割り切れる仕様かなと。

ブロワ機能

HS301D ブロワ機能・青矢印図
出典:makita.co.jp

切断中に出る切粉を、ブロワがカットライン上から吹き飛ばす機能。

墨線が常に見えた状態で作業できるので、まっすぐ切る精度が出やすい。85mm小型機にこの機能が搭載されているのは実用上ありがたいポイントです。

0〜45°傾斜切断

ベース横の角度調整板を緩めることで、0°から45°まで傾斜切断が可能。額縁の留め継ぎや棚板の面取り風加工など、簡単な角度カットに対応します。

集塵接続(別売アダプタ)

HS301D 集塵アダプタ装着・カフス22・別売り表記

ダストノズルA-51817(別売)を使えば、集塵機のカフス22(径22mm)に接続して切粉を吸いながら作業できます。

室内作業や切粉をなるべく出したくない場面で有効。標準セットには含まれないため、必要な方は別途購入してください。HS300Dと共通部品なので、流用も可能です。

実際に使ってみる

軽さ・取り回し

HS301D スケール実測1,696g

BL1050B(5.0Ah)を装着した場合の重さは1,696g。BL1015(1.5Ah)であれば公式値1.5kgになります。

18V・125mm機(2.7kg前後)の半分強、インパクトドライバを少し大きくした程度の重さで片手で軽々持ち上げられます。「振り回されそうな怖さ」がかなり軽減されるので、丸ノコに不慣れな方でもストレスが少ない♪

長時間の作業や連続切断でも腕への負担は少なく、脚立上での作業も安定。

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BL1015装着なら兄弟機HS300Dと同じ質量です。

騒音・静音性

実測で90dB。HS300D(91dB)とほぼ同水準で、85mmクラスの静かさ。

機種 騒音値(無負荷) HS301D比
HS301D 90dB
HS300D 91dB +1dB
HS475D(18V/125mm) 97dB +7dB
HS631D(18V/165mm) 99dB +9dB
M565(AC/165mm) 99dB +9dB

125mm以上の機種と比べると6〜9dB低く、集合住宅や住宅街での作業に大きなメリット。とはいえ90dBは「静か」ではないので、夜間作業など時間帯への配慮は必要です。

安全機構(ロックオフレバー)

HS301D 片手グリップ・トリガー位置

スイッチレバー(トリガー)を引くだけでは起動せず、ロックオフレバーを押しながらトリガーを引く二段操作が必要。

なので物を持ち運ぶ際にうっかりトリガーに触れても回り出すことがなく、初心者の方でも安心感があります

最初は「面倒くさ‧‧‧」と思いました、正直。でも丸ノコの起動を一瞬でも止められる安心感は、慣れた頃にこそ効いてきます。運搬中に親指がトリガーに触れちゃっても回らない、これマジで助かる場面ある。
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切断性能と実用域

HS301D SPF1×4切断中のシーン

実際にSPF材・合板を切ってみた結果がコチラ。

材料 厚さ 評価
合板・ベニヤ 〜12mm ◎ 快適
ワンバイ材(1×4等) 19mm ○ 問題なし
集成材・パイン材 〜18mm ○ 問題なし
硬質集成材 20mm前後 △ 進行が遅くなる
ツーバイ材(2×4) 38mm ✕ 切込深さ不足で不可

合板・1×材は刃任せで快適に切れます。送り速度を急がなければ断面もキレイ。

集成材・パイン材も問題なし。ただし硬質集成材(タモ・ナラなど)の20mm前後だと回転数が落ちて進行が遅くなるので、ゆっくり送るのがコツ。

そして2×4材は最大切込深さ25.5mmが届かないため、物理的に不可。表裏から2回入れる方法もありますが、切断面のズレが出やすく非推奨。2×4を切る予定があるなら最初から125mm以上(HS474D等)を選んでください。

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HS300Dとの切断比較もしてみましたが、その差はほとんど感じません。切断性能でどちらかを選ぶとかはないです。

大容量バッテリで作業時間を伸ばせる

HS301D側ならではのメリットがコレ。BL1040B(4.0Ah)やBL1050B(5.0Ah)に対応しているため、長時間作業を1本のバッテリでまかなえます

1充電作業量はBL1015(1.5Ah)で約110本なので、BL1040Bならざっくり280〜290本前後(容量比からの目安)。連続でフローリング材や合板をカットする現場では、この容量差が地味に効いてきます。

実はコレ、HS301D側ならではのメリットだと思ってます。差込式バッテリは容量上限が小さく、フローリング張り替えとかやってると途中で充電切れ‧‧‧が普通にあります。スライド式で大容量バッテリが使えるだけで「軽い丸ノコをガッツリ使う」が現実的になります♪
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他機種との比較

兄弟機HS300Dとの違い

HS301D(スライド式)とHS300D(差込式)並び
項目 HS301D HS300D
バッテリ方式 10.8V スライド式 10.8V 差込式
対応バッテリ BL1015/BL1040B BL1013/BL1015K
充電器 DC10SA(22分) DC10WA(55分)
回転数 1,500 min⁻¹ 1,400 min⁻¹
質量(公式) 1.5kg 1.4kg
質量(実測) 1,696g 1,496g
1充電作業量 SPF 1×4 約110本 SPF 1×4 約90〜100本
騒音(実測) 90dB 91dB
標準価格(Z型・税別) ¥14,200 ¥14,100
切込深さ 25.5mm 25.5mm
2×4切断
HS301D/HS300D グリップ・バッテリ装着部の違い

切断性能そのものはほぼ同じ。違いはバッテリ方式に集約されます。

選び方の判断軸はこんな感じ。

  • 差込式バッテリ(BL1013/BL1015K)資産を持っている方 → HS300Dを選ぶ。バッテリ・充電器をそのまま流用可能。
  • スライド式バッテリ(BL1015/BL1040B)資産を持っている方 → HS301Dを選ぶ。100機種以上ある10.8Vスライド系工具と共用可能。
  • これから10.8V系を始める方 → HS301Dがおすすめ。マキタの現行ラインナップ主流はスライド式で、今後の工具拡張がしやすい。

どちらも「85mm軽量丸ノコ」というキャラクターは同じ。手持ちのバッテリ規格で選ぶのが正解です。

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並べてみるとほんっとに見た目はそっくり。グリップの形状・凹凸パターンが微妙に違う程度で、操作感は実質同じ。決めるのはバッテリ規格、これに尽きます。

HS474D・M565との比較

項目 HS301D HS474D M565
電源 10.8Vスライド 18V AC100V
刃径 85mm 125mm 165mm
最大切込(90°) 25.5mm 47mm 57mm
質量 1.5kg 2.7kg 3.0kg
騒音(実測) 90dB 97dB 99dB
2×4切断
参考価格(本体のみ・税別) ¥14,200 ¥27,000前後 ¥15,000前後

HS474D(18V・125mm)はHS301Dより1クラス上の機種。2×4まで一発切断可。本格的なDIYや構造材を扱う予定があるなら、最初からこちらを選ぶ方が後悔しません。

M565(AC100V・165mm)は同価格帯で2×4対応・パワフルですが、コード必須・3kg・騒音99dBとトレードオフ要素が大きい。サブ機として取り回しを求めるなら、やはりHS301Dが優位です。

メリット・デメリット

✅ メリット

質量1.5kgと軽量
10.8Vスライド式バッテリ採用で、マキタ10.8V系工具と完全互換
大容量バッテリ対応で長時間作業可能
騒音90dB・同クラス最静音、住宅街での作業に配慮可
二段安全機構(ロックオフ+トリガー)で不意起動を防止
HS301DZなら実売¥10,000〜11,000前後と低コストで導入可

❌ デメリット

最大切込深さ25.5mmで2×4材は90°切りで貫通不可
チップソーは純正A-19118(85mm×内径20mm)のみで選択肢が極めて少ない
ベースが鉄板製、長期使用では塗装剥がれからのサビに注意
ブラシレスモータではない(同クラスのため許容範囲)

Q&A

Q HS301Dで2×4材は切れますか?
A 90°切りでは切れません。最大切込深さ25.5mmに対し2×4材は38mm厚のため、刃が貫通しません。2×4材を扱うならHS474D(18V・125mm)以上を選んでください。
Q 兄弟機HS300Dのバッテリ(BL1013/BL1015K)はHS301Dで使えますか?
A 使えません。HS300Dは差込式、HS301Dはスライド式でバッテリ形状が物理的に違います。両機を併用する場合はバッテリ・充電器がそれぞれ必要です。
Q HS300DとHS301D、新規購入ならどちらがおすすめですか?
A 新規ならHS301Dをおすすめします。マキタの10.8V現行主流はスライド式で、将来的な工具拡張のしやすさが圧倒的に違うため。本体の切断性能はほぼ同じです。
Q BL1040B(4.0Ah)を使うと作業量はどれくらい伸びますか?
A 公式の作業量目安はBL1015(1.5Ah)でSPF 1×4 約110本。容量比からBL1040Bならざっくり280〜290本前後と見ていいでしょう(公式記載値ではないため目安)。長時間作業ならBL1040Bが安心です。
Q 集塵機に接続すれば室内でも使えますか?
A はい。別売のダストノズルA-51817を装着し、集塵機のカフス22に接続すれば切粉の大部分を集塵できます。

購入判定

新規でマキタ10.8V系を始める
○ 買い HS301Dが現行主流。HS301DSHで一式そろえるのが正解
すでに10.8Vスライド式バッテリ(BL1015/BL1040B)を持っている
○ 買い HS301DZ(本体のみ)で追加コスト最小
すでに10.8V差込式バッテリ(BL1013)を複数持っている
△ 検討 兄弟機HS300Dの方がバッテリ資産を活かせる
将来的に2×4材や構造材を切断する可能性がある
✕ 不要 最初からHS474D(18V・125mm)以上を選ぶべき
すでに18Vバッテリを持っている
✕ 不要 18V系丸ノコで揃えた方がバッテリ資産を無駄にしない

まとめ

マキタ HS301D 本体スタジオショット

ということで今回はマキタ10.8V充電式マルノコ『HS301D』をレビューしました。

軽量1.5kg・静音90dB・二段安全機構という基本キャラに加えて、10.8Vスライド式バッテリ採用が特徴の1台。

新規でマキタ10.8V系を始める方、薄板中心のDIYで「軽い1台」を求める方にとっては、現時点で最有力の選択肢です♪

兄弟機HS300D(差込式)とは切断性能はほぼ同じ。バッテリ規格で選ぶのが正解で、これからマキタ10.8V系で揃えていく方は迷わずHS301Dへ。ただし2×4材は切れないので、構造材を扱う予定があるなら最初からHS474D(18V・125mm)以上を選んだ方が後悔しません

新規導入ならHS301DSH(¥17,000〜18,000)、スライド式バッテリ所有者ならHS301DZ(¥10,000〜11,000前後)。HS300Dからの乗り換えはバッテリ・充電器も買い直しになる点だけ、購入前にお忘れなく。

10.8Vスライドバッテリ

BL1050B:5.0Ah

BL1040B:4.0Ah

BL1020B:2.0Ah

BL1015:1.5Ah

スライド10.8V充電器

DC10SA ⇒ BL1040B:フル充電60分

DC10WC ⇒ BL1040B:フル充電130分

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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