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【コンセント式で際切りもこなす】5241を解説_マキタAC100V 125mm内装マルノコ_5241

マキタのAC100V・125mm丸のこ「5241」。マキタの呼び名は「内装マルノコ」で、コンセント式の5230に、床と壁の境目を切る「際切り」の機能を足した兄弟機です。

刃を左に15°傾けて、壁際の床まで切り込めるのが5230に無い点。それでいて、質量は5230と同じ2.2kgに収まっています。

同じく際切りができるマキタ18VのHS474D/HS475Dや、音を下げるモードを持つHiKOKIのコンセント式C5MEY(SK)との違いも紹介します。

マキタ 5241 AC100V・125mm内装マルノコの本体(際切り機能付き・チップソーと平行定規を装着)
出典:マキタ公式

5241のスペック

項目 マキタ
52415241
電源 AC100V
(コード5m)
消費電力 710W
のこ刃径 125mm
切込み深さ
(90°/45°)
46/30mm
際切り 18mm
(左15°)
傾斜 右45°〜左15°
回転数 5,600min⁻¹
質量 2.2kg
寸法
(長さ×幅×高さ)
257×212×211mm
ブレーキ/LED あり/あり
集じん ダストノズル付属
(集じん機に接続)
標準で付くチップソー A-48197
木工・リフォーム用
標準小売価格
(税別・刃付き)
40,500円

※価格はメーカーの標準小売価格(税別・2026年9月時点)です。販売店での実際の価格とは異なります。

💡
5241はどんな製品?
コンセントにつないで使う125mm丸のこで、床と壁の境目を切る「際切り」ができます。

メリット

  • 左に15°傾けて、切込み18mmまでの際切りができる
  • 際切りの機構が付いても、質量は5230と同じ2.2kg
  • チップソー・平行定規・ダストノズルが付いて、標準小売価格は40,500円
  • ブレーキ・ブロワ・LEDライトを装備

デメリット

  • 際切りで切り込めるのは18mmまで
  • 際切りのときは、サブベースを外して使う
  • 45°の切込みは30mm(2×4材は45°で切り落とせない)
  • 音を下げるモードは無い(兄弟機5230の実測値は100dB)

電源の取れる内装の現場で、床の張り替えのように壁際まで切る作業がある場合に向いた1台です。
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5241の4つの特徴

  • 左15°に傾けて、床と壁の境目まで切り込める
  • 際切りの機構が付いても、質量は5230と同じ2.2kg
  • リフォーム用のチップソーと、平行定規・ダストノズルが付いてくる
  • ブロワで、墨線の上の切り粉を吹き飛ばす

左15°に傾けて、床と壁の境目まで切り込める

5241を左に傾け、ベースの側面を壁に当ててフローリングと壁の境目を切っているところ
出典:マキタ公式

5241は、刃を右に45°まで傾けられるだけでなく、傾斜切替ストッパのレバーを回すと左にも15°まで傾けられます。材料に当てる底板がベースで、そこに付く補助の底板がサブベースです。サブベースを外してこの角度にし、ベースの先端の右側面を壁に当てれば、床と壁の境目を最大18mmの深さで切り込めます。

取扱説明書での際切りの説明は「フロアなどを壁際ぎりぎりで切断する作業」。フロア材などを張り替えるとき、壁際の床をコンセント式の丸のこで切れます。兄弟機の5230は右45°〜0°までで、左には傾けられません。手順は、このあとの「4つのポイント」にまとめました。

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ふつうの向きで構えた丸のこは、ベースが先に壁に当たるので、刃を壁際まで寄せられません。際切りは、その届かない床の端を切るための機能です。

際切りの機構が付いても、質量は5230と同じ2.2kg

5241の質量は2.2kg。左への傾斜の機構とサブベースが付いても、兄弟機の5230と同じ重さで、切込み深さ(90°で46mm)と回転数(5,600min⁻¹)も変わりません。

長さは257mmで、125mmのチップソーを使うことで取り回しの良い大きさにまとめてあります。床に構える際切りも、台の上での普段の切断も、同じ2.2kgの1台で行えます。

リフォーム用のチップソーと、平行定規・ダストノズルが付いてくる

付いてくる刃は、マキタが「木工、リフォーム用」とするチップソー(A-48197)。5230に付く木工用のチップソー(A-48125)とは品番が違います。このほかボックスレンチ・平行定規・ダストノズルも付いて、標準小売価格は40,500円です。

平行定規を使うときは、サブベースを付けた状態で、その上に定規を重ねて差し込みます。際切りでサブベースを外したあとに平行定規を使うなら、先にサブベースを付け直す流れです。

ダストノズルを取り付けると、マキタの集じん機と接続できます。付けたままだと切りくずが詰まる場合があるため、集じん機につながないときはダストノズルを外して使います。

ブロワで、墨線の上の切り粉を吹き飛ばす

ベース前側の拡大。刃の前から墨線の上へ、ブロワの風が吹き出す様子を示した図
出典:マキタ公式

ブロワは、切る位置の目印になる線(墨線)にたまった切り粉を風で吹き飛ばし、線を見ながら切りやすくする機能です。

刃の前を照らすLEDライトは、ハンドルの上にあるライト用スイッチで、モーターとは別に点けたり消したりできます。ほかに、電源プラグをコンセントに差すと緑の通電表示ランプが点き、スイッチを切ると同時にブレーキがかかります。

兄弟機5230の騒音実測(参考):100dB

ここでは、取扱説明書・モーター・回転数が共通の兄弟機5230の実測値を、参考として載せます(5241を測った値ではありません)。

騒音は、騒音計を本体のすぐそばに置き、刃を空回しした状態で測りました。同じ測り方の機種どうしの比較には使えますが、5241の切断中の音を示す値ではありません。

騒音実測(空回し)比較 ※小さいほど静か
85 90 95 100 105dB
HS301D(参考:最も静かなクラス)
90dB
HS474D/HS475D
97dB
M565
99dB
5230(参考) ◀
100dB
C5MEY(SK)
101dB
静音94dB
DM-100
103dB
マキタ・通常
HiKOKI・通常
他メーカー・通常
静音モード
本体のすぐそばで測った値です。JISの測定方法とは異なるため、カタログの騒音値とは単純に比較はできない点はご注意ください。機種どうしを比べるための参考値です。

兄弟機5230の実測値は100dB。これまで測った丸のこの中では大きいほうで、100dBを超えたのは7機種でした。

マキタ18VのHS475Dは97dBで、5230より3dB小さい値。HiKOKIのC5MEY(SK)は通常が101dBと5230より大きいものの、サイレントモードに切り替えると94dBまで下がりました。

5241を選ぶときに確認したい4つのポイント

際切りは、サブベースを外して左15°に傾けて行う

取扱説明書にある際切りの流れをまとめます。実際に作業するときは、取扱説明書の安全上の注意もあわせて確認してください。

  1. 切込みを浅くしてから、傾斜切替ストッパのレバーを回して左15°まで傾ける
  2. 材料の厚さに合わせて、切込み深さを調整する(最大18mm)
  3. サブベースのツマミネジ(2か所)をゆるめて、サブベースを外す
  4. ライトを点け、ベースの先端の右側面を壁と床に当てる(ベースの後ろの右端は、壁から少し離す)
  5. 安全カバーのレバーを引いて刃を出し、刃が壁にも床にも触れていないことを確かめてからスイッチを入れる
  6. 回転が安定したら、ベースの先端を支点にゆっくり下げて床の隅に切り込み、ベースの右側面を壁に沿わせて前へ進める

左に傾けると、刃先がベースの右側面より外に出ます。壁まで切り込まないよう、壁に沿わせる手元には注意が要ります。体は、本体の進行方向に対して左側に置くのが取扱説明書の指定です。

際切りをしない普段の切断では、サブベースを付けたまま使うので、この手順は要りません。

45°の切込み深さは30mm

刃を45°に傾けたときの切込みは30mm。2×4材の厚さは38mmなので、45°では1回で切り落とせません。

直角なら46mmまで切れるため、2×4材も1回で切り落とせます。刃を45°に傾けて切ることが多い場合は、45°で46mm切れるHS631Dのような165mmクラスとの違いを確認しておきたいところです。

直角切りで厚さ46mm以内、45°切りで厚さ30mm以内の材料が中心なら、この切込み深さは問題になりません。

音を下げるモードは無い

5241には、回転を落として音を下げるモードがありません。周りへの音が気になる時間帯に使うときも、本体の側では音を下げられません。

周りの家から離れた作業場など、音への配慮があまり要らない場所なら気になりませんが、住宅が近い場所では日中でも注意が要ります。

コード式なので、延長コードの太さと長さを確認

本体のコードは5m。コンセントから離れた場所で切るときは延長コードを使うことになり、取扱説明書では、太さ2.0mm²のコードなら5241(7.5A)で30mまでを長さの目安にしています。

材料の反対側に回って切るときは、コードが材料や足元に引っかからないような取り回しも要ります。一方、コンセントの近くの台の上で切るのが中心なら、延長コードは短く済みます。

他の125mm丸のこと比較

比べるポイントは、際切りが要るか、コードレスで使いたいか、音を下げるモードが要るかの3つ。どれも、実機のレビュー記事がある機種と比べます。

5230(マキタ AC100V):際切りをしない場合

項目 マキタ
52305230
マキタ
52415241
際切り ─
傾斜は右45°〜0°
18mm
(左15°)
切込み深さ
(90°/45°)
46/30mm 46/30mm
回転数 5,600min⁻¹ 5,600min⁻¹
質量 2.2kg 2.2kg
ブレーキ あり あり
標準で付くのこ刃 A-48125
(木工用)
A-48197
木工・リフォーム用
標準小売価格
(税別・刃付き)
34,800円 40,500円

取扱説明書が共通の兄弟機で、切込み深さ・回転数・質量は同じ。違うのは左への傾斜と、付いてくる刃です。

際切りが必要なら5241。不要なら、切込み深さ・回転数・質量が同じ5230のほうが、チップソー付の標準小売価格は5,700円安くなります。

HS474D/HS475D(マキタ 18V):コードレスで際切りをしたい場合

項目 マキタ
HS474DHS474D
マキタ
HS475DHS475D
マキタ
52415241
電源 18V
(バッテリ)
18V
(バッテリ)
AC100V
質量 2.7kg 2.7kg 2.2kg
切込み深さ
(90°/45°)
47/30mm 47/30mm 46/30mm
際切り 20mm
(左15°)
20mm
(左15°)
18mm
(左15°)
回転数 5,400min⁻¹ 5,400min⁻¹ 5,600min⁻¹
集じん機との無線連動 ─ 対応 ─
本体の価格
(税別・刃付き)
45,900円 47,500円 40,500円
電池2個・充電器セット
(税別)
104,700円 106,300円 ─

※HS474D/HS475Dの本体のみはHS474DZ/HS475DZ(鮫肌チップソー付)、セットはHS474DRGX/HS475DRGX(バッテリ2個・充電器・ケース付き)です。

マキタの18V・125mmで、こちらも左15°の際切りに対応します。丸のこの操作に合わせて集じん機を動かす無線連動に対応するのは、HS475Dです。

コードレスで使いたい、または18mmを超えて20mmまで際切りしたいならHS474D/HS475Dが候補です。18mmまでで電源が取れるなら、5241は500g軽く、電池と充電器も要りません。

C5MEY(SK)(HiKOKI AC100V):音を下げるモードがほしい場合

項目 HiKOKI
C5MEY(SK)C5MEY(SK)
マキタ
52415241
質量 2.2kg
(コードを除く)
2.2kg
切込み深さ
(90°/45°)
47/30mm 46/30mm
際切り ─ 18mm
(左15°)
モード パワー/サイレント ─
回転数 7,000/3,500min⁻¹ 5,600min⁻¹
消費電力 1,050W 710W
標準で付くのこ刃 黒鯱 A-48197
木工・リフォーム用
標準小売価格
(税別・刃付き)
47,100円 40,500円

※C5MEY(SK)の回転数はパワー/サイレントの順です。

同じAC100V・125mmのHiKOKI機で、パワーとサイレントの2つのモードを持ちます。実測のチャートにあるとおり、C5MEY(SK)はサイレントモードで94dBまで下がりました(C5MEY(SK)の実機で測った値)。一方、左への傾斜は無く、際切りはできません。

5241は際切りができ、C5MEY(SK)はサイレントモードを持つのが違い。どちらも刃付きの本体で、標準小売価格は5241のほうが6,600円安くなります。

電動工具なびの見解

マキタ 5241 AC100V・125mm内装マルノコ
出典:マキタ公式

コンセントの取れる現場で、床と壁の境目を切る作業があるなら、5241は候補になります。

兄弟機の5230と同じ2.2kg・同じ切込み深さのまま、左15°に傾けて壁際の床まで切り込めること。これがこの機種の一番の特徴です。

ただし、際切りは18mmまで。普段の切断と際切りを何度も切り替えるなら、その都度サブベースを付け外しする手間も見ておきたいところです。コードレスで際切りをしたい場合はHS474D/HS475D、際切りは不要で音を下げるモードを優先する場合はC5MEY(SK)と、それぞれの違いを比べて選んでください。

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