京セラのAC100V・147mm丸ノコ「MW-46A」。旧リョービの電動工具を引き継いだ、家庭向け「マイシリーズ」の1台で、公式2.1kgの軽さが特徴です。
実機で騒音と質量を測り、SPFの1×4材と2×4材を直角に切りました。同じ入門クラスのAC丸ノコ、マキタのM565とHiKOKIのFC6MA3とも比べながら紹介します。

MW-46Aのスペック

| 項目 | 京セラ MW-46A ![]() |
|---|---|
| 電源 | AC100V |
| のこ刃径 | 147mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
46/30mm |
| 回転数 | 3,700min⁻¹ |
| 質量 | 2.1kg |
| 消費電力 | 550W |
| ブレーキ | あり |
| 付属の刃 | 147mm・24P |
| 騒音 (実測) |
100dB |
| 価格 | オープン価格 |
※価格はメーカーの標準小売価格(税別・2026年9月時点)です。MW-46Aはオープン価格で、標準小売価格はありません。販売店での実際の価格とは異なります。
メリット
- 公式の質量は2.1kgで、手元にあるAC100Vの丸のこでいちばん軽い
- 90°で46mmまで切れるので、2×4材(38mm)を直角に切れる(実機で確認)
- スイッチを切ると刃を止めるブレーキが付いている
- 消費電力は550W
デメリット
- 45°の切込み深さは30mm(2×4材の厚さは38mm)
- ベースは鉄板
- 集じん機につなぐアダプタは別途用意
- 付属の刃は24P(切る速さ寄りの刃)
MW-46Aの4つの特徴
- 2.1kgと、入門クラスのAC丸ノコの中で軽い
- 147mmの刃で、2×4材を直角に切れる
- スイッチを切ると、ブレーキで刃が止まる
- 消費電力550Wで、家庭のコンセントで使いやすい
2.1kgと、入門クラスのAC丸ノコの中で軽い

MW-46Aの公式の質量は2.1kgです。
手元にあるAC100Vの丸のこでは、カタログの質量がいちばん小さい機種です(2026年9月時点)。
実機をはかりに載せると2,372gで、公式の2.1kgとは272gの差がありました。はかった条件が公式と同じとは限らないので、ほかの機種と比べるときは公式の値を使っています。
この軽さは、材料の上で丸ノコを持ち上げて置き直すたびに効いてきます。
147mmの刃で、2×4材を直角に切れる

刃の直径は147mmで、90°(直角)で切れる深さは46mm。厚さ38mmの2×4材なら、直角に切るぶんには余裕があります。
実際に、SPFの1×4材と2×4材を直角に切りました。
回転数は3,700min⁻¹と、M565の5,500min⁻¹より低め。ただ、この数字だけでは切る速さまでは分かりません。
スイッチを切ると、ブレーキで刃が止まる
製品名に「(ブレーキ付)」とあるとおり、スイッチを切るとブレーキが刃の回転を止めます。
刃が惰性で回り続ける時間が短いので、切り終えてから本体を置くまでの待ち時間が減ります。
消費電力550Wで、家庭のコンセントで使いやすい
MW-46Aの消費電力は550W。
FC6MA3の1,050Wより消費電力は小さめです。ただ、ほかの家電と同時に使うときは合計の消費電力を、延長コードを使うときはコードの容量を、あわせて確かめておくと安心です。
騒音を実測:100dB
騒音は、騒音計を本体のすぐそばに置き、刃を空回しした状態で測定。どの機種も同じやり方なので、機種どうしの比較に使えます。材料を切っているときの音は、今回は測っていません。
MW-46Aの実測値は100dB。これまで測った丸のこの中では大きいほうで、これより大きかったのは7機種です。
入門クラスのAC機3台で見ると、M565が99dB、MW-46Aが100dB、FC6MA3が102dBで、差は3dBの範囲に収まっています。
MW-46Aを選ぶときに確認したい4つのポイント
45°の切込み深さについて
45°に傾けたときの切込み深さは30mm。2×4材の厚さは38mmなので、45°の斜め切りでは切り落とせません。
ここでいう斜め切りは、刃を45°に傾ける切り方です。2×4材をこの向きで切り落としたいなら、45°で38mm以上切れる機種を比べてください(比較は後で紹介します)。
直角なら厚さ46mm以内、刃を45°に傾けるなら30mm以内が目安です。使う板や合板がこの範囲に収まるなら、切込み深さは問題になりません。
ベースの材質について

材料に当てて滑らせるベースは、鉄板をプレスしたもの。
FC6MA3のようにアルミベースの機種もありますが、今回はまっすぐ切る精度の差までは確かめていません。材質だけで精度の優劣は決められません。
集じん機につなぐアダプタは別途用意

化粧箱には「集じん機接続可能」とありますが、そのままではつなげません。集じん機で切り粉を集めたいなら、別売の集じんアダプタが必要です。
集じん機につないで切り粉を集めたいなら、室内でも屋外でも、アダプタを別に買うことになります。集じん機につながずに使うなら、アダプタは要りません。
付属品と刃の刃数について

箱に入っていたのは、本体・ソーガイドフェンス(平行定規)・取扱説明書。のこ刃は、刃先に硬いチップが付いたチップソー(直径147mm・刃数24=24P)が、あらかじめ本体に取り付けられています。
| 型式 | 付属のチップソー | 付属の定規 | 価格 |
|---|---|---|---|
| MW-46A | 147mm・24P | ソーガイドフェンス | オープン価格 |
刃数24は、切り口のきれいさより切る速さ寄りの刃です。仕上がりを見せる棚板などで切り口を整えたい場合は、刃数の多い147mmの刃に替える方法があります。
また、MW-46Aはオープン価格で、メーカーの標準小売価格がないため、ほかの機種と値段で比べるときは、販売店の価格を並べて見る必要があります。
他の入門AC丸ノコと比較
M565(マキタ AC100V・165mm):2×4材を斜めにも切る場合
| 項目 | マキタ M565 ![]() |
京セラ MW-46A ![]() |
|---|---|---|
| のこ刃径 | 165mm | 147mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
57/38mm | 46/30mm |
| 回転数 | 5,500min⁻¹ | 3,700min⁻¹ |
| 質量 | 3.0kg | 2.1kg |
| 騒音 (実測) |
99dB | 100dB |
| 価格 | 24,200円 | オープン価格 |
マキタの入門クラスのAC丸ノコで、刃は165mm。90°では57mmまで切れます。
騒音の実測値は1dBしか違わないので、比べるのは深さと重さです。
刃を45°に傾けて2×4材を切り落とすなら、45°で38mm切れるM565が候補です。直角切りが中心なら、公式の質量でM565より900g軽いのはMW-46A。
FC6MA3(HiKOKI AC100V・165mm):ベースと刃の質を重視する場合
| 項目 | HiKOKI FC6MA3 ![]() |
京セラ MW-46A ![]() |
|---|---|---|
| 切込み深さ (90°/45°) |
57/38mm | 46/30mm |
| 質量 | 3.2kg | 2.1kg |
| ベース | アルミ | 鉄板 |
| 付属の刃 | 刃数52 | 24P |
| 消費電力 | 1,050W | 550W |
| 騒音 (実測) |
102dB | 100dB |
| 価格 | 18,800円 | オープン価格 |
HiKOKIの入門クラスのAC丸ノコで、アルミベースと、墨線に合わせる目印を調整できるガイドピースを持つ機種です。
騒音の実測値は、FC6MA3のほうが2dB大きくなります。
違いはベースと付属の刃、重さ。FC6MA3はアルミベースで、付属の刃は切り口のきれいさ寄りの刃数52。対するMW-46Aは鉄板のベースと24Pの刃で、1.1kg軽く、消費電力は550Wです。
電動工具なびの見解

作業の中心が板と2×4材の直角切りで、少しでも軽い丸ノコがほしいなら、MW-46Aは候補になります。
公式の2.1kgは、2026年9月時点で手元にあるAC100Vの丸のこの中でいちばん軽い数字です。ブレーキも付いていて、消費電力は550Wに収まっています。
一方、45°に傾けたときの切込みは30mmで、2×4材を斜めに切り落とせません。刃を45°に傾けて2×4材を切る場合は、45°で38mm切れるM565やFC6MA3と、切込み深さと重さの違いを比べて選んでください。


