高儀の「EARTH MAN(アースマン)」シリーズから出ている、AC100V・147mmの丸のこ「DM-100」。DIY向けの入門AC機です。
実機で騒音を測り、DIYでよく使う木材のSPF材(1×4材・2×4材)を直角に切りました。同じAC100VのマキタM565とも比べながら紹介します。

DM-100のスペック

| 項目 | 高儀 DM-100 ![]() |
|---|---|
| 電源 | AC100V |
| のこ刃径 | 147mm |
| 使える刃の径 | 140〜147mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
48/31mm |
| 回転数 | 5,000min⁻¹ |
| 質量 | 2.7kg |
| ブレーキ | あり |
| LEDライト | なし |
| 騒音 (実測) |
103dB |
| 付属のチップソー | 木工用 147mm・40P |
| ほかの付属品 | 平行定規・ 六角棒レンチ |
| 標準小売価格 (税別) |
公式未記載 |
※価格はメーカーの標準小売価格(税別・2026年9月時点)です。販売店での実際の価格とは異なります。
メリット
- 147mmの刃で2.7kg
- 90°の切込みが48mmあり、2×4材(厚さ38mm)を直角に切れる
- ブレーキ付きで、スイッチを離すと刃がすぐ止まる
- のこ刃・平行定規・六角棒レンチが付いていて、届いたらすぐ使える
デメリット
- 作動音の実測値は103dBで、これまで測った丸のこの中で最も大きい
- 45°の切込み深さは31mm(2×4材は斜めに1回では切り落とせない)
- LEDライトは非搭載
DM-100の5つの特徴
- 147mmの刃で2.7kg
- 90°で48mm切れるので、2×4材を直角に切れる
- ブレーキ付きで、コードは5m
- アルミベースで、0°の位置をねじで合わせ直せる
- のこ刃・平行定規・六角棒レンチが最初から付いている
147mmの刃で2.7kg

DM-100ののこ刃は直径147mm。165mmより一回り小さい刃で、本体は2.7kgです。
丸のこは、材料に載せては持ち上げる動作を、1回の作業で何度も繰り返す工具です。収納棚からの出し入れも含めて、軽いほうが扱いやすくなります。
90°で48mm切れるので、2×4材を直角に切れる

90°の最大切込み深さは48mm。厚さ38mmの2×4材なら、1回で直角に切り落とせます。
実際にSPFの1×4材と2×4材を直角に切りました。
直角に1回で切り落とせるのは、厚さ48mmまでの材料です。
使えるのこ刃は直径140〜147mmで、付属の刃が傷んだら、この範囲の木工用チップソーに付け替えます。
ブレーキ付きで、コードは5m
DM-100はブレーキ付き。スイッチを離すと刃の回転がすぐに止まるので、切り終えてから本体を置くまでの待ち時間が短くなります。
電源コードは5mあるので、コンセントから離れた場所で材料を切るときも、延長コードを足す回数が減ります。
消費電力は705Wなので、延長コードをつなぐときは、コードに書かれた容量がこの705Wを上回っているかを確かめてください。
アルミベースで、0°の位置をねじで合わせ直せる

材料に当てるベースはアルミ製で、高儀の呼び名は「ひずみの少ないアルミベースタイプ」。

刃を傾ける部分には、0°(直角)に戻したときに止まる位置を決めるねじがあります。刃とベースの直角がずれていたら、このねじで合わせ直せます。
直角がずれたまま切ると、切り口が斜めになり、箱や棚を組んだときにすき間ができてしまいます。使い始める前に直角を確かめ、ずれていれば直してから切り始めるのが、このねじの使いどころです。
のこ刃・平行定規・六角棒レンチが最初から付いている

箱を開けると、入っていたのは本体・取扱説明書・六角棒レンチ・平行定規。直径147mm・刃数40枚の木工用チップソーは、最初から本体に取り付けられています。
平行定規は、材料の端から同じ幅で細長く切るときに使うガイドです。刃を買い足さずに、箱から出してすぐ切り始められます。
騒音を実測:103dBで、これまで測った丸のこの中で最大
騒音は、騒音計を本体のすぐそばに置き、刃を空回しした状態で測りました。どの機種も同じやり方で測っているので、機種どうしを比べる目安になります。
DM-100の103dBは、2026年9月時点で、これまで測った丸のこの中で最も大きい数字です。M565の99dBより4dB、同じ147mmのMW-46Aの100dBより3dB大きくなりました。
DM-100を選ぶときに確認したい3つのポイント
作動音について
先ほどの実測のとおり、DM-100は103dBです。
周りに家が少ない屋外なら、近所への音は気になりにくいですが、作業する人の耳栓やイヤーマフを用意しておくと、耳を守れます。集合住宅のベランダや家の中で使う場合は、周りへの音に注意が必要です。
45°の切込み深さは31mm
刃を45°に傾けたときの切込み深さは31mmです。2×4材は厚さ38mmなので、45°では1回で切り落とせません。
刃を45°に傾けて切る材料が、厚さ31mm以下の1×4材や合板だけなら、この切込み深さで足ります。2×4材を、刃を45°に傾けて1回で切り落としたいなら、45°で38mm以上切り込める機種が候補になります。
LEDライトについて
DM-100には、刃の前を照らすLEDライトがありません。暗い場所では、墨線と刃の位置を目で合わせにくくなります。
明るい場所で作業する場合は、LEDライトが無いことを気にする必要はありません。
他の丸のこと比較
M565(マキタ AC100V・165mm):2×4材を斜めにも切る場合
| 項目 | マキタ M565 ![]() |
高儀 DM-100 ![]() |
|---|---|---|
| のこ刃径 | 165mm | 147mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
57/38mm | 48/31mm |
| 回転数 | 5,500min⁻¹ | 5,000min⁻¹ |
| 質量 | 3.0kg | 2.7kg |
| 騒音 (実測) |
99dB | 103dB |
| 標準小売価格 (税別) |
24,200円 | 公式未記載 |
M565は、マキタのDIY向けAC丸のこ(刃径165mm)です。
M565は300g重いかわりに、切込みが90°で9mm、45°で7mm深く、実測の騒音も4dB小さい値でした。
MW-46A(京セラ AC100V・147mm):軽さと静かさを優先したい場合
| 項目 | 京セラ MW-46A ![]() |
高儀 DM-100 ![]() |
|---|---|---|
| のこ刃径 | 147mm | 147mm |
| 切込み深さ (90°/45°) |
46/30mm | 48/31mm |
| 回転数 | 3,700min⁻¹ | 5,000min⁻¹ |
| 消費電力 | 550W | 705W |
| 質量 (公式) |
2.1kg | 2.7kg |
| 騒音 (実測) |
100dB | 103dB |
| 付属のチップソー | 147mm・24P | 147mm・40P |
MW-46Aは、同じ147mm刃を使う京セラ(旧リョービ)のDIY向けAC丸のこです。切込みの深さは、90°・45°ともDM-100とほとんど変わりません。
違うのは重さと音、モーターです。
MW-46Aは公式の質量が600g軽く、実測でも3dB静かでした。DM-100は回転数が1,300min⁻¹高く、消費電力も155W大きくなりますが、切断性能の優劣までは比べていません。
電動工具なびの見解

年に数回のDIYで、木材や合板を直角に切るのが中心なら、DM-100は候補になります。
本体はM565より300g軽い2.7kgで、2×4材を直角に切れて、ブレーキも付いているのがこの機種の強みです。のこ刃と平行定規も付いているので、初めての1台として箱から出してすぐ使い始められます。
一方、45°の切込み深さは31mmで、2×4材は45°では1回で切り落とせません。作動音も103dBあります。2×4材を45°で切りたい場合はM565、家の中や集合住宅で使う場合は音の小さい機種も候補に入れて、それぞれの違いを比べてみてください。



