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まだまだ現役!HiKOKIインパクトのフラグシップ|WH36DC_HiKOKI36V_インパクトドライバ_レビュー

今回ご紹介するのは36Vインパクトドライバ『WH36DC』。

2024年2月に「WH36DD」が新発売され、1世代前のフラグシップとなってしまいましたが、まだまだ現役のWH36DC

フラグシップだけあってパワーも機能も十分。

新発売の「WH36DD」よりもお安く手に入るため、「WH36DD」までの機能は要らないって方にはまだまだ選択のメリットあり。

今回はそんな『WH36DC』についてレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪

  • HiKOKIの最高峰インパクトドライバが欲しい!
  • でも価格はできれば抑えたい。
  • 最新機種かどうかはこだわらない

別の機種が良さそうな方

  • 価格は高くても良いから最新機種が欲しい!!
    ⇒HiKOKI36V「WH36DD
  • マキタ沼に絶賛ドはまり中なのでマキタ40Vmaxスペック機種を。。。
    ⇒マキタ40Vmax「TD002G
  • HiKOKI10.8Vユーザなんだけど近い性能の機種ない?
    ⇒HiKOKI 10.8V 「WH12DCA

WH36DCのラインナップ

WH36DC』のセット内容のラインナップは全部で4種類。

本体のみの(NN)、第二世代マルチボルトバッテリ(BSL36A18BX)×2個と充電器がセットになった(2XPSZ)、バッテリが第一世代バッテリ(BSL38A18)になっている(2XPS)、充電器が無くバッテリ(BSL36A18)×2個の(2XNS)が正式なラインナップ。

またAmazon限定でマルチボルトバッテリ(BSL36A18BX)×1個と充電器のセットもあり、バッテリ2個までは要らないって方にはお手頃価格で手に入る嬉しいラインナップです。

カラーバリエーションはアグレッシブグリーン・ストロングブラック・フレアレッド・ディープオーシャンブルー・フォレストグリーンの5色。

また、数量限定でデザートイエロー・セームブルーも発売されてます。

出典:マルチボルト(36V)コードレスインパクトドライバ:WH36DC (hikoki-powertools.jp)
出典:マルチボルト(36V)コードレスインパクトドライバWH36DC 特別限定色 台数限定発売 - HiKOKI (hikoki-powertools.jp)

ちょっと前にはグランドキャメルとコーラルストーン色も限定であったんですが、もう出回ってないですね。

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WH36DC(NN*):本体のみ

本体色緑/黒/赤/青/深緑
バッテリー無し
充電器無し
収納ケース無し
その他付属品フック

WH36DC(2XP*SZ):第二世代バッテリー2個+充電器

本体色緑/黒/赤/青/深緑/黄/水色
バッテリーマルチボルトバッテリ(BSL36A18BX)×2個
充電器付属(UC18YDL2)
収納ケースハードケース
その他付属品フック

WH36DC(2XP*):第一世代バッテリー2個+充電器

本体色緑/黒/赤/青/深緑
バッテリーマルチボルトバッテリ(BSL36A18B)×2個
充電器付属(UC18YDL2)
収納ケースハードケース
その他付属品フック

WH36DC(XPSZ):バッテリー1個+充電器

本体色
バッテリーマルチボルトバッテリ(BSL36A18BX)×1個
充電器付属(UC18YDL2)
収納ケースハードケース
その他付属品フック

WH36DCの価格帯

型式 Amazon価格
本体のみ バッテリ×2セット
WH36DC
アグレッシブグリーン 16,780円 43,000円
ストロングブラック 17,582円 43,000円
フレアレッド 16,566円 47,029円
ディープオーシャンブルー 16,916円 46,717円
フォレストグリーン 20,100円 47,800円
デザートイエロー(限定) 57,000円
セームブルー(限定) 51,444円
WH36DD アグレッシブグリーン 未発売 56,052円
TD002G 22,000円 53,980円

WH36DC』のカラーバリエーションの中でも数千円の揺れ有り、とくに限定色に関しては本体のみの販売は無くセット品のみ、そして通常色よりもイエローに関しては14,000円もお高くなってます。。。

表の上、定価(グラフ)で見ると、『WH36DC』(定価:28,200円)の後継機種「WH36DD」(定価:31,100円)とマキタ40Vmaxフラグシップ「TD002G」(定価31,100円)と比べると『WH36DC』は3,000円ほどお安い。

実際販売価格では、まだ「WH36DD」の本体のみが正式発売されていないため本体のみでの比較はできませんが、おそらくマキタ「TD002G」よりかは少し安いくらいの価格(2万円ぐらい)で落ち着くのではと思ってます。

セット品で見ると13,000円近く「WH36DD」より『WH36DC』の方が安くなっており、まだまだ、『WH36DC』を選択するメリットは大きいです。

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WH36DD」の付属充電器は最新2ポート充電器なので、その分も「WH36DD」の価格が高くなってる要因ですね。

WH36DCの外観とサイズ・重量

外観・基本スペック

今回購入したのは『WH36DC』のケース入り。

(正式ラインナップでは無いです)

楽天でWH36DC(NN)※本体のみを購入したつもりが、ケース入りでした。

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ちなみに、『WH36DC(2XPSZ)』にするとこんな感じ。

第二世代マルチボルトバッテリ(BSL36A18BX)×2個と充電器が付いてきます。

マルチボルトバッテリ(BSL36A18BX)取り付け時。

マキタの40Vmaxフラグシップ「TD002G」はマキタインパクトドライバの中で唯一の迷彩シボデザインを採用してますが、『WH36DC』ではフラグシップだからといって特別なデザインは施されてないです。

デザインは好みが分かれるのでどれが良いとはないですが、特別感があった方が所有欲も満たしてくれるんですけどね♪

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手持ちの感じはさすがフラグシップ、ヘッドも非常にコンパクト(114mm)で取り回しやすいです。

バッテリ取り付け時で重さが1.63kgで重くもなく、軽くもなく。

最近のHiKOKi上位機種では当たり前になっている、駆動部にはブラシレスモータ、打撃部にトリプルハンマを採用しており、よりパワフルな締め付けを実現しております。

各種機能

機能内容
モード設定5モード
ソフト/パワー/ボルト(単発/連発)/テクス
ビットワンタッチ取り付け非対応
防水・防塵IP56
ライトモード対応
Bluetooth通信対応

モード切替で作業効率UP

設定モードは全部で5種類。

単純なパワー設定で2種類(弱,強)、作業部材に合わせたモード設定で3種類(ボルト(連発),ボルト(単発),テクス)。

作業内容に合わせてモード設定することで、作業失敗の低減や効率UPが図れます。

各モードの説明は以下。

モード 特徴 用途
ソフト(弱) 細いネジや化粧材にダメージを与えない締付力 【デリケート作業】
小径ネジなど
パワー(強) 最大締付力を維持し、幅広い用途に使用可能 【一般作業から重負荷作業】
ネジ全般、長ネジ、コーチネジ
ボルト(連発) スイッチの引きしろが短く、最高速度の連続締め付け作業に効率的 【ボルト、ナットの締め・緩め作業】
ボルト(単発) 打撃を制御し、締め付け力を抑制 【デリケート作業】
ラックやフェンス、家具などに使用されるボルト
テクス ねじの締めすぎによる頭飛びやネジの破断、空転が起きにくい テクスネジ

各モードでの作業の様子は更に下の動画をチェック

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スマホアプリからカスタマイズ可能

WH36DC』ではBluetooth対応バッテリ(BSL36A18BX等)からスマホアプリと連携し、スイッチフィーリングを調整可能。

カスタマイズ項目

  • スイッチの遊び
  • 最低回転数
  • 最高回転数
  • ソフトスタート
  • 低速域の幅

カスタマイズできるはパワーモードのみで、そのほかソフトモードやボルト・テクスモードはカスタマイズ不可です。

ただ、マキタの様に通信アダプタ(約1万円)を別で購入する必要が無いのはお財布的にも手間的にも非常にありがたいですね。

ビットのワンタッチ取り付けは非対応

個人的にここはHiKOKIさんにも頑張ってほしい所ですが、ワンタッチビット取り付けについては未だHiKOKiのインパクトで採用した機種は無く、『WH36DC』でも同じく非対応です。

めんどくさがりの筆者としては地味~にビットの取り換えが面倒なので、その点はマキタ「TD173D」「TD002G」などで採用されているワンタッチビット取り付けを是非ともHiKOKIさんにも。

または下のようなビットジョイントを使う方法もありはしますが。

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現場作業に安心なIP56]

WH36DC』の保護等級IP56の防塵防水スペックを保持。

電気・電子部品にとって最大の敵の一つである粉塵や水。

これらが内部に侵入しにくい(もしくは、侵入しても耐えられる)構造となっており、過酷な環境下が多い現場でも、安心して使用できます

IPとは何ぞや??という方は下の記事をチェック♪

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LEDはライトモードでワークライト代わりにもなる

LEDはビットの影ができにくい3灯タイプで広範囲を照射。

点灯モードは「連続」「ビット連動」「消灯」がえらべるので、締め付け作業時だけでなくちょっとしたワークライト代わりにもなります。

※連続点灯は最長2分。

他機種との比較

マキタ40Vmax:TD002Gとの比較

マキタ40Vmaxフラグシップ「TD002G」と比較してみます。

TD002GWH36DC
モータブラシレスモータブラシレスモータ
最大トルク値220N・m200N・m
最大回転数3,700回転/分3,700回転/分
最大打撃数4,600回/分4,100回/分
モード切替強弱4段
木材,ボルト×3,テクス×2
強弱2段
ボルト,テクス
その他機能LED(4灯)
DST
IP56
Bluetooth
LED(3灯)
トリプルハンマ
IP56
Bluetooth
本体価格(定価)31,100円28,200円

最大トルク値では「TD002G」の方が上ですが、それでも『WH36DC』でも200N・mと余程のことが無い限り十分なトルク値を持っています。

モード種別に関しても「TD002G」の方が種類が多く、より多くのシーンに合わせた使い方が可能です。

その他機能では大きな違いは無し。

ただ、どちらもBluetooth対応であるものの「TD002G」ではBluetoothを使うために別途通信アダプタが必要でプラスで約1万円ほど出資が必要。

また、本体価格に関しては定価で約3,000円ほど『WH36DC』の方が安く、さらに実販売価格ではTD002Gが約22,000円、『WH36DC』の方が約16,000円と更に価格差が広がります。

TD002Gの詳細はコチラ

10.8V:WH12DCAとの比較

WH36DCWH12DCA
モータブラシレスモータブラシレスモータ
最大トルク値200N・m170N・m
最大回転数3,700回転/分3,400回転/分
最大打撃数4,100回/分3,900回/分
モード切替強弱2段
ボルト,テクス
強弱2段
ボルト,テクス
その他機能LED(3灯)
トリプルハンマ
IP56
Bluetooth
LED(3灯)
トリプルハンマ
IP56
本体価格(定価)28,200円23,800円

ここでちょっと10.8Vのフラグシップ「WH12DCA」と比較してみます。

最大トルク値はさすがに電圧値の違いもあり『WH36DC』の方が上。それでも「WH12DCA」でも太目のボルト等の高負荷作業でなければ特に不自由はしない。

搭載モードは同じですが、WH12DCA」ではBluetooth接続でのカスタマイズは不可

価格は『WH36DC』の方が定価で約5,000円高いですが、実販売価格ではWH36DCが約16,000円、「WH12DCA」が約15,000円となっており、ほぼ価格差はなくなってます。

何が言いたいかというと、10.8Vユーザーの方でも高負荷作業を行う機会が無かったり、カスタマイズの必要性を感じないのであれば、無理に36Vに移行せずとも『WH36DC』と同等性能のインパクトドライバを扱えちゃいますよ~ってこと。

ただ、作業量は36Vよりどうしても減ってしまうので、ゴリゴリ使っていきたい方は高電圧の方が良しです。

実際に使って見る

コーススレッドやらピアスビスやら試し打ち

材料 太さ×長さ モード
木材 Φ3.3×45mm ソフト
Φ4.8×90mm パワー
Φ5.2×120mm パワー
LGS Φ4.0×13mm テクス
鉄板t3.0mm Φ4×10mm テクス
単管ボルト ボルト(単発)
杉材コーチボルト Φ9×75mm ボルト(単発)→(連発)

コーススレッド120mmのビス打ち速さ

当ブログでは120mmのコーススレッドのビス打ち速さで各機種を比較。

※木材硬さの違いや、トリガーの引き方の微妙な違い等の条件で誤差は多少あるかと思いますが、参考までに。

コーススレッド120mmのビスを1本打ち込むのに約2.8秒。

ライバル機種マキタ40Vmax「TD002G」よりもコンマ数秒遅い結果になってますが、もはやこの領域になると誤差範囲内。

正直、ビス打ち速度に関してはどのメーカも飽和してきてしまっている印象で、どのメーカもビス打ち速度よりもその他機能のところで差をつけようとの流れですね。

いずれにしても、『WH36DC』のビス打ち速度が速いことは間違いないです。

WH36DCのメリット・デメリット

というわけで、情報をまとめると。。。

メリット デメリット

ビス打ち速度最速レベル
カスタマイズできるのはパワーモードの1モードのみ
スマホアプリでカスタマイズ可能 より機能が向上した後継機WH36DDが2024年2月に登場!
IP56対応で過酷な環境でも安心して使える    
後継機WH36DDより安く手に入る    

というわけで、冒頭にも記載してましたが、『WH36DC』をオススメできる人は

こんな方にオススメ♪

  • HiKOKIの最高峰インパクトドライバが欲しい!
  • でも価格はできれば抑えたい。
  • 最新機種かどうかはこだわらない

別の機種が良さそうな方

  • 価格は高くても良いから最新機種が欲しい!!
    ⇒HiKOKI36V「WH36DD
  • マキタ沼に絶賛ドはまり中
    ⇒マキタ40Vmax「TD002G
  • HiKOKI10.8Vユーザなんだけど近い性能の機種ない?
    ⇒HiKOKI 10.8V 「WH12DCA

まとめ

ということで今回は『WH36DC』をレビューしました。

さすがのフラグシップで便利機能がふんだんに詰まっており、使いこなせば作業効率がUPすることは間違いなし。

また、カスタマイズも「TD002G」と違って別でアダプタを準備しなくていいのは地味に嬉しい点。

後継機の「WH36DD」が登場したことで、近い将来、影が薄れていってしまうことになりますが、それでも良機であることには変わりはないです。

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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