WH12DCAのレビュー記事

広告 インパクト

10.8V最上位機種!【HiKOKI製WH12DCA_評価レビュー(インパクトドライバ)】

今回ご紹介するのはHiKOKIインパクトドライバ『WH12DCA』。

HiKOKI10.8Vラインナップ

2022年8月に発売された10.8Vのフラグシップモデル。

10.8Vながら18Vや36V機種にも匹敵する性能を持っており、マキタも含め10.8V機種では頭一つ抜けた存在

10.8Vでは初めてトリプルハンマを採用し、インパクトをガシガシ使う方にも満足できるモデルとなっているかと思います。

今回はそんな『WH12DCA』についてレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪

  • 10.8Vでパワー・作業効率で最高のものを求めている
  • 足場組み等でボルト施工が多い

別の機種が良さそうな方

  • インパクトはDIYで使うぐらいなので、そこまでの高性能は求めていない。
    ⇒HiKOKI「WH12DD」、マキタ「TD111D
  • 10.8Vでなくてもっと高電圧機種で同じような機種を
    ⇒18V「WH18DC」、36V「WH36DC

WH12DCAのラインナップ

WH12DCA』は本体のみの(NN)と4.0Ahバッテリが付属したフルセットの(2LS)をラインナップ。

WH12DCA(NN):本体のみ

本体色
バッテリー無し
充電器無し
収納ケース無し
その他付属品フック

WH12DCA(2LS):バッテリー2個(ハードケース)

本体色
バッテリー4.0A×2個
充電器付属
収納ケースハードケース
その他付属品フック

WH12DCAの価格帯

WH12DCAの価格帯
ラインナップ定価Amazon価格
(2023年8月時点)
WH12DCA(2LS)54,600円38,200円
WH12DCA(NN)23,800円16,500円
WH12DD(NN)20,100円14,600円
WH18DC(NN)27,100円17,500円
WH36DC(NN)28,200円17,200円

Amazon価格で見ると『WH12DCA』は単体(NN)で16,500円。

一つ下のモデルWH12DD(14,600円)よりも約2,000円ほどプラスでお支払いが必要。ただ、それに見合うだけのスペックはあるかと。

また、マルチボルト機種WH18DC、WH36DCは数100円の違いしかなく、タイミング次第では価格が逆転していることも。

期間限定でセール商品になってることも☆

WH12DCAの外観とサイズ・重量

外観・基本スペック

WH12DCA外箱

今回購入したのは本体のみの『WH12DCA(NN)』。

箱の中身はというと↓

WH12DCA(NN)の内容物

WH12DCA(NN)の内容

WH12DCA 4.0Ahバッテリ取り付け

4.0Ahバッテリー取り付け。第一印象としては

「WH12DD」や「WH12DA」よりもだいぶ前傾姿勢やな。というかヘッド小っさ

ode
WH12DCAの重さ

4.0Ahバッテリを履かせたときの重さが約1.14kg。

「WH12DD」は1.13kgなのでほぼ同じ重さで、10.8V品はやはりバッテリ分が小さい分、軽くて扱いやすい。

WH12DCA(ブラシレスモータ&トリプルハンマ―)

駆動部はブラシレスモータでヘッドの小型化・省エネ・省メンテを実現。

10.8Vとしては初めてトリプルハンマ―を採用しており、ネジ締め速度が大幅にUPしております。

実際のネジ締め動画はこのページの下の方で♪

ode

各種機能

機能内容
モード設定5モード
ソフト/パワー/ボルト(単発/連発)/テクス
ビットワンタッチ取り付け非対応
防水・防塵IP56
Bluetooth通信非対応
ライトモード対応

モード設定機能は18V,36Vフラグシップモデルと同等

WH12DCAモード設定

WH12DCA』では全部で5モードの選択が可能となっており、設定内容は上位電圧18V,36Vのフラグシップモデルである「WH18DC」や「WH36DC」と同じ

作業内容に合わせてモード設定することで、作業失敗の低減や効率UPが図れます。

各モードの説明は以下。

モード 特徴 用途
ソフト(弱) 細いネジや化粧材にダメージを与えない締付力 【デリケート作業】
小径ネジなど
パワー(強) 最大締付力を維持し、幅広い用途に使用可能 【一般作業から重負荷作業】
ネジ全般、長ネジ、コーチネジ
ボルト(連発) スイッチの引きしろが短く、最高速度の連続締め付け作業に効率的 【ボルト、ナットの締め・緩め作業】
ボルト(単発) 打撃を制御し、締め付け力を抑制 【デリケート作業】
ラックやフェンス、家具などに使用されるボルト
テクス ねじの締めすぎによる頭飛びやネジの破断、空転が起きにくい テクスネジ

各モードでの作業の様子は更に下の動画をチェック

ode

屋外/粉塵環境でも安心の保護等級(IP56)

WH12DCAの保護等級

WH12DCA』は保護等級IP56。

マキタ・HiKOKI10.8V機種で唯一の防水・防塵機能

WH12DDに比べて数千円高くはありますが、粉塵・屋外環境での作業が多い方にとっては『WH12DCA』を選択する方が安心ですね。

3灯タイプLED搭載

WH12DCAのLED

ライトはヘッド先端に3素子のLEDを搭載。

3方向から広範囲を照らすので、ビットの影ができにくくなってます。

ode

また、普段はトリガー操作時にLEDが点灯しますが、『WH12DCA』では連続点灯モードを搭載。

ライト代わりに使用することも可能です。

他機種との比較

10.8V-WH12DDと比較

WH12DDとWH12DCAの比較

同じHiKOKI10.8V機種「WH12DD」と比較してみます。

  WH12DCA WH12DD
モータ ブラシレスモータ ブラシレスモータ
最大トルク値 170N・m 135N・m
最大回転数 3,400回転/分 3,200回転/分
最大打撃数 3,900回/分 4,000回/分
モード切替 5モード
ソフト/パワー/ボルト(連発/単発)/テクス
3モード
ソフト/パワー/テクス
その他機能 LED(連続点灯あり) / IP56 /トリプルハンマ― LED
Amazon価格(2023年7月) 16,500円 14,600円

駆動部はどちらも同じブラシレスモータで、省エネかつ定期的なブラシの交換は不要。

重さはほとんど変わらないが、ヘッド長は『WH12DCA』(114mm)がWH12DD(134mm)よりも20mmコンパクトで取り回しは『WH12DCA』の方が良き。

設定モードも『WH12DCA』の方でボルトモード(連発/単発)が増えているため、足場組等ボルト・ナットの扱いが多い人にとっては『WH12DCA』の方が断然作業効率が良い

また、トルク値や回転数・トリプルハンマ等の変更から、WH12DDと比べて33%のネジ締め速度改善できているとのこと。

参照:コードレスインパクトドライバ:WH12DCA (hikoki-powertools.jp)

WH12DDにプラス2,000円程度なので、WH12DDか『WH12DCA』かで悩んでいる方は、『WH12DCA』を選択してもいいのかなと思います。

WH36DCとの比較

WH36DCとWH12DCAの比較

参考までにHiKOKI36V機種「WH36DC」と比較してみます。

  WH36DC WH12DCA
モータ ブラシレスモータ ブラシレスモータ
最大トルク値 200N・m 170N・m
最大回転数 3,700回転/分 3,400回転/分
最大打撃数 4,100回/分 3,900回/分
モード切替 5モード
ソフト/パワー/ボルト(連発/単発)/テクス
5モード
ソフト/パワー/ボルト(連発/単発)/テクス
その他機能 LED(連続点灯あり) / IP56 /トリプルハンマ― / Bluetooth LED(連続点灯あり) / IP56 /トリプルハンマ―
Amazon価格(2023年7月) 17,200円 16,500円

トルク値や回転数・打撃数は36V機種(WH36DC)が上ではあるものの、基本的にはWH36DCに肩を並べるだけのスペックを『WH12DCA』は搭載

ただ、お値段もWH36DCと同等(数百円違い。タイミング次第では逆転していることも。。。)となっており、どちらを選ぶかはメインで使っているバッテリ次第かなと思います。

実際に使ってみる

コーススレッドやらピアスビスやら試し打ち

WH12DCAのトルク値

素直な感想としては、「扱いやすい!」

ode

10.8Vでは唯一のトリプルハンマ。

設定モードも5モードを搭載しており、特にボルトモードでのナット締め付けは10.8Vでは『WH12DCA』だけの高効率。

トルク値170N・mは10.8V機種では飛びぬけており、長ビスの打ち込みやすさはストレスフリーですね。

コーススレッド120mmのビス打ち速さ

当ブログでは120mmのコーススレッドのビス打ち速さで各機種を比較。

※木材硬さの違いや、トリガーの引き方の微妙な違い等の条件で誤差は多少あるかと思いますが、参考までに。

WH12DCAのビス打ち速度

120mmのコーススレッドを約3秒で打ち込み可能で10.8V最速。

18Vや36Vと変わらない作業スピードを持ってます。

WH12DCAのメリット・デメリット

というわけで、情報をまとめると。。。

メリット デメリット

10.8Vでの圧倒的スペック
36V「WH36DC」とほとんど価格変わらない。
ビス打ち速度最速 DIY用途にはオーバースペック
ボルト施工の効率良し    

というわけで、冒頭にも記載してましたが、『WH12DCA』をオススメできる人は

こんな方にオススメ♪

  • 10.8Vでパワー・作業効率で最高のものを求めている
  • 足場組み等でボルト施工が多い

別の機種が良さそうな方

  • インパクトはDIYで使うぐらいなので、そこまでの高性能は求めていない。
    ⇒HiKOKI「WH12DD」、マキタ「TD111D
  • 10.8Vでなくてもっと高電圧機種で同じような機種を
    ⇒18V「WH18DC」、36V「WH36DC」

まとめ

WH12DCA

ということで今回は『WH12DCA』をレビューしました。

現時点での10.8V最高位機種にして18Vや36Vに匹敵するスペックを搭載

DIYレベルで持ってもオーバースペックになりがちと思いますが、一度使うと離れれれない、そんな中毒性の高い機種になっているかと思います。

では。みなさんが自分に合った電動工具に出会えることを願って。

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

-インパクト
-,