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バッテリの汎用性は諦めて。【マキタ製MDF003DSX_ドライバドリル評価レビュー】

今回ご紹介するのはマキタのドライバドリル『MDF003D』。

ホーム用ドライバドリルで、18VLightバッテリ対応機種。

一応18VではあるもののLightバッテリなのでプロ用工具とのバッテリ互換は無し

DIY用途として普通にいいドライバドリルではあるんですが、汎用性がほぼ皆無なのが難点。

今回はそんな『MDF003D』をレビューしていきます。

こんな方にオススメ♪

  • Φ30mm以上の木工穴あけをよくやる
  • DIY用途
  • HiKOKIよりマキタ派

別の機種が良さそうな方

  • マキタ/HiKOKIこだわりはない
    ⇒HiKOKIの18V・DIYモデル「FDS18DA」「FDS18DF
  • マキタDIYモデルでより安いモデルを探してる
    ⇒マキタ14.4V・DIYモデル「MDF347D
HiKOKI・18VのDIYコンパクトタイプ
HiKOKI18VのDIYパワータイプ
マキタ14.4VDIYモデル

MDF003Dのラインナップ

MDF003D』の正式なラインナップはMDF003DSXの1種類のみ。

1.5Ah×2個と充電器がセットになった商品で、ドライバドリル本体のみや、バッテリー違いのラインナップは『MDF003D』では準備されてないです。

※販売ショップ独自で本体のみやバッテリ種類・個数違いで販売しているところもあったりします。

MDF003DSX:バッテリ1.5Ahフルセット

本体色
バッテリー1.5Ah×1個
充電器付属
収納ケースハードケース
その他付属品No.2(+)ビット

MDF003Dの価格帯

MDF003DSX』の定価は3万円ちょっと。

HiKOKIの18V・DIYモデル「FDS18DA」「FDS18DF」と同価格帯です。

マキタ14.4VLightバッテリの「MDF347D」より1万円近く高くなってますが、セットのバッテリ個数が「MDF347D」は1個である点は注意。

期間限定でセール商品になってることも☆

MDF003Dの外観とサイズ・重量

外観・基本スペック

今回購入したのは『MDF003DSX』。

今回といってもMDF003DSXしかないんですが。

ode

「高耐久&快適な操作性」が売りみたいです。

ハードケースの中身はというと

ポイント

  • ドライバドリル本体
  • バッテリBL1820G×2個
  • 充電器DC18SG
  • No.2(+)ドライバビット
  • 取扱説明書(PDF版※マキタ公式HP)

バッテリー取り付け時。

第一印象は、、、

ode

ヘッド細長!!

バッテリ(1.5Ah)取り付け時の重さは1.7kg。

他の機種と比較すると、HiKOKIのDIYモデルで18Vのパワータイプ機種「FDS18DF」とほぼ同じ重さ。

マキタのプロ用18Vでコンパクトモデルの「DF487D」と100gほどしか変わりませんが、「DF487D」はバッテリ容量が6.0Ahを取り付けたときの重さなので、連続使用時間が大きく違う点は注意です。

重さは1.7kgとそこそこあるんですが、ヘッド自体は前後に長いのでバランス自体は悪くない。

DIYモデルの宿命か、モード設定はもちろん、LEDも付いてないです。。。

動作音はやや大きめ

空転時の騒音値は87dB程度。※当ブログ調べ

電動ドライバドリル全体でみると、やや大きめ。

ホーム用ならなるべく静かな方が嬉しいんですけどね。

ode

キタDIYモデルに限定するなら14.4Vの「MDF347D」を選ぶ方が音は静かです。

実際に使ってみた感想

コーススレッド (木材:SPF材)
Φ4.2×65mm ◎(余裕)
Φ4.8×90mm ○(下穴開けた方が良い)
コーチスクリュー (木材:杉材)
Φ6×75mm ○(可能)
Φ9×75mm ○(可能)
ドリル穴あけ (木材:SPF材)
Φ21mm ◎(余裕)
Φ30mm ○(可能)
Φ36mm ○(可能※低速)
ホールソー穴あけ (木材:コンパネ)
Φ65mm 〇(可能)

最大トルクは18Vのコンパクトタイプレベル

MDF003D』のカタログ上の最大トルク値は38N・m。

プロ用18Vのコンパクトタイプ「DF487D」は40N・mとこちらとほとんど同じであるとともに、HiKOKIの10.8V・DIYモデル「FDS12DAL」と同じトルク値。

やはりネックはバッテリの汎用性

上で出てきたマキタのプロ用18VもHiKOKIのDIY用10.8Vもどちらもバッテリ共用機種が多いのに対して、『MDF003D』はバッテリ共用機種はわずか4機種(2023年10月時点)。

ドライバドリル『MDF003D』のみで満足!という方にとっては良いですが、他の電動工具も集めていきたいという人にとってはデメリットですね。

Lightバッテリについて詳しく見る

他機種との比較

マキタ14.4VLight「MDF347D」との比較

MDF347DMDF003D
モータブラシモータブラシモータ
最大トルク値30N・m38N・m
穴あけ径(木材)Φ25Φ36
穴あけ径(鉄鋼)Φ10Φ13
機能
定価18,810円30,470円

マキタの同じDIYモデルで14.4VLightバッテリ対応の「MDF347D」と比較。

MDF003D』の方が18Vということもあり、トルク値でも穴あけ径でも上。

機能的なところでは違いはなく、どちらもLEDすらついてません。

価格に関しては、定価では『MDF003D』の方が1万強高くなってますが、セットになっているバッテリの個数が異なるため、これだけ価格が違ってます。(「MDF347D」ではバッテリ1個、『MDF003D』ではバッテリ2個)

だとしても、性能分+バッテリ1個分で定価上で1万強はややコスパ悪いかなとの印象。

Lightバッテリでいい!というなら正直14.4Vの「MDF347D」の方がいいのかなと思います。

HiKOKI・DIYモデル18V「FDS18DF」との比較

FDS18DFMDF003D
モータブラシモータブラシモータ
最大トルク値53N・m38N・m
穴あけ径(木材)Φ38Φ36
穴あけ径(鉄工)Φ13Φ13
機能LED
定価30,800円30,470円

HiKOKIの18V・DIYモデル「FDS18DF」と比較。

最大トルク・穴あけ径では「FDS18DF」の方が上ですし、LEDも「FDS18DF」の方にのみあり。

定価で僅かながら『MDF003D』の方が安くなってますが、Amazonなどのネット価格では逆転していることもしばしばです。

また、上でも書いてますが、一番大きいのはバッテリの汎用性。

FDS18DF」に付属しているバッテリ(BSL1820M)はプロ用工具にも使えるのに対し、『MDF003D』のライトバッテリはDIY機種専用。

機種数で言うとHiKOKIの18Vは100モデル超に対し、マキタ18Vライトバッテリはわずか4機種のみです。

MDF003Dのメリット・デメリット

というわけで、情報をまとめると。。。

メリット デメリット

DIYには十分な性能
バッテリの汎用性が皆無
プロ用工具でフルセット集めるよりかは安い 動作音は大きめ
    パワーは10.8V機種と大差ない

というわけで、冒頭にも記載してましたが、『MDF003D』をオススメできる人と他機種の方が良さような人はというと。

こんな方にオススメ♪

  • Φ30mm以上の木工穴あけをよくやる
  • DIY用途
  • HiKOKIよりマキタ派

別の機種が良さそうな方

  • マキタ/HiKOKIこだわりはない
    ⇒HiKOKIの18V・DIYモデル「FDS18DA」「FDS18DF
  • マキタDIYモデルでより安いモデルを探してる
    ⇒マキタ14.4V・DIYモデル「MDF347D

まとめ

ということで今回は『MDF003D』をレビューしました。

単体で見ればさすがのマキタさん。いいドライバドリルをお作りになられる。

なんですが、汎用性やら価格やらを考えると、MDF003D』が最適解という方はなかなかレアなのかなとの印象です。

ドライバドリル単体で見れば、いいドライバドリルなんですよ。ほんとに。

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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