今回ご紹介するのはマキタの空気入れ『MP181D』と『MP001G』。
世界最速のコードレス空気入れとして最高圧力1,110kPaを誇り、吐出量24L/min(『MP001G』)は従来機「MP180D」の2倍となってます。(『MP181D』は22L/min)
なお『MP181D』と『MP001G』の違いは使用電圧値。(『MP001G』が40Vmax、『MP181D』が18V)
「MP100D」と「MP180D」の時の様に、今回も電圧は違うものの、性能はほとんど同じになってますので、2機種を一緒に見ていきたいと思います。
MP001G,MP181Dのラインナップ
『MP001G』および『MP181D』はそれぞれ空気入れ本体のみのMP001GZ・MP181DZのみのラインナップ。
MP001GZ:空気入れ本体のみ
本体色 | 青 |
バッテリ | 無し |
充電器 | 無し |
ケース | 無し |
その他付属品 | 各種バルブ用アダプタ |
MP181DZ:空気入れ本体のみ
本体色 | 青 |
バッテリ | 無し |
充電器 | 無し |
ケース | 無し |
その他付属品 | 各種バルブ用アダプタ |
MP001G,MP181Dの価格
型名 | 定価 | Amazon価格 (2023年9月時点) |
---|---|---|
MP001GZ (本体のみ) | 20,000円 | 14,700円 |
MP181DZ (本体のみ) | 18,900円 | 13,400円 |
【参考】MP180DZ (本体のみ) | 11,500円 | 8,300円 |
『MP001G』(40Vmaz)と『MP181D』(18V)どちらも14,000円前後でAmzaonで購入可能ですが、やはり40Vmax機種『MP001G』の方が1,000円ちょっとお高めです。
ただ、スペック的には『MP001G』と『MP181D』にはほとんど違いは無いのでご自身のバッテリ環境でどちらを購入するかは決めて大丈夫。
なお、マキタ空気入れのローエンドモデルMP180Dは8,300円となっており、5~6,000円ほどハイエンドモデルである『MP001G』『MP181D』の方が高価。
価格差に見合うだけの、機能UPや充填速度UPもあるので予算とご自身の使用環境に合わせて選ばれると良いかと思います。
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MP181DとMP001Gの基本スペック
外観
今回購入したのは、『MP001GZ』『MP181DZ』のどちらも空気入れ本体のみの商品。
パッケージのデザインは両方ともは全く一緒っすね。
MP001GZの箱の中身と
MP181DZの箱の中身。
MP100DZ/MP180DZの中身
- 空気入れ本体
- アダプタ3種
- 取説
それぞれバッテリーを装着。
『MP001G』にはBSL4025、『MP181D』にはBL1860Bを取り付け。
バッテリ取り付け時の質量は
『MP001G』(BL4025バッテリ搭載)→2808g
『MP181D』(BL1860Bバッテリ搭載)→2880g
となっており、お世辞にも軽いとは言えない重さですね。
1.5ℓペットボトル2本ぐらいの重さで、手軽にヒョイと持ち運びたいならMP100DやMP180Dの方が断然いいですね。
私にはちょっと重いかな~
バルブは米式バルブを標準として、各種アダプタが付属されており、接続先に合ったアダプタを付け替えながら使用します。
基本スペック
MP181D(18V) | MP001G(40Vmax) | |
最高圧力 | 1,110kPa | |
吐出量 | 22L/min | 24L/min |
ホース長 | 650mm | |
質量 | 2.8kg (BL1860装着時) |
2.8kg (BL4025装着時) |
バルブ対応 | 米式チャック、英式バルブ、仏式バルブ ボール、浮き輪 |
|
モード切替 | 有り(3段階) | |
減圧機能 | 有り | |
ATP・防塵/防水 | APT |
最高圧力は1,110kPaのハイパワータイプで、22L/min(MP181D),24L/min(MP001G)と世界最速の充填速度を誇ります。(電動工具メーカ製,充電式空気入れ,2021年6月現在)
普通自動車タイヤや小型トラックタイヤ、トラクターにも対応しており、その他、自転車や浮き輪・ボールなどのアウトドアにももちろん活用できます。
モード切替機能を搭載しており、空気を入れるものによって設定して使用します。
モード | 用途 | 設定圧力範囲 |
---|---|---|
高速 | 自動車用タイヤ、等 | 35~1,110kPa |
低速 | 一般的な自転車、等 | 35~1,110kPa |
ボール | ボール | 35~110kPa |
また、APT機能が付帯しており、屋外/塵埃環境下での使用にも適しております。
MP100D/MP180DはAPTついてなかったですもんね。
また、「MP100D(10.8V)」や「MP180D(18V)」では実装されていなかった減圧機能が『MP181D』『MP001G』では搭載。
空気を入れ過ぎた、ちょっと空気抜きたい。って時に非常に便利です。
画面仕様
バックライト白で表示が凄く見やすい
表示画面はデジタル表示で従来機(MP100D,MP180D)よりも画面が大きくなってます。
また、現在圧力と設定圧力を同画面に表示しており、充填の進捗度も確認可能と表示画面もパワーアップしてます。
充填時の性能
フル充電時の作業量・充填時間
充填物 |
フル充電時作業量 充填時間 |
||
MP181D (BL1860Bバッテリ) |
MP001G (BL4040バッテリ) |
||
小型トラックタイヤ 205/70R16 |
500→600kPa | 約18回 約1分55秒 |
約22回 約1分50秒 |
普通自動車タイヤ 215/60R16 |
150→250kPa | 約35回 約1分20秒 |
約50回 約1分5秒 |
小型トラクタータイヤ 前輪7‐14 |
80→180kPa | 約43回 約1分5秒 |
約53回 約1分 |
ロードバイクタイヤ 700×23C |
0→700kPa/7bar | 約110回 約18秒 |
約125回 約17秒 |
普通自動車タイヤへの空気の継ぎ足し(150kPa→250kPa)は『MP181D』で約35回、『MP001G』で約50回。
お家で使うには4輪分使えればそれで十分ですが、仕事となるとそうもいかないですからね。
充填速度は『MP181D』より『MP001G』の方が早くはありますが、1作業あたりでほんの数秒程度。
あまり気にする必要はないかなと思います。
充填時の動作音
『MP181D』も『MP001G』も高速モードで大体90dB強。
ややMP001G(40Vmax)の方が静かな気はしますね。
パワーを落とすごとにちょっとずつ騒音値も小さくなります。
高速モードでも日中ならあまり気にしなくていいと思いますが、夜間使うにはだいぶ音は大きいですね。
実際に使ってみた
『MP181D』と『MP001G』でそれぞれ軽自動車用タイヤ(155/65R14)で150kPa→230kPaに充填してる動画です。
モードは高速モードで
『MP001G』で充填にかかった時間が22秒14
『MP181D』で充填にかかった時間が23秒22
わずかですが『MP001G』の方が早く充填できてます。
ほとんど気にならないさじゃないかしら。
なお、「MP100D(10.8V)」や「MP180D(18V)」では同作業に50秒近くかかっていたので、作業スピードを求めるなら断然『MP181D』か『MP001G』を選んだ方が満足度は高くなりますね。
まとめ
ということで今回はマキタの空気入れ『MP181D』(18V)と『MP001G』(40Vmax)をご紹介しました。
お家で使う分にはちょっとオーバースペックになる人が多いかなと思いますので、プライベートでの使用なら「MP100D(10.8V)」や「MP180D(18V)」で十分かと思います。
お仕事で使うのに作業効率を求める。または、小型トラックやトラクターへの空気入れに使いたいなら『MP181D』『MP001G』になるかと。
なお、『MP181D』か『MP001G』かについてはほとんど同スペックですのでご自身のバッテリ環境とご相談を。