FSV13YB レビュー

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【HiKOKIのDIY用ランダムサンダー】FSV13YBレビュー_HiKOKI AC100Vランダムサンダ_FSV13YB

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FSV13YBの化粧箱

ハイコーキ(HiKOKI)のAC100Vのランダムサンダ『FSV13YB』。HiKOKIのDIY工具の1台で、φ125mmの丸いペーパーを、マジック式(マジックテープのように貼ってはがせる留め方)でパッドに貼って使います。

HiKOKIにはプロ用のSV13YBもあり、公式の仕様表の数値はFSV13YBと同じです。集じん機につなげると書いてあるのはFSV13YBのほうです。

FSV13YBを買って、重さと空回しの音を測り、杉板とSPF材(DIYでよく使う木材)を削りました。マキタのAC100VのBO5030・BO5041、HiKOKIの18VのSV1813DAとも比べながら紹介します。

ランダム・オービタル・ミニといったサンダの種類から選びたい場合は、サンダの選び方にまとめています。

FSV13YBのスペック

ダストバッグを付けたFSV13YBの正面
項目 HiKOKI
FSV13YBFSV13YB
電源・消費電力AC100V・230W
コード2.5m
動き方回転+偏心運動
(回転軸を
ずらしながら回る)
パッド寸法φ125mm
ペーパーφ125mm・
マジック式
旋回径
(偏心の大きさ)
3.2mm
回転数12,000min⁻¹
(1分間の回転数)。
回転数はこの1つ
質量1.4kg
(コードを除く)
集じんパッド穴集じん方式・
ダストバッグ付き。
集じん機にも
つなげる
振動3軸合成値
(手に伝わる振動の目安)
7.0m/s²
(EN60745-2-4)
標準付属品サンドペーパー
(マジック式丸形・
粒度60・120・240
各2枚)・
ダストバッグ

※FSV13YBはオープン価格で、希望小売価格はありません。

FSV13YBはどんな製品?

FSV13YBで木材を研磨しているところ
💡
FSV13YBはどんな製品?
回転と偏心の動きで削り、パッドの穴から吸った粉じんをダストバッグにためる、HiKOKIのDIY用のAC100Vランダムサンダです。

メリット

  • コンセントにつなげば使え、電池や充電器をそろえなくてよい
  • 空回しの実測値は94dB。これまで測ったマキタ・HiKOKIのAC100Vのランダムサンダ3機種(最高速はどれも12,000min⁻¹)の中では、一番低い値
  • ダストバッグと、目の粗さが違う3種類のペーパーが2枚ずつ付く

デメリット

  • 回転数は1つで、回転を落として音や削り方を変えることはできない
  • 集じん機につなぐ集じんアダプタは、付属品にも、取扱説明書の別売部品にも載っていない

コンセントのある場所で、木工品の表面仕上げや塗装はがしを、1つの回転数で進める用途に向いた1台です。
ode

FSV13YBの3つの特徴

  • 回転と偏心の動きで、ムラの少ない仕上がりにできる
  • 大形ソフトグリップで握りやすい
  • パッドの穴から粉じんを吸い、ファスナー付きのダストバッグにためる

回転と偏心の動きで、ムラの少ない仕上がりにできる

FSV13YBのパッドとマジック式のペーパー

パッドは回りながら、回転軸もずらすように動きます(HiKOKIの呼び方は「回転+偏心運動」)。この動きのおかげで、ムラの少ない、きれいな仕上がりにできます。

ペーパーは、パッドの穴と位置を合わせて貼るだけ。写真の「ベルクロ」も、マジック式と同じ留め方です。

墨線(木材に引いた目印の線)を引いた杉板と、水性塗料を塗ったSPF材を、マキタのペーパーディスク#120で削ったのが次の動画です。

ode
削れた量は量っていませんが、手応えとしては申し分ないパワーです。

大形ソフトグリップで握りやすい

FSV13YBを手で握ったところ

握る部分は、HiKOKIが「大形ソフトグリップ」と呼ぶ作り。割と大きめですが握りやすく、ラバーなので手が滑りにくく、よくフィットします。

ただ、削っている間の振動は、手に結構伝わってきます。

研磨中も振り回されることがなく、扱いやすい機種です。
ode

パッドの穴から粉じんを吸い、ファスナー付きのダストバッグにためる

FSV13YBのダストバッグと、分解したところ

削った粉じんはパッドの穴から吸い込まれて付属のダストバッグにたまり(HiKOKIの言い方では「パッド穴集じん方式」)、ファスナーを開ければ捨てられます。

使った印象では、粉じんはおおむね吸えているものの、細かい粉じんは少し舞う程度。ダストバッグはファスナーのおかげでゴミを捨てやすく、付け直すのも簡単なうえ、素材もしっかりしています。

ダストバッグは、実際に水で洗いました。

集じん機が無くても、ダストバッグで粉じんを受けながら削れます。集じん機にもつなげ、そのときに使った部品は選ぶときのポイントにまとめました。

FSV13YBの実測(空回しの騒音・重さ)

空回しの騒音:94dB

ランダムサンダ(空回しの騒音・実測)
65758595105dB
BO001CGマキタ 40Vmax
最高速 92dB
最低速 80dB
SV1813DAHiKOKI 18V
最高速 92dB
最低速 75dB
BO180Dマキタ 18V
最高速 93dB
最低速 83dB
FSV13YB ◀HiKOKI AC100V
94dB
BO5030マキタ AC100V
96dB
BO5041マキタ AC100V
最高速 97dB
最低速 73dB
参考:他社機
GEX125-1AEBOSCH AC100V
最高速 90dB
最低速 71dB
PEX260AEBOSCH AC100V
最高速 100dB
最低速 91dB
マキタHiKOKI他社(参考)最低速(変速できる機種)
サンダを横に倒してパッドを騒音計に向け、パッドから約10cmの床に置いた騒音計で、ペーパーを付けずに空回しした値です。JISの測定方法とは異なるため、カタログの騒音値とは比べられません。機種どうしを比べるための参考値です。変速の無い機種は1本だけです。

これまで測ったマキタ・HiKOKIのランダムサンダ6機種は、最高速で92〜97dB。FSV13YBの94dBは、その中ほどの値です。マキタ・HiKOKIのAC100Vの3機種は最高速がどれも12,000min⁻¹で、その中ではFSV13YBが一番低い値でした。

重さ:ダストバッグを付けて1,372g

はかりに載せたFSV13YB(1,372g)

重さはダストバッグ込みで1,372g(実測。電源コードは秤の外に出して量った値)。これまで量ったマキタ・HiKOKIのAC100Vのランダムサンダ3機種の中では、一番軽い値でした。

FSV13YBを選ぶときに確認したい2つのポイント

回転数は1つで、スイッチは入と切だけ

FSV13YBのON-OFFスイッチ

スイッチはON側とOFF側に倒すレバーだけで、回転数を変えるダイヤルやボタンは付いていません。回転を落として音を下げたり、仕上げのときに削り方を変えたりする使い方はできません。回転を落とせる機種との違いは、あとの比較で紹介します。

ode
やはり気になるのは、動作音ですね。

スイッチを入れたときと切ったときは、本体が安定しない感じがあります。切ったあともパッドはすぐには止まりません。

周りへの音を気にしなくてよい作業場で、1つの回転数で削る使い方なら、この点を気にする必要はありません。

集じんアダプタは付かず、マキタの集じん機には部品を足してつないだ

集じん機のホースをつないだFSV13YB

付属品はペーパーとダストバッグだけで、集じん機につなぐ集じんアダプタは付きません。

HiKOKIの集じん機は持っていないため、別に用意した集じんアダプタ(376307)に、マキタのジョイントH(424009-2)とフロントカフス38を足して、マキタの集じん機のホースにつなぎました。カフスは、集じん機のホースの先に付けて、工具の集じん口とつなぐ部品です。

手持ちのマキタの集じん機VC0830の連動コンセントに差すと、FSV13YBのスイッチに合わせて集じん機も動きました。

集じん機を使わずに、ダストバッグで粉じんを受けるなら、付属品だけで始められます。

他のランダムサンダと比較

ランダムサンダの実機6台(BO180D・SV1813DA・BO001CG・BO5030・BO5041・FSV13YB)

比べるのは、マキタのAC100VのBO5030・BO5041と、HiKOKIの18VのSV1813DAの3機種です。

項目 マキタ
BO5030BO5030
マキタ
BO5041BO5041
HiKOKI
SV1813DASV1813DA
HiKOKI
FSV13YBFSV13YB
メーカー・電源マキタ AC100V
(コード2m)
マキタ AC100V
(コード2m)
HiKOKI 18V
(マルチボルト
蓄電池・
18V蓄電池)
HiKOKI AC100V
(コード2.5m)
回転数・変速12,000min⁻¹
(変速の記載なし)
4,000〜12,000min⁻¹
(ダイヤル)
7,000〜11,000min⁻¹
(ダイヤル6段階)
12,000min⁻¹
(回転数は1つ)
質量
(公式)
1.3kg1.4kg2.0kg
(集じんバッグ・
蓄電池装着時)
1.4kg
(コードを除く)
質量
(実測)
1,456g
(ダストバッグ付き)
1,640g
(ダストバッグ・
フロントグリップ
付き)
2,004g
(BSL36A18BX・
集じんバッグ付き)
1,372g
(ダストバッグ付き)
ブレーキ─ありあり─
集じん自己吸じん+
ダストバッグ・
集じん機接続可
自己吸じん+
ダストバッグ・
集じん機接続可
集じんバッグ・
集じんアダプタ
(A)(B)付属
パッド穴集じん+
ダストバッグ・
集じん機接続可
(集じんアダプタは
付属なし)
空回しの騒音
(実測・最高速/最低速)
96dB97/73dB92/75dB94dB
本体のみの価格
(税別)
20,400円28,800円25,400円
(SV1813DA(NN))
オープン価格

※「─」は公式に記載が無い項目。AC100Vの3機種の実測の重さは、どれも電源コードを秤の外に出して量った値です。価格は、マキタ機がマキタの標準小売価格、SV1813DAがHiKOKIの希望小売価格(どちらも税別・2026年10月時点)。

BO5030(マキタ AC100V):マキタの集じん機とつないで使う場合

マキタのAC100Vのランダムサンダで、仕様の回転数はFSV13YBと同じく1つ。

違うのは集じん機へのつなぎ方。マキタの集じん機にフロントカフス22だけでつなげたのがBO5030で、FSV13YBは集じんアダプタ・ジョイントH・フロントカフス38の3つを足してつなぎました。

BO5041(マキタ AC100V):回転数を変えて使いたい場合

マキタのAC100Vのランダムサンダで、回転数をダイヤルで変えられます。回転を落とすと、空回しの音も下がります。

回転数をダイヤルで変え、回転を落とせば音も下げられるのがBO5041。FSV13YBは回転数が1つで、スイッチは入と切だけです。

SV1813DA(HiKOKI 18V):HiKOKIの電池で、コードなしで使う場合

HiKOKIの18Vのランダムサンダで、マルチボルト蓄電池か18V蓄電池を本体に差して使います。回転数は変速ダイヤルで6段階に変えられ、集じんアダプタも付きます。

HiKOKIの電池を持っていれば、コードを引かずに使えるのがSV1813DA。電池を持っていなくても、コンセントにつなぐだけで使い始められるのがFSV13YBです。

電動工具なびの見解

HiKOKI AC100V FSV13YB

電池を使わずに、コンセント式のランダムサンダを1台用意するなら、FSV13YBは候補になります。

大形のソフトグリップで握りやすいうえ、ダストバッグも付いていて、コンセントにつなぐだけで使い始められるのが特徴です。

一番注意したいのは、回転数が1つで、回転を落として音を下げられないこと。回転数を変えたい場合は、BO5041と比べてみてください。HiKOKIの電池をすでに持っている場合は、SV1813DAとも電源の違いを比べてみてください。

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