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【DIY初心者でもできる】もう失敗しない。バリなく垂直な穴を開ける方法

ダボ継ぎ用穴や、ボルトラックでボルトを通すための穴、他にもビス隠しのためのダボ埋め用の穴。

DIYをやっていると木工ドリルを使って木材に穴をあける機会って結構ありますよね。

ただ、その穴がキレイに開かなくてイラっとしたことありませんか。

バリや欠けが出て見た目が悪くなったり、穴がまっすぐではなくてダボ継ぎが上手くいかなかったり。。。

気にならない程度ならいいですが、完全にやらかしてしまって木材が使えないってなってしまうと、今までの工程も材料も無駄になってしまいます。

また木材買いに行って,やすりがけして・・・・

あの絶望感、何度味わったことか。。。

なので、昔の私と同じように絶望感を味合わないためにも、キレイかつ垂直な穴をあける方法をご紹介します。

バリ無し・垂直な穴をあける方法

私が実践している方法は次の3つです。

穴をキレイに開ける方法

  • スターエムの竹用ドリルを使う
  • 下板を当てる
  • ドリルガイドを使う

竹用ドリルを使うのと下板を当てるのはバリや欠けが出ないように。

ドリルガイドを使うのは垂直に穴をあけるためです。

どれもDIY初心者でもすぐに使える方法となっております。

では、それぞれの方法について詳細を説明していきます。

スターエムの竹用ドリルを使う

スターエム製竹用ドリルビット
スターエム社製 竹用ドリルビット

穴あけ用のドリルビットについて何種類か使ってきましたが、このドリルビットに出会ってからは、正直他のビットを使う気がしないです。

DIYer界隈では、もはや「神の領域」とまで言われて称賛されていたりします。

竹用と書いてますが、その他の木材はもちろん、アクリル・ゴムなどでも使えるそうです。

(スターエムさんの公式ページ)

また、ドリルサイズの種類も豊富なのもうれしいところ。

3mm~12mmまで0.5mm刻みでラインナップされているため、開けたい穴のサイズが無いってことがありません。

ここで分かりやすいように、一般的なドリルビットとスターエムの竹用ビットで開けた穴の比較画像を載せておきます。

ドリルによる穴の違い
ドリルによる仕上がりの違い

竹用ドリルビットで開けた方がバリがほとんどなく美しい仕上がり。

普通の木工用ドリルでも十分きれいなのですが、やはり竹用ドリルと見比べると劣ってしまいます。

この竹用ドリルビットですが刃先の形状が普通の木工用ドリルと違い特殊とのこと。

その違いが仕上がりの違いになっているのか分かりませんが、とにもかくにもキレイに開くのでユーザーとしてはそれでOK。

ただ、特殊であるがため、他のドリルのように切れ味が落ちたときに研磨して切れ味を復活させることはできないようです。

使った後はキレイに木くずを拭き取ってあげて保管する等、日頃のメンテナンスが重要

ちなみに今のところ1年近く中々の頻度で使用しておりますが、全く切れ味は落ちておりません。

仮に切れなくなったとしても千円ちょっと。すぐにでも買い替えるつもりです。

ode

普通の木工用ドリルビットよりもお値段はちょっと高めですが、それでも持っておくべきドリルビットだと思います。

下板を当てる

下板有り,無し
(左)下板無しで穴あけ (右)下板有りで穴あけ

次の方法は端材などいらない板を下に当てる方法です。

ドリルで穴を開けた時に、板の裏側が欠けたり、バリっとはがれたりすることありませんか。

これはドリルで穴を開けるときは下方向に力を加えながら掘り下げていく時に、ある程度削れて板が薄くなったところでこの下向きの力に板が耐えられなくなります。

すると木の繊維に沿ってべりっとはがれてしまう訳です。

なので、この下方向の力に負けないよう下板を当ててあげます。

下板有り無しによる穴の仕上がりの違い
(左)下板無し (右)下板有り

下に板があるか無いかだけでこんなにも仕上がりに差が出ます。

というか下板無しの方は正直使い物にならないレベル。

今回使ったSPFが比較的柔らかい木材ということもありますが、穴あけの時の下板は必須と言えます。

ode

木材をカットしたときに出る端材は捨てずにいくつか取っておくと、こういう時に利用でき便利です。

ドリルガイドを使う

ドリルガイド
ドリルガイド

実際にわたくしが使っているドリルガイドです。

Amazonで1,500円くらい。

対応穴径も4,5,6,8,10,12mmと大体の穴径はカバーしてくれております。

使い方はいたって簡単で、ガイドベースの中にドリルガイド(金属の筒)を入れて、ドリルを差し込んで穴を開けるだけです。

ドリルガイドの使い方
ドリルガイドの使い方

実際に、ドリルガイド有り無しで開けた穴の写真です。

穴断面
穴断面

左5個がドリルガイド無し、右5個がドリルガイド有りです。

ドリルガイド無しは若干斜めった穴になってます。

(DIY歴7年の私が結構気を使って穴あけしましたが、どうも右側にずれる癖があるみたい)

そしてドリルガイド有りの方は、無しの場合と比べると、ほとんど垂直です。

ガイド無しの場合は念入りに「垂直かな~」って確認する必要がありますが、ガイドがあればその確認も必要なし。

ガイドに差し込むだけでいいので気持ち的に楽ですし、作業効率もUP。

Amazonのレビューの中には精度が微妙との記載もありますが、それでもガイド無しで穴あけをするよりも断然いい。

少なくともDIY歴7年の私よりも上手な穴あけができることは間違いないです。

また、使うときに注意したいのが、ベースの下に削りカスが入り込んだまま使用しないこと。

ガイド使用時の注意点
ガイド使用時はベースの下に削りカスが入り込まないように

正直、DIYで木工を楽しむ程度なら、精度を追い求めて価格が上がるよりもこのくらい手軽な方がありがたい。

本当にmm単位のずれも許せない程の高精度を求めるなら、ボール盤を使用した方がいいんでしょうね。

まとめ

今回はドリルでキレイに穴を開ける方法をご紹介しました。

作っているときに穴が汚かったり、垂直に開いてなくて完成品が歪んだり。

そんな失敗をして凹んでしまわないよう、ご紹介した方法を参考にしてもらえたらと思います。

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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