HiKOKI製FDS14DF_電動ドライバドリル_レビュー記事

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【14.4Vを既に持っているなら】FDS14DF評価レビュー_HiKOKI充電式ドライバドリル_BG・2BG

今回はHiKOKIのDIY向け電動ドライバドリル『FDS14DF』について。

HiKOKIのDIYシリーズとして2022年2月に発売したんですが、同時発売の18Vに比べメーカーの販促カタログでは扱いが小さめで、少々影薄めなちょっとかわいそうな奴です。

18VのFDS18DFとそう変わらない性能をもってますが、いかんせん14.4V。これからラインナップの増加はあまり期待できないですし、結論から言うとFDS14DFを買うよりFDS18DFの方がオススメです。

FDS14DFの購入は、すでに14.4Vの工具で取り揃えている人向け。バッテリーの共用ができますからね。そういった14.4Vで揃えたい方向けに、『FDS14DF』をレビューしていきます。

オススメできる方 他機種を検討した方が良い方

HiKOKIの14.4Vにこだわりがある方
HiKOKIの14.4Vにこだわらない方
DIYerなどのライトユーザー プロなどのハードユーザー

他機種をチェック

他機種を検討した方が良い方は以下記事をチェック

  • 14.4Vにこだわってない方

  ライトユーザには⇒DIYにおすすめ電動ドライバドリルはコレ!10.8V機種総まとめ

  ハードユーザには⇒順次記事作成予定

  • プロ等のハードユーザ

  HiKOKIの14.4Vコンパクトタイプ⇒DS14DBL2

  HiKOKIの14.4Vパワータイプ⇒DS14DBSL

FDS14DFの外観とサイズ・重量

外観・基本スペック

FDS14DF(2BG)

今回購入したのは『FDS14DF(2BG)』。大手通販で約1万4千円で購入しました。

FDS14DF(2BG)

セット内容

  • 本体:FDS14DF
  • バッテリー:BSL1420×2個
  • 充電器:UC18YKSL
  • No.2(+)ビット
  • 取扱説明書
  • ハードケース
FDS14DFバッテリ取り付け時外観

セット品の2.0Ahを取り付けた姿がこちら。

とにもかくにも第一印象は

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で、でかい。。。

FDS12DALと同じくらいを想像していたのでその大きさになかなかの驚きです。

FDS12DALと並べてみるとこの通り。(FDS14DFを手前に置いてるわけではないです。)

FDS14DFはパワータイプなのでこれだけ大きさが違うと思いますが、さすがにちょっと大きいなと。

FDS14DFの重量

2.0Ahバッテリ取り付け時で重量が1280g。

FDS12DALは1104gでしたので100gほどFDS14DFの方が重いです。

FDS14DFのグリップ感

持ってみた感じは重さに関してはそこまで重いとは感じません。

マキタのコンパクトタイプ「DF473D」に2.0Ahバッテリーを取り付けた時とほとんど重量は変わらないので、重量に関しては特に問題にはならないレベルです。

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問題はやはり全長が長いため、取り回しに難ありな点。。。

FDS14DFキーレスチャック

チャックはキーレスチャックで、チャック能力(挟めるドリル径)は1.5mm~13mmとなっており、大半のドリルビットへの対応が可能です。

チャックに装着するドリルビットの径は5mm、6.5mm、10mm、13mmが一般的。
ちなみにキーレスチャックは六角軸ビットも装着可能。

FDS14DFはブラシレスではない

駆動用モータにはブラシレスではなくブラシ有りモータを採用しており、定期的なブラシ交換のメンテナンスが必要になります。

マキタのDIY用14.4V電ドラMDF347DSと同様、DIY向けということでブラシレスを採用していないと思いますが、その分、価格が安くできている点はDIYerにとっていいことと思います。

FDS14DF本体のみの重量

ちなみにFDS14DF本体のみの重さは968g。

なので6.0Ahバッテリー(540g)を装着すると1500gぐらいになるので、ちょうど1.5ℓのペットボトルとおんなじぐらいの重さですね。

1.5ℓって聞くとなかなかの重さね

バッテリーについて

『FDS14DF』に適合するバッテリーはHiKOKIの「BSL14**」シリーズ。

セットで付属しているのは2.0Ahバッテリ「BSL1420」ですが、その他にBSL1415(1.5Ah)、BSL1460(6.0Ah)に対応しております。

FDS14DF適合バッテリー

HiKOKIの場合、DIY向けシリーズとプロ向けシリーズでバッテリーが共用となっているので『FDS14DF』付属バッテリーをプロ向け工具に使用可能です。

なので、『FDS14DF』などのお得なDIY向けセットでバッテリーを揃えて、プロ用工具は本体のみ購入するといった買い方も可ありです。

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BSL1415バッテリー単品で1万円ぐらいするのでHiKOKIのバッテリセットってかなりお買い得!!

騒音値は

空転時の騒音値は86dB程度。※当ブログ調べ

他の電ドラと比べて静かでもうるさくもないレベルの動作音です。

実際に使ってみる

実際に木材へのネジ打ちと穴あけをしてみます。

 

使用木材 作業 サイズ 評価

SPF
(ソフト)

ネジ締め

Φ4.2mm×65mm


(快適)
Φ4.8mm×90mm
(快適)
穴あけ Φ21mm穴
(快適)

ウリン
(ハード)

穴あけ Φ21穴
(快適)
Φ10穴
(快適)

DIY用途として十二分なパワー

『FDS14DF』は18Vパワータイプ「FDS18DF」の14.4V版ということもあり、パワーに関しては申し分無し。

マキタのプロ用コンパクトタイプ「DF473D」よりもパワーありで、木工ならΦ30mm、鉄工ならΦ13mmの穴あけが可能となってます。

実際に穴あけした感触ではソフトウッド(SPF)ではマキタの「DF473D」よりも電ドラが振り回される感じはせず、安定して作業ができました。

ハードウッドに関してはさすがに反動を強く感じるため、腕の力、もしくは電ドラを腰や脚にくっつけて反動に耐える必要があります。

取り回しにくさは慣れでカバー?

先にも触れましたが『FDS14DF』はとにかくデカい。

パワータイプなので致し方ないのかもしれませんが、使ってみてやっぱり大きいなと。

慣れてしまえば、そんなもんだと気にならなくなると思いますが、コンパクトタイプを使ってしまうとその扱いやすさに心惹かれてしまうのもまた事実。

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普段は10.8Vの「DB12DD」をメインに使っているため余計にそう感じるのかもしれませんが

そうは言っても14.4VのDIY向けはこの「FDS14DF」しかラインナップが無いので、14.4Vにこだわるならプロ向けの「DB12DBSL」等が選択肢になって来ます。

が、機能がアップする分、価格も結構跳ね上がっちゃいます。

メンテナンスの手間あり

『FDS14DF』の駆動部はブラシモーターを採用されており、使用によってブラシと呼ばれる部品がすり減っていきます。

このブラシを定期的に交換しないと電ドラが動かなくなったり、最悪ケースでは電ドラ自体が故障する可能性もあります。

交換周期は使用頻度によるため一概には定められていませんが、DIY使いなら数年に1度のレベルでの交換になって来るかと思います。

HiKOKIプロ用モデルの直近のラインナップ「DS12DBSL」と「DS12DBL2」ではブラシレスモータが採用されており、ブラシ交換のメンテナンスが不要となってます。

安全機能はプロ用が上

電動工具全般に言えることですが、正しく使うと便利な道具ですが一歩間違えると大けがをする危険性もはらんでいます。

工具のパワーがあればある分、人力ではできない作業ができる反面、制御が利かなくなると人の力では対処できなくなり、事故につながってしまいます。

HiKOKIの場合、「RFC (リアクティブフォースコントロール機能)」があり、14.4V電ドラではプロ用の「DS12DB2L」にこの機能が搭載されてます。

RFCとは?

Reactive Force Control

先端に急激な負荷がかかるとクラッチ作動 or モータ停止により工具本体が振られてしまう現象を軽減する機能。

ドリルで穴あけの最中に何か硬いものに当たって噛みこんだ場合、ドリルビットが回転せずに電動ドライバドリル本体が回転してしまう現象を軽減してくれる。

電動ドライバドリル本体が回転してしまうと持っている手が回転に巻き込まれ、人力が及ばないパワーで腕や手首を痛めてしまう可能性があるわけです。

その「RFC」は『FDS14DF』には搭載されていないので、扱いには十分注意が必要になってきます。

なお「RFC」が搭載されている機種は安全。というわけでは無いのでご注意を。あくまでも安全性を向上させる1機能です。
機能が搭載されていようとも事故が起きる可能性は十分にあります。

ode

電ドラで何度が手首を痛めた過去ありです。

メリット・デメリット

以上を踏まえ、『FDS14DF』のメリット・デメリットをまとめます。

メリット デメリット

DIYには十分なパワーを持っている
サイズが大きく取り回しにくい
とにかく価格が安い 14.4Vでバッテリー共用ラインナップの増加があまり見込めない
    安全機能はプロ用より劣る

FDS14DFをオススメできるのは?

FDS14DF(2BG)

以上の感想からどういった方にはオススメできるか考えた結果。

こんな方にオススメ♪

  • HiKOKIの14.4Vにこだわっている
  • DIYer等のライトユーザ

の両方に当てはまる方。

反対に別の選択肢でいいのでは?という方は

別の機種が良さそうな方

  • HiKOKIの14.4Vにこだわってない
  • プロ等のハードユーザ

という方。

DIYer等のライトユーザ向けに10.8V、ハードユーザには18Vや36V(40V)のラインナップが充実してきており、昔は主流であった14.4Vも少々時代遅れ感が出てきてしまっている。

現に14.4Vの電動工具の新ラインナップは他の電圧に比べてあまり発表されていない。。。

なので今から14.4Vの電動工具を購入するのは14.4Vを既に持っている人。

さらに『FDS14DF』はDIY向けということもあり価格は安いが機能もそれなり。

ハードユーザにはやはりプロ向けの「DS14DBSL」や「DS14DBL2」をオススメしたい。

他機種をチェック

他機種を検討した方が良い方は以下記事をチェック

  • 14.4Vにこだわってない方

  ライトユーザには⇒DIYにおすすめ電動ドライバドリルはコレ!10.8V機種総まとめ

  ハードユーザには⇒順次記事作成予定

  • プロ等のハードユーザ

  HiKOKIの14.4Vコンパクトタイプ⇒DS14DBL2

  HiKOKIの14.4Vパワータイプ⇒DS14DBSL

商品ラインナップ

『FDS14DF』はドライバ本体のみのラインナップが無く、バッテリ1個セットの『FDS14DF(BG)』とバッテリ2個セットの『FDS14DF(2BG)』。

通販では本体のみの販売も見受けられますが正式なラインナップではなく、セットに付属したバッテリや充電器を外して売られているものです。バッテリを既に持っている方にはそちらでもOKです。

FDS14DF(BG)

本体色
バッテリ2.0Ah×1個
充電器付属
ケースハードケース
その他No.2(+)ビット

FDS14DF(2BG)

本体色
バッテリ2.0Ah×2個
充電器付属
ケースハードケース
その他No.2(+)ビット

ビットセット付属も

HiKOKIのメーカカタログには掲載されてませんが、各種ドライバ/ドリルビットがセットになった商品もあります。

通常のセット品に1,000円プラスで購入できます。

ビットセット単品で購入しても1,000円なのでお得感は無いですが。

まとめ

FDS14DFレビュー記事

ということで今回は『FDS14DF』をレビューしました。

パワーはあるがその分サイズが大きく、取り回しにくい点。14.4Vで将来性に疑問があることなど、今から14.4Vに手を出そうかとしている方には別の電圧をオススメします。

14.4Vにこだわりがある方でライトユーザ、もしくはプロ等のハードユーザのセカンド機としてなら選択肢としてアリな機種だと思います。

  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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