どうも。ode(@etool_navi)です。
今回ご紹介するのは10年以上も前に発売されたにも関わらず、DIY初心者の味方であり続ける『DF330D』。
「DF030D」とはチャック仕様違いの兄弟機。
コンパクトサイズで取り扱いやすく、価格も安価な手を取りやすい機種となってます。
今回はそんな『DF330D』についてレビューしていきます。
オススメできる方 | 他機種を検討した方が良い方 | ||
〇 |
DIY使用 | ✕ |
大きい穴あけや長ビスの締め付けがメイン作業 |
〇 | パワーよりも静かさを重要視 | ✕ | 手が小さい |
〇 | 簡単な木工や家具組み立てに使いたい | ✕ | チャック仕様にこだわらない |
他機種をチェック
DF330Dのラインナップ
『DF330D』はドライバ本体のみの『DF330Z』の他、バッテリー1個セットの『DF330DWSP』、バッテリー2個セットの『DF330DWX』の3種類のラインナップがあります。
価格に関してはチャック仕様の違い分、兄弟機の『DF030D』よりも2,000円~3,000円ほどお高くなってます。
DF330DZ
本体色 | 青 |
バッテリー | ✕ |
充電器 | ✕ |
収納ケース | ✕ |
その他付属品 | No.2(+)ビット |
バッテリーも充電器も付属していないので10.8V差込式バッテリー(BL1013)と専用充電器(DC10WA)をお持ちの方のためのラインナップです。
DF330DWSP
本体色 | 青 |
バッテリー | 1.3Ah×1個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | ソフトケース |
その他付属品 | No.2(+)ビット |
バッテリーが1個と充電器が付属したセットでDIY使いには一番適したラインナップ。
長時間連続使いをしたい人は下の『DF330DWX』を。
DF330DWX
本体色 | 青 |
バッテリー | 1.3Ah×2個 |
充電器 | 付属 |
収納ケース | ハードケース |
その他付属品 | No.2(+)ビット,ホルスター |
バッテリー2個がセットになったラインナップで、長時間の連続作業を行いたい人向け。
また、腰に電動ドライバドリルをひっかけるためのホルスターが唯一セットになったラインナップ。
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DF330Dの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
今回購入したのは『DF330DZ』。
バッテリーと充電器は持っていたので本体のみの商品を購入。
付属品としてプラスドライバービットが1本ついてます。
バッテリーを取り付けて持ってみての感想は「軽い」。
10.8V機種はどれも軽くて扱いやすいわけだが、よりコンパクトな形状で取り回しやすい。
ただ、「DF033D」でも同じだがグリップがやはり太め。
手が小さい人にとっての長時間作業は少々疲れやすく感じられる。
チャックはキーレスチャックを採用しており、ストレートシャンク・六角軸ビットのどちらも使用可能となっている。
バッテリーを取り付けて「1056g」。
これは10.8V機種の中では真ん中ぐらいの重さとなっており、兄弟機種の「DF030D」と比べると170g重い。
10.8Vキーレスチャックで軽さを求める人はこの『DF330D』かマキタの「DF332」もしくはHiKOKIの「DS12DD」を1.5Ahバッテリーで使うと良い。
ただ、DF332DとDS12DDはブラシレスモータ搭載で価格が『DF330D』の倍近いお値段になるので価格も重視する場合は『DF330D』の一択となります。
動作音はかなり静か
空転時の騒音値は75dB程度。※当ブログ調べ
比較的静かな10.8V機種の中でも最も静か。
ご近所さんの迷惑になりにくいのは嬉しい。
実際に使ってみた感想
パワーはサイズ相応
トルク値は22N・mと10.8Vの中では最弱クラス。
実際にSPF材にΦ21の穴をあけましたが、パワーに関しては物足りなさは否めず、作業効率は決して良くはないです。
ただ、スペック通りΦ21までの穴あけは可能ですし、ネジ締めも65mmまでなら難なくこなせるので簡単な木工や家具組み立てには十分なパワーを持っていると言えます。
よりパワーを求める(ウッドデッキをハードウッドで施工する等)場合は上位機種、さらにはインパクトをオススメします。
コンパクトで扱いやすいがグリップの太さは気になる
「DF030D」よりもチャック分全長が2cmほど伸びているが、それでもコンパクトで扱いやすいモデル。
丸っこいフォルムがかわいらしく女性にも受け入れられやすいモデルだが、「DF330D」同様にグリップが太いのが少々気になるといったところ。
筆者は手が小さい方なのでそう感じるだけかもしれないが、「DF333D」等のスライドバッテリー式と比べると持ちにくさを感じてしまい、長時間の使用だとどうしても疲れを感じやすい。
バッテリー構造上、致し方ないのかもしれないがこの辺りは次期モデルを期待したいといったところ。
自立しない点は注意
実際に使用するまでは気づかなかったんですが、この『DF330D』立てて置こうとしても立ちません。倒れます。
キーレスチャックの分、重心が先端方向に移動したため倒れるようになってしまったと思いますが、作業途中にドライバドリルを立てて置くのが癖になっている人にとっては少々気になるところ。
コード式だと立てられないものがほとんど思いますし、この辺りは人によって気になる/気にならないは分かれると思いますが、立てて置きたい人は要注意です。
倒れてると手に取るのがちょっと面倒なんよね。
でも安全面を考えると倒しておいた方が良いよね
DF330Dはどういった方にオススメか
というわけで、ここまでの情報をまとめると。。。
メリット | デメリット | ||
〇 |
音が静か | ✕ |
グリップが太い |
〇 | 簡単な木工や家具組み立てには十分なパワー | ✕ | パワー不足による作業効率の悪さは否めない |
〇 | ストレートシャンクと六角軸ビットの両方が使える | ✕ | 同様スペックのDF330Dより2,3千円高い |
以上の感想からどういった方にはオススメできるか考えた結果。
こんな方にオススメ♪
- DIY使いで出来るだけ音が静かな機種が良い
- ストレートシャンクを使いたい
の両方に当てはまる方。
反対に別の選択肢でいいのでは?という方は
別の機種が良さそうな方
- ストレートシャンクは使えなくても良い
- 手が小さい
- 大きな穴を開ける等のパワーが必要な作業がメイン
という方。
他機種をチェック
他機種を検討した方が良い方は以下記事をチェック
- 手が小さい⇒同等スペック機種で選ぶなら、マキタの「DF033D」もしくは「DF333D」
- チャック仕様にこだわらない⇒マキタの「DF030D」(六角軸ビット)
まとめ
ということで今回は『DF330D』をレビューしました。
兄弟機「DF030D」と比べるとサイズ的にも価格的にも1歩後ろを行く機種となってしまいますが、キーレスチャックが良いという方にはおすすめのモデル。
既にドリルを持っていてストレートシャンクを持ってるからそれ使いたい。という方は『DF330D』を選択肢の一つに。