今回ご紹介するのはHiKOKIのドライバドリル『FDS18DF』。
18VドライバドリルDIYモデルのラインナップはこの『FDS18DF』と「FDS18DA」があり、『FDS18DF』はパワータイプということになってます。
確かに「FDS18DA」よりもパワーはあるんですが(「3N・m」ほど)、それぐらいのパワーアップでそんなにサイズ大きくなる？？といったところが正直なところ。
今回はそんな一応DIYモデル最強パワー『FDS18DF』についてレビューしていきます。
ポチップ
| オススメできる方 | 他機種を検討した方が良い方 | ||
| 〇 |
取り回しは気にしない | ✕ |
なるべく扱いやすい機種が良い |
| 〇 | 少しでもパワーがある機種が良い | ✕ | パワーはそこまで必要ない |
| 〇 | 機能・耐久性よりも価格重視 | ✕ | 価格よりも機能・耐久性重視！ |
他機種をチェック
FDS18DFのラインナップ
『FDS18DF』のラインナップは2種類。
BGがバッテリー1個のセットで、2BGがバッテリー2個のセットとなってます。
本体単体のラインナップはありません。
FDS18DF(BG)
ポチップ
| 本体色 | 青紫 |
| バッテリー | 2.0Ah×1個 |
| 充電器 | 付属 |
| 収納ケース | 簡易ハードケース |
| その他付属品 | No.2(+)ビット |
バッテリー1個のみではありますが、DIY用途としては十分な容量。
フル充電からならΦ4.1×38mmのネジなら550本近く打ち込み可能。
余程のネジ打ちマシーンにならない限り、1日でバッテリー切れを起こす心配なしなので、DIYではバッテリー1個持ちでも十分です。
FDS18DF(2BG)
ポチップ
| 本体色 | 青紫 |
| バッテリー | 2.0Ah×2個 |
| 充電器 | 付属 |
| 収納ケース | 簡易ハードケース |
| その他付属品 | No.2(+)ビット |
(2BG)はバッテリーが2個のラインナップ。
バッテリー充電切れの待ち時間がもったいない、作業前の事前の充電を良く忘れる。という方はこっちのラインナップをオススメ。
また、バッテリーはプロモデルと共通で使回し可能なので、こっちでバッテリー2個セットを購入しておいて、1個をプロモデル用として使う方法もありです。
単純にドライバドリルが欲しい。他の電動工具は考えてないって方は(BG：バッテリー1個)で十分です。価格も安いですし。
DIYモデルというだけあってお値段お手頃
2BGだと定価が30,800円。時期によりますが楽天やAmazonだと20,000円前後で手に入るイメージです。
どの機種もだいたいメーカー価格の1万円引きぐらいで購入できますね。
同じ18VのDIYモデル「FDS18DA」(定価:29,700円)よりも1,000円ほど高くなっており、パワーの違いが価格に反映されてます。
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FDS18DFの外観とサイズ・重量
外観・基本スペック
今回購入したのは『FDS18DF(BG)』。Amazonで約17,400円。
外箱には「ハイパワー：最大トルク53N・m」とある通り、パワー押しの一品。
内容は本体・バッテリー・充電器のセットとなっており、ハードケースに入ってるので、持ち運びや保管に便利です。
が、ハードケース自体は薄いプラケースになっているので雑な扱いに耐えられるほどの強度は持ってない。
また、バッテリーは新型のBSL1820Mで残量表示付きとなってます。
2.0Ahバッテリーを取り付けるとこんな感じ。
パワータイプとアピールしているだけあって、本体のサイズは中々の大きめ。
同じ18Vのコンパクトタイプ「FDS18DA」と比べるとその差は歴然。
ヘッドサイズは4cmほど、重さだと300gほど『FDS18DF』の方が大きく取り回しは言わずもがな、「FDS18DA」に軍配。
ただその分『FDS18DF』にはパワーが。。。と言いたいところですが、その差3N・m。。。
たしかに3N・mでもパワフルであることは間違いないのですが、同じ18Vのプロモデルでコンパクトタイプの「DS18DE」でも70N・ｍ。
これくらいあれば「FDS18DA」との差別化も簡単にできて、「パワーが必要なら『FDS18DF』を」と声を大きくして言えたのかなと思いますが。
いかんせん3N・m。取り回しや価格を考えると、「FDS18DA」の方がいいんじゃないの？となっちゃいます。
下のアイリスオーヤマの小型電動ドライバが３.5N・m。
FDS18FAにこいつのパワーが乗ったぐらいか・・・
ポチップ
ポチップ
実際に使ってみた感想
| コーススレッド (木材：SPF材) | |
| Φ4.2×65mm | ◎(余裕) |
| Φ4.8×90mm | ◎(余裕) |
| コーチスクリュー (木材：杉材) | |
| Φ6×75mm | ◎(余裕) |
| Φ9×75mm | ○(可能) |
| ドリル穴あけ (木材：SPF材) | |
| Φ21mm | ◎(余裕) |
| Φ36mm | ◎(余裕) |
| ホールソー穴あけ (木材：コンパネ) | |
| Φ65mm | ○(可能) |
FDS18FAよりも確かにパワーあり
コーチスクリュー(Φ9mm)で明らかに違いが感じられましたが、確かに「FDS18DA」よりもパワーはあります。
「FDS18DA」では最後まで打ち込みできず、下穴が必要でしたが、『FDS18DF』なら下穴無しでも低速モードで何とか打ち込み可能です。
ただ、やはり差別化できるほどの違いか？と言われれば微妙、、、が正直な感想。
カタログ上のドリル(木工)穴あけ可能サイズも「FDS18DA」『FDS18DF』どちらも36mmですし。
ちなみに、電動ドライバドリル全体での『FDS18DF』の位置はこのぐらい。
18Vのプロモデル：パワータイプ「DS18DC」は140N・m。
コンパクトタイプの「DS18DE」でも70N・m。
やはりパワータイプとは言いにくい感じですね。
取り回しには難あり
実際に使って見てより感じましたが、ヘッドが大きい分、取り回しにくく、狭いところでの作業には向いてないです。
また、ヘッドが重い分、取り回していると疲れやすく、特に女性へはあまりオススメしない機種かなと思います。
ちなみに、14.4Vの「FDS14DF」と同じで、この紹介記事でも書きましたが、やはりちょっと大き過ぎかなと。
価格分のメリットは・・・
『FDS18DF』と「FDS18DA」、その価格差は1,000円程度。
サイズ感を含めた取り回し、パワーを考慮すると、わざわざ高い方の『FDS18DF』を買うのはどうかなと。
ただ、DIYモデルとしては最強パワーを誇ってますし、別に取り回しは気にしない方で、「大は小を兼ねる」少しでもパワーがある機種が良い！という方には相性のいい機種かなと思います。
実際の販売価格は上の定価より1万円ほど安くなってます。
FDS18DFはどういった方にオススメか
というわけで、ここまでの情報をまとめると。。。
| メリット | デメリット | ||
| 〇 |
DIYモデルでは最強パワーを持つ | ✕ |
とにかく大きいので取り回しに難あり |
| 〇 | バッテリー2個セットが2万円弱で手に入る | ✕ | FDS18DAとのパワー差はわずか |
| ✕ | FDS18DFよりも動作音が大き目 | ||
以上の感想からどういった方にはオススメできるというと
こんな方にオススメ♪
- 取り回しはあまり気にしない
- 少しでもパワーがある機種を
- 低価格で手に入れたい
の全てに当てはまる方。
反対に別の選択肢でいいのでは？という方は
別の機種が良さそうな方
まとめ
ということで今回は『FDS18DF』をレビューしました。
「FDS18DA」との差を語る気まんまんでレビューしようと思ってましたが、結果はお読みいただいた通り。。。
一応DIYモデル最強パワーとの称号は得てますが、少しでもパワーがある方が良いんじゃ！という方以外にはあまりオススメしないです。(すみません・・・)
総合的な評価は「FDS18DA」に軍配です。
