- JV186DB の基本スペックと構成内容
- スピード調整・オービタル・各種機能の実態
- JV184D・JV182D との機能差
- DIY入門機として買いかどうかの判定
今回ご紹介するのはマキタ製18Vジグソー『JV186D』。

18Vベーシックバッテリーのセット構成で、18Vコードレスジグソーとしてはかなり入りやすい価格帯の機種です。
スペック的には、マキタ10.8Vジグソー「JV101D」の18V版。
ブラシモーター・六角レンチ必要なブレード交換・必要最小限の機能構成——設計思想はJV101Dと共通で、電圧とバッテリー規格が違うだけです。
今回はそんな『JV186DB』についてレビューしていきます。
こんな方にオススメ♪
- ジグソーを初めて買うDIYユーザー。
- ベニヤ・合板・2×4材あたり中心で、速度調整の必要性があまりない方。
- できるだけ予算を抑えて、マキタ18V環境を導入したい方。
- ジグソーの使用頻度は高くないけど、とりあえず1台持っておきたい方。
別の機種が良さそうな方
- 長時間・連続作業が多く、より本格的な18Vジグソーを探している方。
⇒ マキタ JV182D、 マキタ JV184D - 10.8Vで似たようなスペックを探してる。
⇒マキタ JV101D - 他社も含めて本格機を比較したい方。
⇒ HiKOKI CJ18DA
ラインナップと価格

『JV186DB』のラインナップは1種類のみです。
| 型式 | 構成内容 | 参考価格 |
|---|---|---|
| JV186DB | 本体+BLB182バッテリー+DCB18WA充電器+ケース | 税込19,800円 |
| JV186DZK | 本体+ケース(一部店舗オリジナル) | 約13,980円 |
バッテリ・充電器付で約20,000円となっており、18Vコードレスジグソーとしては、かなりのお手頃価格。
本体のみの価格で比較すると、マキタのジグソーラインナップの中での位置付けはというと
『JV186D』は18Vながら10.8Vと同水準の価格帯。
上位機のJV184D(約21,000円)・JV182D(約32,500円)とは価格差ははっきりしてます。
基本スペック
外観・基本スペック

今回購入したのは『JV186DB』。バッテリー・充電器・ケースがセットになった構成です。
『JV186DB』のセット内容はコチラ。
JV186DBのセット内容
- ジグソー本体
- BLB182バッテリー(18V / 2.0Ah)×1個
- DCB18WA充電器
- ジグソーブレード B-10(木工用)×1本
- 六角棒スパナ
- 定規セット品
- ケース
- 取扱説明書

JV186DBの基本スペックはコチラ。
| 電圧 | 18V |
|---|---|
| 搭載モーター | ブラシモーター |
| 木材切断能力 | 65mm |
| アルミ切断能力 | 10mm |
| 軟鋼板切断能力 | 6mm |
| ストローク数 | 0〜2,900回/分 |
| オービタル | 切+3段階 |
| 本体質量 | 1.9kg(バッテリー含む) |
| サイズ | 長さ241mm × 幅128mm × 高さ65mm |
| バッテリー | BLB182(18V / 2.0Ah) |
| 充電器 | DCB18WA(充電時間 約90分) |
重さは1.9kgで、コードレスジグソーとして扱いやすい部類です。

ある程度の重量がないと切断時の安定感が落ちるので、このくらいの重さはむしろちょうど良し。

騒音値
無負荷時の動作音は約95dB。
他機種とやや数値的に差が出てますが、体感的にはほとんど変わらず。
測定誤差の範囲と考えるのでので、動作音がなるべく小さい方がいいからこの機種との選び方にはならないですね。
ブレードの種類・取り付け方法

ブレードはタイプB。ワンタッチ取り付けは非対応です。
ブレードの取り付け・取り外しは六角レンチでグリグリする必要があるため、やや手間ですね。(六角レンチはジグソー本体に付属しています)
集塵機接続

フロントカフス22を使って集塵機のホースを接続できます。
室内作業や仕上がりを気にする場面ではつないでおくと便利です。
スピード調整・オービタル・稼動ロック

| スピード調整方法 | トリガー |
|---|---|
| オービタル機構 | 切+3段階 |
| 稼動ロック | ロックオンスイッチのみ |
スピード調整方法
ブレードの上下スピードはトリガーの引き具合で調整。
木材を高速切断する場合はトリガーを目いっぱい引けばOKですが、金属類を切るときはやや抑え気味にする必要があります。(速すぎるとブレードがすぐにダメになっちゃいます。)
上位機の JV182D のようなダイヤルでの速度調整がついていれば楽なんですが、JV186Dでは自分の指先の感覚頼み。
ただ、ずっと同じ力でトリガーを引き続けるなんで神業を習得するには時間がかかるので、速度を落として使う必要がある場合は、ダイヤルでの速度調整がついているJV182D・JV184D、JV103Dを検討した方がいいです。
オービタル機構
オービタルは材料に合わせて切(0)とⅠ〜Ⅲの4段階で設定可能です。
| 切(0) | 軟鋼板・ステンレス・プラスチックの切断 / 木材・合板のきれいな切断 |
|---|---|
| Ⅰ | 軟鋼板・アルミ・硬質木材の切断 |
| Ⅱ | 木材・合板の切断 / アルミの高速切断 |
| Ⅲ | 木材・合板の高速切断 |
実際に使うと、オービタルの違いによる切れ味の変化は分かりやすいです。
DIY木工ならⅡ〜Ⅲが基本で、仕上がりをきれいにしたいときは切か Ⅰに落とす——という使い分け。
稼動ロック
| ロックオンスイッチ | スイッチONでトリガーから手を離しても運転継続 |
|---|
ロックオンスイッチはありますが、上位機(JV184D・JV182D)に搭載されている主電源スイッチはありません。
主電源スイッチは、ONしないとトリガーを引いても動かない安全機能で、一定時間後に自動でOFFになります。JV186DBにはないので、使い終わったらロックを自分でかける習慣が必要ですね。
その他機能

| ソフトノーロード機能 | なし |
|---|---|
| ソフトスタート機能 | なし |
| 低振動設計 | なし |
| 防じん・防水 | なし |
| LED | なし |
| 電気ブレーキ | あり |
機能は最小限の構成です。電気ブレーキ(スイッチを離したらすぐ止まる)はついていますが、それ以外の付加機能は無し。
無いとすぐに何か困るか、といえばそうではないんですが、やはり使用頻度が高いとこういった機能があると何かと便利・安心。
現場の粉塵環境で高頻度で使うのであれば防じん機能はやはり欲しい所ですね。
実際に使ってみる
| 材料 | 厚さ | 結果 |
|---|---|---|
| SPF材(1×4) | 19mm | 問題なし |
| SPF材(1×4) | 38mm | 問題なし |
| ラワン合板 | 15mm | スムーズに切断可能 |
DIY木工でよく使う素材は一通りこなせます。
切断スピード自体は上位機と比べると劣りますが、DIYの使用頻度なら、気になるレベルではないと思いますね。
曲線切りも小回りが利いて、棚板の角の切り抜きや中抜き加工もこなせます。
得意なシーン・厳しいシーン
他機種との比較
| 項目 | JV186DB | JV184D | JV182D | CJ18DA |
|---|---|---|---|---|
| バッテリー | 18V LXTベーシック | 18V LXT | 18V LXT | 18V / マルチボルト |
| 木材切断 | 65mm | 135mm | 135mm | 135mm |
| アルミ切断 | 10mm | 20mm | 20mm | − |
| 軟鋼板切断 | 6mm | 10mm | 10mm | 10mm |
| ストローク数 | 0〜2,900回/分 | ストローク23mm | 800〜3,500回/分 ストローク26mm |
0〜2,500回/分 ストローク26mm |
| モーター | ブラシ付き | ブラシレス | ブラシレス | ブラシレス |
| ブレード交換 | 六角レンチ | ワンタッチ | ワンタッチ | ワンタッチ |
| ソフトノーロード | なし | あり | あり | − |
| 主電源スイッチ | なし | あり | あり | − |
| 本体質量 | 1.9kg | 2.3kg | 2.5kg | 2.7kg |
| 価格 | 参考価格 税込19,800円※1 |
ZK 税別28,800円 RG 税別63,900円※2 |
ZK 税別44,800円 RF 税別75,300円 RG 税別79,900円※2 |
NN 税別48,000円 XPZ 税別78,600円※2 |
JV186DBは性能面では明確に下位ですが、そのぶん価格と軽さの魅力が大きいです。
切断能力・ブラシレスモーター・ワンタッチブレード交換まで求めるなら、JV184D などの上位機種のほうが後悔しにくい。
JV186DBのメリット・デメリット
✅ メリット
❌ デメリット
Q&A
購入判定
まとめ

ということで今回は『マキタ JV186DB』をレビューしました。
JV186Dは、18Vコードレスジグソーとしてはかなり手を出しやすい価格で、しかも軽くてDIY用途に使いやすい1台。
木工中心で、たまに曲線切りや中抜きもしたい、という方にはかなり魅力的です。
ただし、2.0Ahバッテリー構成、約90分充電、専用充電器、そして上位機より控えめな切断能力は、しっかり理解しておきたいところ。
オススメできるのは「DIY入門でコスパを重視したい方」、逆に向かないのは、「長時間作業や厚物切断まで見据えた本格派の方」。
用途がハマるなら、かなり満足しやすい機種だと思います



