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【2026年】ヒートガンおすすめ6選|騒音実測+用途別

📖 この記事でわかること
  • ヒートガンとは何か(ドライヤー・ガスバーナーとの違い)
  • ヒートガンの選び方と、状況別のおすすめ
  • カタログに載っていない騒音の実測データ
  • 用途別(DIY初心者・職人・塗装剥がし・熱収縮チューブ)の絞り込み

「ヒートガンって結局どれを買えばいいの?」

この疑問に答えるために、Makita・HiKOKI・高儀の6機種を実際に手元に揃え、温度・冷却・電源・付属品・取り回し・騒音の軸で使い比べました。

カタログには載っていない騒音の実測データと、6機種を使い込んだからこそ分かる操作感・クセも正直に書きます。

ヒートガンとは?

ヒートガンは、内部のヒーターで加熱した空気をファンで送り出し、300〜600℃の熱風を局所的に吹き付ける電動工具です。見た目はドライヤーに似ていますが、出せる温度がまったく違います。

ヒートガン ヘアドライヤー ガスバーナー
温度 300〜600℃ JIS規格で140℃以下 800〜1,300℃以上
火の有無 なし(熱風のみ) なし 裸火あり
温度制御 機種により可能 強/弱程度 難しい
引火リスク 低い 非常に低い 高い

ドライヤーでは温度が足りず、ガスバーナーでは火力が強すぎる——ヒートガンはその中間を埋める道具です。火を使わずに高温を得られるため周囲への引火リスクが低く、温度と風量をコントロールしやすい点がDIYや現場で重宝される理由です。

基本構造

構造はシンプルで、大きく3つのパーツで成り立っています。

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ヒーター(発熱体)
空気を加熱する心臓部。ニクロム線やセラミックヒーターが使われます。
2
ファン(送風部)
ヒーターで加熱された空気をノズル方向に送り出します。風量の強弱はこのファンの回転数で決まります。
3
ノズル(吹出口)
熱風が出る先端部分。交換式のアタッチメントノズルを付けることで、集中・拡散・曲面など用途に応じた当て方ができます。

ヒートガンでできること

ヒートガンは、家庭用ドライヤーより大幅に高温の熱風を局所的に吹き付けられる電動工具です。

家庭用ドライヤーがJIS規格で140℃以下に制限されているのに対し、ヒートガンは機種により最大550〜600℃に達します。「火を使わずに高温を得られる」のが最大の特徴で、ガスバーナーのように裸火が出ないため周囲への引火リスクが低く、温度と風量をコントロールしやすい点が現場やDIYで重宝される理由です。

用途を温度帯で整理すると、低温域(80〜200℃)では熱収縮チューブの収縮・シュリンクフィルムの包装・カーラッピングフィルム施工。中温域(200〜400℃)ではレジン気泡抜き・塩ビ管の曲げ・はんだ予熱。高温域(400〜600℃)では古い塗装やシールの剥がし・凍結水道管の解凍などです。

失敗しない選び方

① 電源(有線 / コードレス)

有線100Vはコンセントがあれば作業時間に制限なく使えます。ただし高儀 HG-1450Aだけは定格使用時間が20分と短い点に注意してください。

コードレスは電源を引けない場所で圧倒的に便利です。HG181Dは18V・BL1860B装着時に弱モード約30分、RH18DAは18V/MV・BSL36A18装着時の400℃で約21分、HG001Gは40Vmax・BL4040装着時で全力約14分です。

② 温度(上限より「合わせやすさ」が大事)

最高温度は各機種500〜600℃に集中しますが、熱収縮チューブなら90〜150℃、塩ビ曲げで80〜260℃、塗装剥がしで300〜500℃が実用域です。重要なのは目標温度への合わせやすさです。

HG-1450AとRH600Tは2段切替のみですが、RH600Tは250/500℃、HG-1450Aは約300/約500℃と低温側の設定値が異なります。HG001GとRH18DAは液晶で10℃刻みの数値設定が可能。HG181Dはダイヤル無段階(数値表示なし)。HG6031VKは2段スイッチ+ダイヤル9段の組み合わせです。

💡
HG001Gは停止中でも温度設定を変更できる唯一の機種です。作業前に狙いの温度をセットしてからスイッチを入れる段取りが組めます。RH18DAは運転中のみ設定変更可能なため、段取りのテンポがやや異なります。

③ 冷却(ワンタッチ急冷は1機種だけ)

加熱後の素材やノズルを素早く冷ます手段があると、作業の段取りが変わります。3段階で整理すると分かりやすいです。

ワンタッチ急冷:RH600Tだけ。急冷ボタンを押してスイッチを引くと約50℃の温風が出ます。6機種中唯一「ボタン一発で冷却モードに入れる」機種です。

手動で低温設定すれば冷却可能:HG001G・HG181D・RH18DA・HG6031VK。やり方は機種によって異なりますが、手動で温度を下げれば低温送風による冷却運用ができます。

冷却手段なし:HG-1450Aだけ。2段切替の最低が約300℃のため、電源を切って自然冷却を待つしかありません。

④ 付属品・ケース

RH600Tはノズル4種+グリップ付きスクレーパ+ケース。HG6031VKはノズル4種+スクレーパ2種+ケース。HG-1450Aはワイド・スポット・フック・ヘラ型ノズル+スクレーパ+ケースで価格帯を考えると手厚い構成です。コードレス機のHG181D・HG001Gはノズル4種付属ですがスクレーパとケースは別(ZKモデルはケース付き)。RH18DAはノズル3種で、システムケースはNNPモデルに付属します。

⑤ 騒音(実測データで確認する)

ヒートガンはファンとヒーターで高温空気を送り出す構造上、意外と音が出ます。メーカーカタログに騒音値が載ることはほぼありません。筆者が全6機種の騒音を実測した結果を後述の比較表に掲載しています。

💡
dBは対数尺度で、10dBの差は体感で約2倍のうるささに相当します。今回の最静音(HG181D弱62dB)と最大音(HG-1450A強84dB)の差22dBは、体感で4倍以上うるさいという意味です。60dB=洗濯機、70dB=やかんの沸騰音、80dB=地下鉄車内が目安です。

5秒で選ぶ早見表

DIYで初めての1台。有線OK
HiKOKI RH600T 0.57kg最軽量。唯一のワンタッチ急冷。付属品・ケース充実
Makita 18Vバッテリーを持っている
Makita HG181D 弱62dBで最静音。コードレス。追加投資ゼロ
HiKOKI 18V/MVバッテリーを持っている
HiKOKI RH18DA 液晶+10℃刻み。コードレス。追加投資ゼロ
騒音を最小限にしたい
HG181D or HG6031VK 弱62〜63dB。普通の会話レベルの静かさ
予算を最優先で安く試したい
高儀 HG-1450A 最安価格帯。ただし騒音84dB・定格20分・冷却手段なし・煙と臭いあり
温度・風量を追い込む職人のメイン機
Makita HG001G 10℃刻み×4段風量×COOL送風。停止中に温度設定可

6機種 比較表(実測データ付き)

機種 電源 温度(℃) 温度調整 冷却 付属品 質量 騒音(実測)弱/強
Makita HG181D 18V 環境温度〜550 ダイヤル無段階 ダイヤル最低で環境温度送風 ノズル4種 1.3 kg 62 / 73 dB
Makita HG001G 40Vmax 環境温度〜600 10℃刻み・液晶(停止中設定可) COOLモード(送風切替) ノズル4種 1.7 kg 65 / 80 dB
Makita HG6031VK 100V Sw1:50〜350 / Sw2:80〜550 2段スイッチ+ダイヤル9段 Sw1+ダイヤル最低で50℃送風 ノズル4種+スクレーパ2種+ケース 0.67 kg 63 / 70 dB
HiKOKI RH18DA 18V/MV Ⅰ:30〜400 / Ⅱ:30〜550 10℃刻み・液晶(運転中のみ) 30℃設定で低温送風 ノズル3種 1.3 kg 71 / 75 dB
HiKOKI RH600T 100V 2段:250 / 500 2段切替 ワンタッチ急冷(≈50℃) ノズル4種+スクレーパ+ケース 0.57 kg 69 / 77 dB
高儀 HG-1450A 100V 2段:約300 / 約500 2段切替 なし(最低でも約300℃) ノズル4種+スクレーパ+ケース(定格20分) 約0.6 kg 79 / 84 dB

※HG181Dの風量は吐出値70/110 L/min(周囲空気を巻き込んだ総風量は120/200 L/min)。各社の風量測定条件が統一されていないため、本表では風量の機種間比較は行っていません。

騒音比較(実測グラフ)

Makita HG181D
6273
Makita HG001G
6580
Makita HG6031VK
6370
HiKOKI RH18DA
7175
HiKOKI RH600T
6977
高儀 HG-1450A
7984
606366697275788184
騒音レベル(dB)※筆者実測値
Makita HiKOKI 高儀

静音性を重視するなら、弱モードが60dB台前半のHG181D(62dB)とHG6031VK(63dB)が第一候補です。この2機種は「普通の会話〜洗濯機」程度の音量で、日中の室内作業なら比較的使いやすいレベルです。HG-1450Aの強84dBは他機種と大きく差がある点に注意してください。

用途別おすすめ

熱収縮チューブ・シュリンク包装(低温域)

第一候補はHiKOKI RH600T。スイッチ方式で「置いて上向きで当てる」使い方に向いており、両手でチューブに材料を通しながら据え置きで作業できます。ワンタッチ急冷で作業→冷却→片付けの流れもスムーズです。

第二候補はMakita HG181D。コンセントのない場所での配線作業ではコードレスの機動力が効きます。弱62dBの静粛性も魅力です。

塗装剥がし・シール剥がし(中〜高温域)

第一候補はMakita HG6031VK。有線で連続使用でき、スイッチ2(80〜550℃)+ダイヤル9段で温度を合わせやすい。スクレーパ2種+ケースが標準付属で「塗装剥がしセット」としての完成度が高く、騒音も弱63dB・強70dBと有線機の中で静かです。

第二候補はHiKOKI RH600T。ワンタッチ急冷で「加熱→スクレーパ→冷却→次の箇所」のサイクルが回りやすく、据え置き上向きの操作性でもHG6031VKより上です。

樹脂・塩ビ管の曲げ加工(均一加熱が鍵)

第一候補はMakita HG001G。50〜600℃を10℃刻み・風量4段で「このパイプにはこの温度」を数値で正確に再現できます。停止中に温度を設定してからスイッチを入れられる段取りの組みやすさも強みです。ただしアダプタ部が大きいため、壁際や配管裏など狭い場所での使用は物理的に難しいケースがあります。

第二候補はHiKOKI RH18DA。同じく10℃刻み+液晶で温度の再現性はHG001Gに匹敵。HiKOKIバッテリー環境があれば追加投資なしで導入できます。

DIYの「まず1台」

第一候補はHiKOKI RH600T。軽さ・付属品の充実・ワンタッチ急冷・有線で連続使用と、初めてのヒートガンに必要な要素が揃っています。

予算最優先なら高儀 HG-1450Aも入り口として機能しますが、騒音(強84dB)・定格20分・冷却手段なし・使用後の煙と臭い・耐久性への不安を事前に許容できるか確認してください。

職人のメイン機

制御精度を最優先するならMakita HG001G。10℃刻み×4段風量×COOL送風×オレンジ液晶で6機種中最も制御系が充実。全力運用で約14分なので予備バッテリーは必須です。

有線で時間無制限の連続運用ならMakita HG6031VK。HiKOKI資産がある職人にはHiKOKI RH18DA(液晶+10℃刻み×30℃から冷却運用可)。

各機種の詳細スペックと使用感

各機種のカタログに載らない使用感・クセ・惜しい点まで、個別レビューにまとめています。

マキタ HG181D レビュー マキタ HG001G レビュー マキタ HG6031VK レビュー HiKOKI RH18DA レビュー HiKOKI RH600T レビュー 高儀 HG-1450A レビュー

Q&A

Q ヒートガンとドライヤーの違いは?
A 最大の違いは温度です。ヘアドライヤーはJIS規格で140℃以下、ヒートガンは300〜600℃。軽いシール剥がし程度ならドライヤーで代用可能ですが、熱収縮チューブや塗装剥がしにはヒートガンが必須です。
Q コードレスと有線、どっちがいい?
A 「使う場所」と「使う時間」で決まります。コンセント近くで長時間作業なら有線。電源が引けない場所ならコードレス。すでにMakitaやHiKOKIのバッテリーがあれば同一プラットフォームを選べば追加投資不要です。
Q 2段切替と10℃刻み、どちらが必要?
A 熱収縮チューブを縮める・シールを剥がす程度なら2段で十分です。異なる素材を繰り返し扱う職人や、曲げ角度を精密に制御したい方には10℃刻みの再現性が仕上がりに直結します。同じ10℃刻みでもHG001Gは停止中設定可能、RH18DAは運転中のみという操作性の差があります。
Q 冷却機能の差は実際どのくらい?
A RH600Tだけがワンタッチ急冷ボタンで頭ひとつ抜けています。HG001G・HG181D・RH18DA・HG6031VKの4機種は手動で低温にすれば冷却運用可能でほぼ横並び。HG-1450Aだけが最低でも約300℃のため、自然冷却を待つしかありません。

まとめ

まとめ|状況別の結論

  • DIY初心者・最初の1台:HiKOKI RH600T。軽さ・付属品・ワンタッチ急冷・据え置き操作性がすべて揃った最もハズレのない選択
  • 静音性重視(住環境配慮):Makita HG181D(弱62dB)またはMakita HG6031VK(弱63dB)
  • 職人のメイン機・制御精度最優先:Makita HG001G。10℃刻み×4段風量×停止中設定可で6機種中制御系トップ
  • コードレス10℃刻み・HiKOKI環境:HiKOKI RH18DA。追加投資ゼロで液晶機が使える
  • 有線・連続使用・全部入り:Makita HG6031VK。0.67kg×9段ダイヤル×ケース付きのバランス機
  • 予算最優先:高儀 HG-1450A。ただし騒音・冷却なし・煙臭い・定格20分の制約を事前に確認を
  • この記事を書いた人

ode

主にマキタ(makita)とハイコーキ(HiKOKI)の電動工具をひたすらに買いレビューするという、アタオカな30代。 元々は電動工具ってどれ選んだらいいねん!と自分が毎回悩んでいたことから始めてみた、レビューブログ。 少しでも皆さんの工具選びの参考になれば幸いです。 元マキタ信者。今はHiKOKIのマルチボルトの魅力に触れ絶賛二股中。

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どうも、日ごろから電動工具を買い集めてはレビューを繰り返している筆者です。 そんな私にとって見逃せないAmazonセールイベントが今年もやってきました。 その名も【Amazon新生活セールFinal】 ...

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